GPZ900R A11のエンジンフルオーバーホール・・・その4
2017年 08月 30日
森山です。
事の始まりは長期保管・・・
経年に対し走行距離が少ないということは、動かしていない時間が
長いという事ですから、「保管前&復活時」の儀式(メンテ)を遂行すべき。
せっかくの低走行車であっても低走行という事と抜群の綺麗さと
異音なく快調である!という自信と確約で「経年無視でのノーメンテ」となる
ことが多いのでござる。・・・「調子いいから」というトラップにはまるのです。
極上車であればあるほど復活時に確実な点検&整備をいたすべきです。
また、程度が良い車両ほどメンテナンスは無縁と思い整備が遅れがち・・・
なにもせずのブローでは実にもったいない・・・
「せめて確実な点検だけでも遂行ですぞ♪」
GPZ900R A11 エンジンフルオーバーホールのつづき。
前回は、No1&No4コンロッド変形、ピストン偏摩耗、シリンダー偏摩耗&腐食が
ござりましたが・・・今回は・・
シリンダーヘッドでござります。
積もったカーボンの下から・・・
・・・ピストンとの隙間が狭いスキッシュ部は傷だらけ・・・
インテークから入ったか、プラグホールから入ったかです。
IN&EXバルブシートにも無数の凹傷がござり!
・・・凹傷が深いのが大問題でござる。
キャブレター側からの異物吸い込みか・・・整備中の異物侵入か・・・
プラグ交換作業での異物侵入か・・・でしょうなぁ。
同じく異物が侵入しスキッシュエリアにて噛み砕かれ突き刺さっております。
プラグホール付近にあった小砂利がプラグ脱着時に
侵入し砕かれ突き刺さったパターンですかっ。
刀のプラグ付近には巻き上がった小石や砂利が沢山ござります。
・・・確実に除去いたしてからのプラグ外しが必要でござる。
直っキャブ(エアーファンネル)ですと異物は吸い込みます・・・
プラグ交換時にも異物がござれば入ります・・・
整備中でも異物は入ります・・・
つづく。