エンジンオーバーホール三昧!・・・めざせロングライフ! ZRX1200Rエンジン・・・その2
2013年 05月 04日
めざせロングライフ! ZRX1200Rエンジン・・・その2でござる。
前回は分解点検測定し、部品の注文まででした。・・・その後のつづきです。
「来ました来ました!」
A2のエンジンオーバーホールで必要な
純正部品が全て揃いましたっ。・・・ので・・・
「作業再開でござります!」
組み立て前に、全てのエンジン部品(沢山)を、さらに綺麗にお掃除いたしますっ。
・・・風呂入れや、カーボン落としやスラッジ落としや、錆び除去や、ガスケット除去や・・
まぁ~膨大な時間が掛かります。・・・これらのお掃除が無ければ最高なのですがぁ~ねっ。・・・
ミッションのメンテナンス作業中の図です。
時は経ち・・・・インプット側&アウトプット側ミッション・・・・「メンテナンス完了っ!」
ホコリが付かないように保管致します。
ロアクランクケース側の各メンテナンス中の図です。
ロアクランクケース側完了。
組み立てまで保管いたしますが・・・ホコリが付かないように保管っ。
お次は、アッパークランクケース側の各メンテナンスでござる。
エンジン内部の部品は・・・・走行距離と経過年数と乗り方とメンテサイクルで大きく変化っ!
まだまだ使える部品と、全くダメな部品と・・・・その中間の部品と、微妙な部品が存在いたし・・・
全ての部品が同時期に同じ様にすり減るわけではないのでござるなぁ~。
現状把握し、今後の耐久性を考えてのフルオーバーホールが一番っ!
クランク系のメンテナンスです。
コンロッドボルトとセンターポンチです。
ボルトのおしり・・・・・・センターに「ポチッ!」
ボルトのあたま・・・・・・センターに「ポチッ!」
ポチッとポチッが基準点でござる。そのポチッとポチッにマイクロメータをセット!
・・・・・ボルトの長さを測定いたすのでござる。
コンロッドにボルトを装着いたし・・・・メタル装着し・・・
クランクにコンロッドセット!・・・・・・ボルト&ナットは、まだ締めてません。・・・
ボルトの長さを測定っ。・・・このボルトは52、047mmです。
締めつけますと、ボルトは引っ張られ伸びます!・・・・締めては測定しを繰り返し・・・
52,301mmまで伸びましたの図。・・・目標の伸びまで締めつけて完了でござる。
この方法はボルトの塑性変形を利用した締めつけで、正確で安定した軸力が得られます。・・・・
・・・塑性変形で組み立ててありますので、再使用禁止でござる。・・・
・・・コンロッドボルト破断しエンジンブローいたします!
完了です!
・・・・トルクレンチで締めるだけの方法より遥かに時間を要します。
時間をかけて下準備いたしたクランク、ミッション、アッパーケース、ロアケース他を
組み立てまするっ!・・・・「いやぁ~、ようやくでござる~!」
でも、まだまだ続きます・・・・
クラッチ系メンテいたし・・・・その中の・・・
クラッチスプリングです。
左は新品、右は旧。・・・・へたりで縮んでますなっ。
組み立てます。・・・「あらよっ。」
クラッチ系&ジェネレーター系、完了!
シフト系メンテし組み立てます。
完了!
セルモーター、ジェネレーターもお掃除いたし・・・装着いたし・・・
オイルパン内のオイルポンプやデリバリーパイプ等メンテいたし・・・組立てまするっ。
最後に、エンジン台にセット。・・・腰下完成でござる!
・・・その3へつづく。