スペシャルチェック後の各部メンテでござる。・・・GPZ900R編その5
2013年 08月 04日
今回は、カムシャフト系のメンテでござる。・・・
・・・このエンジン異音がござり・・・本来のノイズより、だいぶ大きい異音です。
カム山は、綺麗なもんですっ!・・・ロッカーアームも問題なしでよかった。・・・しかし!
バルブクリアランスが!!!
・・・・・0.45mm~0.50mmもござるぞっ!・・・狭いところでも・・・0.35mmですかっ?
こりゃ広すぎますなっ。その昔オーナー自身で調整いたしたとのことで・・・
何か手違いがあったのでしょうなっ。・・・・基準値に調整いたします。
そして・・・バカテンショナーは、のんきに固着って死んどりますがなっ・・・かなりの確率です。
チェーンガイドも22年もので傷んでます。・・・左新。右旧。
カムチェーンでござる。
左新。右旧。ですが・・・・テンショナーがしっかりと遊びを取らないと早期に伸びますっ!
新旧比較っ!・・・・摩耗で伸びてます。
そんなこんなです。
バルブクリアランス広すぎ。チェーンの伸びでバルタイ遅れ・・・パワーダウンし、
テンショナー不良でチェーンがバタツキ、バルタイ不正確となり・・・・さらにパワーダウンでござり!
新品チェーンに交換!・・・伸びた分遅くなったタイミングも、正しい位置にもどりますっ~♪
テンショナーは、マニュアルテンショナーに変更!正確で確実な調整できます。
テンショナーもベストになり、バルブクリアランスもバルタイも正確となり・・・
異音も消えて、パワー&トルクもアップでござる!
「22年ものの各部品は、まんべんなく傷んでおりますなぁ~。」
次回は冷却系のメンテでござる。・・・・つづく。