GPZ750 TURBOにブレンボキャリパーでござる。その1
2011年 10月 19日
フルストックの綺麗なGPZ750TURBOでござる。
当時物だが恐ろしく綺麗!・・・・改造するのがもったいないが・・
ブレンボのキャリパー装着(ホイールやブレーキディスクは純正使用希望で!)その他依頼。
無骨なロッキードでなく流行のブレンボでござる。
フロントは40mmの4ポット。リアは削りの2ポット。・・・もちろんボルトオンではない。
・・・1984年式・・・設計が古く・・・純正は片押しの1ポットキャリパーの為、全てが狭く・・・
キャリパーすら入らないところからのスタート!装着するためには各部の加工と製作が必要。
また、前後足廻りのフルメンテナンスも同時作業でござる。
750TURBOです。作業は・・・
前後ホイール、フロントフォーク、ステム、スイングアーム、サスリンクのフルメンテナンス&
タイヤ、チェーン、スプロケ(530へ)、リアサス(WPへ)の交換、ブレーキ系はブレンボとする。
その中の・・・製作物。
板材をくりぬいて・・・・作ったものは?
これです。・・・・削って捨てた部分が大半でござるなっ。
フロントブレーキディスクのスペーサーです。・・・(まだ加工途中ですが)
ホイルとディスクの隙間が狭すぎて4ポットキャリパーが入らないので、このスペーサーの厚み分
ディスクが外へ移動して4ポットキャリパー装着可能です。
フロントホイールです。
スペーサーを装着しまして・・・
ブレーキディスク装着します。・・・・これでキャリパーが入りました。
このオフセットにより・・・・
スピードメターギアのケーブル取り付け部分もずらさなければ・・・ディスクと当たる
ので加工です。・・・やはり一箇所だけでは済まないですなっ。
この後、キャリパーサポート製作するのですが・・・その前に
フォーク側の隙間も狭く・・・ボトムケースまでも加工でござるのです。
フォーク分解しての加工ですが、メンテナンスと同時に作業しますかぁ~。
その後・・キャリパーサポート製作ですなっ。・・・
・・・寸法取ったり、加工したり・・・狭いというのは実に大変でござる。
フォークメンテ&加工は・・・メンテ部品注文でござる。部品入荷までに
リアブレーキ周りの加工でござる。
リアディスクに2ポットキャリパーの装着!・・・・さっそくOUT!
ディスクの幅がぶ厚い!キャリパーとのクリアランスが少なすぎますので、
・・・最小限の研磨し装着致します。
この後、キャリパーサポート製作します。リジットタイプの下側取り付けでござる。
サポート製作し・・・
スイングアーム外して・・・・トルクロッドのマウントブラケット製作し・・・・
これから、溶接でござる。
ブラケットは・・・7N01材の削り出し・・・溶接面は90度2面です。・・・抜群の強度。
スイングアームのリブに合わせ・・・はめ込み装着での溶接でござる。
溶接完了!
・・・・この後、スイングアームはダイヤモンドコートのブラックで塗装します。
7075材のリアキャリパーサポートは最終仕上げ・・・トルクロッドも製作・・・各部品完成でござる。
アルマイト処理でのブラック仕様とします。
「最近の流行はブラックですなっ。」