ベアリング交換 その2
2010年 02月 04日
本日は伊原です。
前回のホイールベアリング交換に続き、スイングアーム・リンクのオーバーホールです。今回は(も)GPZ900Rです。国内11Aさんの車両ですね。毎度ありがとうございます!
まずはバラします。NINJAはステッププレートでスイングアームとフレームを挟み込む構造なので、脱着が少し面倒ですね。
外したらお掃除です!普段なかなか掃除できないところですので、しっかりとやります。ついでに、錆びてるところは磨いてペイントしておきましょう。うーん、きれいになった!
サスリンクの全部品です。この車両は社外の車高調整キットが組まれてました。が!ピロボールの油膜切れでサスを動かすとギシギシ嫌な音がしていました。リンクまわりはサスの動きにも影響しますので、マメにメンテナンスしてやりましょう!
今回の車両はベアリングとロッドエンドのグリス切れ、ボルトの摩耗がみられました。ロッドエンド、給油後はガタも無く動きもスムーズだったので再使用いたしましたが、他はボルトまで全て交換しました。
劣化に強く、極圧性能に優れたグリスをつかいましょう。グリスの善し悪しで動きがかわります!
ニードルベアリングを圧入する際に使用する治具です。ボールベアリングよりも横幅が広く鋼板が薄い為、圧入には気をつかいます。しくじるとニードルが動かなくなります。スイングアームのベアリングも同様に交換してやりましょう。
やっと組み上がりました!が、このあとセッティング・・・夜までかかったことは言うまでもありません。
今回はRサス(FG)のオーバーホールも行いました。作業はスクーデリアオクムラさんに依頼しました。分解画像も添付してもらえて信頼できますね!
Rサスのオーバーホールとリンク・スイングアームのオーバーホールの相乗効果で良く動くリヤになりました!ディメンションの変更もしましたが、あとはオーナーさんとご相談しながら詰めていきたいですね。