ホンダCBR400Fエンジンオーバーホールでござる。その2
2014年 08月 26日
ホンダCBR400Fエンジンオーバーホールでござる。
始動性も悪く、当時もののくたびれたエンジンでござりましたので・・・
オーバーホール決意でござりっ!
CBXもCBRも・・・古い車輛なので早めの対処(オーバーホール)が必要でござる。
「動いているうちがやりどきです!」
低回転~中回転までは手前のロッカーのみ作動でござる。(2バルブ作動。)
中回転~高回転になりますと・・・8500RPMで電気式ソレノイドバルブが作動し、
オイル通路が開きまして、手前のロッカーアーム内に一気にオイルが流れ込みます・・・
すると、手前のロッカーアーム内部にあるプランジャーシャフトが油圧で飛び出し・・・
奥のロッカーアームの穴にプランジャーシャフトが入り込み・・・
奥のロッカーアームも作動致す仕組みでござる。(4バルブ作動。)
シリンダーヘッド外し・・・シリンダー外し・・・・ピストン外し・・・
見事に焼き付きです。
No1、No2、No4の小端部は図のようにガリガリでござり・・・ピストンピンもガリガリっ。
・・・・上方のこの位置から下げます・・・と、
通常は減らない軸方向が摩耗でござる。
バタつくピストンでござり、オイルリングも性能発揮できずでのオイル上がりっ。
シリンダー、ピストン、カム、バルブ廻りも状態が悪いし・・・
このエンジンは、やめましょうかっ。
1983年当時、初期型エンジンはコンロッド小端部の焼き付きが多発でござりましたが・・・
このエンジンは後期型エンジンで対策型なのですが焼き付いてます。・・・
・・・「こりゃ、歴代オーナー達の・・・オイル管理、悪しでござるなっ。」
・・・つづく。