中島飛行機・栄~プリンス~日産・A型 その5
2011年 01月 16日
中島飛行機・栄~プリンス~日産・A型 は一旦、最終回でござる。
実は、新しく投入のGXシリンダーヘッドの加工がまだでござり・・・
ビッグバルブにともなうポート加工に燃焼室加工なのですが・・・せっかく作ったものの・・・
バルブサイズを変更したくなり・・・一度も使うことなく・・・仕様変更決定!
もったいないが・・・心残りの無いようにしたいので・・・作り直します。
それでは、前回のつづきです。
コンロッドにピストン組み付けます。オートバイとは違う組み付けパターンです。
コンロッド大端部(ビッグエンド)です。ここにコンロッドメタルを装着します。
左がコンロッド本体側です。右がコンロッドキャップ側です。・・・本体側に潤滑用吹き出し
穴が開いてます。ここからオイルをシリンダー・ピストン裏へ飛ばします。・・・
低回転で走ることが多い場合はあったほうが潤滑が確実でいい。・・・
コンロッドメタルにとっては、油圧や油量が少しでも確保できるので穴は無いほうがいい。
オートバイでは、ホンダは穴が開いているが、カワサキは開いてない。・・全車ではないが。
やはりカワサキのエンジンはのんびり走る設計でない事がわかる。もし穴が開いていたとしても
油圧が低いカワサキ車は勢いよくオイルが飛ばず・・・意味が無いから開いてない?それよりも
ビッグエンドから飛散してくるオイルで十分!Z1はトムソンベアリングタイプだからなおさら飛散での
潤滑。しかもギアポンプ・・・最低のオイル流量・・・・でもピストンやピストンピン焼き付かない!・・・
・・・低圧でも問題ない!が社風となったのだろうか?・・・でも低圧での悪影響は少なかれど出てる。
教習所での低速のんびり教習車は、ホンダでしょう。カワサキはつらい。
穴無しの場合・・・エンジンを、ぶち回せばクランクピンの潤滑を終え湧き出したオイルが遠心力で
360度飛び散るから潤滑OK。・・・・・・あまりにも悲しいシステム。
専用のオイルジェットがあるエンジンは最高でござる。忍者にもサニーにも欲しい!オイルジェット!
ニスモメタルはレース用です。・・・・メタルには穴が無い!
・・・・高負荷でエンジンぶち回す事が前提ですからメタル潤滑が優先でござる。
遠心力で飛び散るオイル量はエンジンぶち回してるので多く問題なし!・・・てな事で、
拙者のサニーは長時間のアイドリング・渋滞は禁止です。常に4000rpm以上を多用する事!
・・・このメタルのおかげで・・・・大変でござる。・・・だから乗る回数が減るのです。また、
市街地走行は仕方ないので・・・超高級オイル添加剤にも頼るはめになってます。
A14改・・・まさしく鮫のようなエンジンとなりました。
忍者も鮫のようなエンジン搭載でござる。・・ぶち回したほうがいいでござる。
クランクケスとシリンダーが分割するオートバイは、クランクにコンロッドを組み付けて、
ケース組み付けた後ピストンを装着します。
シリンダーとケースが一体である車のシリンダーブロックは・・・コンロッドとピストンを、
先に組み付けてシリンダー上方から組み付けます。・・・・オートバイでもヤマハVmaxや
ホンダVFRやVTなどはシリンダーとケースが一体なので車と同じ組み付けでござる。
ピストンをスカート側から挿入・・・・ピストンリングが入らないので、ピストンリングコンプレッサー
を使います。ピストンリングを絞込み、押し込むのです。
4気筒とも装着完了です。・・・・これで、総排気量1508ccです。
梱包しまして今しばらくおやすみなさいでござる。
今回、ここまでです。・・また作業開始しましたらレポートします。