GPZ900RーA7 Iさん号エンジンオーバーホール その5
2011年 07月 20日
GPZ900RーA7 Iさん号エンジンオーバーホール その5
クラッチ系部品です。・・・ベースにするのは・・・左側か右側か・・・共に使えますが
より良い方で組み立てます。結果は左側採用です。
使用部品はピカピカに掃除します。交換の新品部品は全て点検いたします。
クラッチ系を組み立てます。
ジェネレーターチェーン系です。・・・過酷な部品で、ノーメンテですと切れます。
セルスターターの駆動をクランクへ伝える。クランクの駆動をジェネレーターに伝える。
2つの伝達を・・・このサイレントチェーンが受持ちます。・・・
構造上古くなると、スターター駆動時にテンショナーがバタついて異音が発生します。
・・・・各部品を点検し駄目な部品は交換した方が良いです。
そのまま使用すると・・・確率高くサイレントチェーンは切れます。
図の、左側が太いチエーンとダンパーの容量アップした対策品・・・国内仕様はA8から
逆車はA10から(A9かも?)採用されてます。
図の右側は対策前のもの(図はA7)でチェーン細くダンパーも小さい。
ZRX1200の中期からはさらに極太となってます。
左がA10で右がA7です。・・・A10はチェーンの幅が広いのでスプロケットの幅と
スライダーの幅も広いです。
カップリング横からの比較です。・・・中に衝撃吸収するゴムが入ってます。
左がA10で右がA7です。A10は径が大きい。
カップリング正面からの比較です。・・・・左がA10で右がA7です。
取り出しました、カップリングダンパーの比較です。・・・・左がA10で右がA7です。
発売から大きな変化のない忍者エンジンですが、各部のプチ対策はされてます。
カップリングダンパーですが・・・ゴム部品ですので消耗品。・・・大量に持ってます。
反対側のジェネレーター側にも使っています。
「忍者オーナーさん・・・ダンパーラバーを、たまには見てやってください。」
組立てます。・・・これでボアアップエンジンも気持ちよくクランキングできます。
クラッチ廻り完成。
カバー装着しまして腰下完成しました。・・・・・残すは腰上です。・・・・つづく。