GS750Eのエンジンオーバーホール その2
2011年 09月 03日
GS750Eのエンジンオーバーホール その2 でござる。
腐りまくりのネジを外しまして・・・
クランクケース分割しました。・・・ミッション摘出、クランクシャフトも摘出です。
クランクは振れが・・・限度値でござる。残念。
ケースだけになりました。
シリンダーヘッド各部分解です。・・・ダイレクトプッシュの8バルブは楽チンですな。
お掃除しまして・・
・・・各部点検します。・・・・バルブ廻りは交換です。
新品の純正STDピストンです。・・・このピストンに合わせてシリンダースリーブを製作し
入れ替え、ボーリングします。・・・・オーバーサイズでボーリングが格安でいいのだが・・・
オーバーサイズは生産中止です。・・・STDピストンよりもオーバーサイズピストンでしょ!
ボーリングしたいのに・・・STDピストンはマジいらん!
最近・・・オーバーサイズ廃止のメーカーが多いのですが、STDピストンだけの発売なら
格安でシリンダーも販売して欲しいでござる。・・・が・・・STDピストンが入手できるだけでも
幸せかぁ~。
こちら・・・タコメーターの駆動ギアでござる。
なにがどうして・・・何時間も格闘・・・全く取れず・・・遂に破壊!して取りました。・・・バンザイ!
もちろん、新品部品は買いそろえてあります。
旧車のエンジンオーバーホールが大変な作業であるのは・・こんな事の連続だからです。
GSのサービスマニュアルです。・・・その中に・・・
各部の特徴が載ってました。・・・ちょっと笑っちゃいますが、当時は最先端車両!でござる。
スイングアームのニードルベアリングは、今ではあたりまえですが・・・
ゴムブッシュや銅ブッシュの車両もありましたなっ。・・・・ベアリング入り!が偉い時代です。
摩擦式のステアリングダンパー装着のバイクもあったが、最低でござる。それに比べるとGSは
夢のバイクでござる。
安全、確実な油圧ディスクブレーキ!見やすいスピードメーター!・・・素晴らしい!!!!!!
新設計のダブルクレードルフレーム!操安性の良いフロントフォーク!・・・最高ですなぁ~!!!
ヨレヨレのフレーム!スコスコのフォークよさらばですなっ。・・・・今、GS乗ると・・・ヨレヨレのスコスコ?
この時代を知れば・・今時のオートバイが物凄く進化している事に驚きます。・・・でも・・
歴代のバイクがあったからこその進化でござる。・・・そんな中、退化しているバイクもあるが・・・