KH250 エンジンオーバーホール その4
2010年 07月 17日
当店は、第三週目の水曜日と木曜日は連休日なのです。
月一の連休なので、この時ばかりと寝て充電します。・・・20代30代の人間には、
分からないジジイの体の疲れ・・・50代の人間には痛いほど分かると思われますが・・
気合と根性!なんてよく言います。でも体は正直です。老化現象フル加速中!
オートバイとは違うので、拙者、痛んだ所は全て寝て治すでござる。
KH250 エンジンオーバーホールのつづきです。
図は、クランクオーバーホールで交換したパーツです。
図に無いクランクサイドシール、コンロッドも交換しています。
コンロッドは秘蔵の純正中古品に交換・・・残りわずかです。GT380用も持ってます。
右サイドのオイルシールのみ社外品、それ以外は純正新品部品で交換してます。
・・・再使用できたのはクランクウエイト部分のみでしたが復活しました。・・めでたし、めでたし、
図は、やれたクランクピンです。磨耗と腐食で寿命でした。・・コンロッドやトムソンベアリングも
同じでした。・・・ご臨終。
アップで見るとこうです。・・・もちろん交換しました。
復活クランクAssyです。2サイクルのクランクは構造上、寿命が短いです。
20000kmに一回メンテですかね。ストレスによって変わりますが、30000km以上は
使わない方がいいです。・・・ハイパワーにすると1000kmもたないエンジンもあります。
クランクオイルシールです。でかでかと MADE IN JAPAN !!!!
部品は、やはり日本製一番ですよね。
社外オイルシールセットとガスケットセットです。
もちろん、オイルシールは日本製です。全く問題なし。・・・・ガスケットは不明です。・・・
やはり、ガスケットはいまいちでした。・・・・型ずれ有りの物もあり・・修正して使いました。
社外オイルシールセットの製造メーカーは世界最高水準の NOK株式会社 です。
クランクケースにミツション装着します。・・・このケースの固定ボルトは
全箇所スタッドボルトタイプです。・・・恐るべし1970年代です。この時代の
カワサキは、すばらしい物作りです。・・・さすがカワサキーですね。
クランクAssyとキックギアAssy装着します。・・・・クランクを、おさめるクランクケース部分
・・・ベアリングがおさまる所。・・・耐久性向上!なんと鉄が鋳込んであり加工されてます。
近年のオートバイも見習って欲しい作りです。・・・当時はフラッグシップ・カワサキです!
・・・1970年代カワサキ・・・・と・・・・2000年代カワサキ・・・・の違いは?
・・・リーゼント・カワサキー・・と・・・今時のロンゲ・カワサキ・・・ですかぁー。
ケース被せて完了です。クランクオイルシールが誇らしげです。・・・・新鮮で、うまそう。
ちゃんと仕事をこなすクランクシャフト!いやー、気持ちいいですねー。
その5へつづく。