カテゴリ:エンジン編( 399 )

森山です。
約50000km走行のM900・・・
腰上オーバーホールは遂行されておりますが、
腰下のオーバーホールは今回がお初でござる。







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約50000km走行のクランクシャフト♪













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コンロッド外します。













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コンロッドメタルは・・・
使用限度ではないですが摩耗はござる。(右側メタルは異物埋没)













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クランクピンは問題無し。














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クランクシャフトの支持はボールベアリング(アンギュラーベアリング)でござる。
ミッションシャフトはボールベアリングとローラーベアリング支持。
カム駆動シャフトはボールベアリングとローラーベアリング支持。
全てのベアリングの程度は・・・悪し。













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ベアリング抜いたケースでござる。
厳しい目で見ますと・・・ケース側ベアリングホールも馴染んでの寸法から
緩い寸法へと向かっておりますなぁ~。












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左、新品ベアリング。
右、旧ベアリング。













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クランクシャフト右側のアンギュラーベアリングでござる。
左新品。右旧。
保持器は樹脂でござります。
インナーレース&アウターレース・・・各部進化していそうですっ♪













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新車から20年以上経過いたしますと・・・・年月の進化でござりますなぁ~♪
新たなベアリングの方が良い感じです。












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元気そうなクランクシャフトですが・・・

・・・つづく








by moriyamaeg | 2018-01-16 20:08 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
DUCATI M900 エンジンオーバーホールのつづき・・・






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「パッカ~ン!」・・・クランクケース分割っ♪
縦割りクランクケース左側でござり












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・・・クランクケース右側でござる♪











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これ・・・
実家の玄関脇にころがっておるクランクケースでござります♪
(現在、鉄の棒の台座として使われておりますが・・・)












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ずいぶんと朽ち果てております。
拙者16歳の頃・・・
モンキーのエンジンチューンでさんざん分解したカブ系エンジン・・・
CD50かCD70かC70のクランクケースの残骸(縦割り右側)でござる。
親父が捨てずにオブジェとして飾り続けて38年経過っ♪


「各レイアウトはカブもM900と変わりませんなぁ~。」
・・・つづく。








by moriyamaeg | 2018-01-15 21:59 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
M900のつづき・・・
遅れてのレポートでござります。



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車体から降ろしたエンジンAssy・・・分解開始でござる。












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シリンダーヘッド外し・・・













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シリンダー外し・・・









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エンジン右側分解いたし・・・












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エンジン左側分解いたし・・・








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各部品の確認と整理いたしての分解作業でござるっ。
・・・この後、梱包いたしておきます。












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・・・お次は、縦割りのクランクケース分割でござります♪

つづく。





by moriyamaeg | 2018-01-11 23:40 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
DUCATI モンスター900のエンジンオーバーホール♪
作業はつづきまして・・・



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・・・本日の姿でござります。・・・「ピカピカっ♪」

分解、点検測定、交換部品の入手、各部品のお掃除&化粧、組み立て、
完了でござり~♪
(作業途中のレポートは後日アップしますっ。)

・・・つづく。



by moriyamaeg | 2017-12-16 22:08 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
1993年に発売開始のDUCATIモンスター900のエンジンオーバーホール
中でござる♪
約50000km走行っ。腰上のオーバーホールは遂行しておりますが、
腰下は当時物でござり各部摩耗や劣化は進行中・・・交換時期の部品も多数
ござりますなぁ。










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綺麗なモンスター900でござります♪

延命処置か完全復活か・・・交換部品量とコスト次第でござりますが、
ベースエンジンの程度により交換部品量は変化いたし・・・
交換部品が何でどこまで交換いたすのかでコストは大きく左右いたし
完成後のエンジン性能や寿命にも大きく影響いたしますっ。

エンジンは部品点数が多く、高額な部品も多いですから・・・
部品の高額な外車は頭が痛いですなっ。












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OHCのデスモドロミック2バルブのLツイン♪

最近のDUCATIは湿式クラッチとなりました。
・・・やがて乾式クラッチが懐かしくなるでしょうなぁ~♪













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エンジンの外観は・・・塗装のヤレ&アルミ腐食発生でござります。














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・・・20年以上経過で乗り込めば・・・腐食も仕方ないですっ。
サンドブラストかけて耐熱1000で再塗装いたせばピカピカに復活いたします。
















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エンジン降ろしますかっ♪
・・・各部品を外しまして・・・















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エンジンと車体を切り離し♪・・・















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降りた(切り離した)エンジンAssyでござる。
・・・スイングアームがエンジンに付いております♪














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・・・この後、エンジン分解いたして各部点検測定でござる。















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エンジン側にスイングアームが付きますので・・・
自立できない車体は2Fで保管でござりますっ。

・・・つづく。



by moriyamaeg | 2017-12-04 20:04 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
GSX1100S「刀」のエンジンオーバーホール・・・最終回でござる。






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前回オーバーホール時に採用の・・・
今は無き、純正0.50mmオーバーサイズピストン・・・












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シリンダーは・・・再使用可でござり再使用いたします。












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ヘッド系は・・・
ヘッド面研、バルブ&ガイド交換&シート合わせでござりました。














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腰上各部の下準備完了いたし・・・組立でござる。













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ピストン装着し・・・












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シリンダー装着し・・・











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シリンダーヘッド装着し・・・













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今回、シリンダースタットボルトも新たにいたし・・・
ヘッドナット系も新たにいたします♪













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動弁系部品の装着&調整・・・完了でござる。














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オイルクーラーの取り出し口でござる。
・・・古い社外部品でござり補修部品は無いので・・・
ガスケットは作り、Oリングは使えるサイズで準備いたしました。
















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・・・エンジン完成でござる♪
(ヘッドカバーはエンジン搭載後に装着いたしますっ。)















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エンジンオーバーホールと同時進行で・・・
フレーム塗装(ダイヤモンドコート)、前後足廻りメンテナンス、その他
でござりました。















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1984年当時物のフレーム塗装のままでしたので・・・ヤレヤレでしたが、
サンドブラスト&ダイヤモンドコートで超ピカピカ&高耐久となりました♪















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各部メンテいたしながらの組み立てでござる!














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エンジン搭載♪














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・・・形になってきました。















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電装系も・・・リフレッシュでござりました。
純正のメインハーネスは販売終了部品でござるが・・・
N殿は、メーカー供給のある頃に新品入手いたしておりました~♪
・・・流石でござります。














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上が新品。
下が旧。














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各作業は続き・・・そろそろゴールでござります♪















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ナメまくりのFスプロケとアウトプットシャフトのスプラインでしたが・・・
無事、新品部品で復活いたしました♪
・・・新品部品の供給があってこその結果でござる。














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長旅でござりましたが、無事完成でござりました。
刀も旧車となり部品供給の問題もござりますので
・・・いたわりながら長生きさせてくだされ♪

「N殿、ありがとうございました。」





by moriyamaeg | 2017-12-03 21:38 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

刀のつづき・・・




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クランクケース組み立てまして・・・












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オイルパン、その他、組み立て・・・












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クラッチ系部品でござります。
左が旧。
右が新。












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繋がり良く、滑らず、シャープに切れるクラッチが一番でござる。














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旧クラッチハウジング・・・
センターベアリングレースとリベット間に肉抜きがござりますが・・・













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新クラッチハウジングには・・・肉抜きは無い。










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ドリブンギア部分・・・
左旧。
右新。








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クラッチハブに・・・大きな進化がござる♪
左旧。
右新。







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旧クラッチハブ・・・
アルミ製でござり、ハブセンターのスプライン部もアルミ製・・・









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アルミは変形&摩耗で痩せやすいのでしっかりと固定でござる。
・・・もし痩せますと
センターロックナットの軸力が弱くなりナットが緩んだ(または完全に緩む)
状態となり・・・ガタ発生いたし摩耗は一気に加速いたします。
また、センターロックナット単体が緩んでも同じ症状でござります。













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新品は対策型で・・・痩せにくい鉄製のスプライン部でござる♪
潰れ、変形、摩耗に強い鉄製でござり、センターロックナットも
緩みにくくなる。












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鉄のスプライン部分をアルミ製のハブ部分に鋳込んであるのです。
鋳込み部分は耐久性を上げるために星形となっておる♪









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クラッチプレッシャーディスクです。(これも形状が変化しております。)
左新。
右旧。










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新クラッチAssy装着完了いたし・・・










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腰下完成でござりました♪

・・・つづく。


by moriyamaeg | 2017-12-02 00:08 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

刀のつづき・・・




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クランクシャフトは、程度良好でござりました♪














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ローラーベアリングの組み立て式クランクで・・・
(コンロッド大端部もニードルベアリングの組み立て式でござる。)














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組み立てクランクがズレないよう・・・純正品でありながら
圧入溶接されてますっ♪














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左端のクランクベアリングのみ・・・ボールベアリングでござります。
このベアリングはラジアル方向(縦)だけでなくスラスト方向(横)の
力も受け止めております。













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・・・動力伝達のギアが「はすば歯車」なので軸方向へのストレスが多いので
ボールベアリングは新品に交換っ♪












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クランク右端にあるフラマグとスターターワンウェイでござり。

ワンウェイクラッチも古くなりますと・・・・
ローラーがグリップせず滑るようになり・・・空回りいたし・・・
セルモーターの回転が伝わらずクランキングできなくなり・・・
エンジン始動困難となるのですっ。















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・・・ナット外し・・・














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・・・プーラーをセットいたし・・・















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・・・プーラーを回しますと・・・














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・・・フラマグが外れます♪















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で・・・フラマグの後ろ側に装着されている
ワンウェイクラッチ系部品を新品に交換します♪















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・・・クランク系下準備完了でござる♪















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クランク系、ミッション系、クランクケース系の下準備完了でござり
・・・いよいよ組立開始でござりました♪

・・・つづく。






by moriyamaeg | 2017-12-01 00:09 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
刀のつづき・・・







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カウンターミッションAssyです。

スズキではインプット側をカウンターと呼び・・・ホンダですと
アウトプット側をカウンターと呼びます。・・・ややこしい。














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ドッグ摩耗、ガタ具合、シャフト摩耗等の問題は無く良好でござるが
峠がメインでござり2速、3速、4速を多用・・・
特に3速での加速負荷が多いようで歯面摩耗でチッピング(虫食い)発生です。
・・・しばらくは使えますがベストではござりませんなぁ。

カウンター側ミッションの分解整備は2速ギアから分解していきますっ。
殆どのミッションでは、2速カウンターギアとカウンターシャフトは
スプライン結合され駆動力を伝えておりますが・・・
刀の2速カウンターギアはスプラインなど無く、ただの丸穴でござり・・・
カウンターシャフト(丸棒部分)に接着剤付けて圧入嵌合する構造なのです。
その嵌合力で駆動力を伝えるのです。・・・設計上問題は無いのですが・・・
トルクと馬力のある刀ですと分解整備は2回まで・・・
分解いたすたびに嵌合力が弱くなるので限度がござるのです。2回を超えたら
新品の2速ギアと新品のカウンターシャフトで圧入組み立てとしなければならないのです。
パワーとトルクをかけてガンガン走るのであれば2速ギアとカウンターシャフトは新品部品といたして整備いたしたいですが・・・肝心の新品部品が販売終了でござる~♪
であれば・・・一度も分解整備されていない極上なミッションAssyを入手するのが一番ですな。
















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で、・・・
程度の良いカウンター側ミッションを探し・・・
ドナーミッションを入手しましたが・・・
















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「こりゃ、使い込んでおりますなぁ~。」

そんなに都合よく極上品があるはずもなく・・・












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・・・「N殿の刀より程度悪し」
激しいチッピング発生でござり使えませんでしたぁ~。

・・・つづく。


by moriyamaeg | 2017-11-27 01:41 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

刀のつづき・・





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トランスミッション・・・アウトプット側(ドライブ側)です。














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ドッグ部分、スプライン部分、シフトフォーク溝・・・程度良好~♪













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70000km走行にしては程度良いですなぁ。













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シャフト、ギアブッシュ&ベアリング等のガタ具合はまずまず・・・











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ドライブシャフトは、Fスプロケ装着部スプライン損傷で交換します。
同時に、各ベアリング、ブッシュ、スラストワッシャー、サークリップ等も
交換♪

残念ですが・・・
現在、ミッションの各ギアには販売終了部品がござる!
もしギアの損傷がござり交換となれば・・・程度の良い中古品か
新品を探すしかないです。













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今回、新品のドライブシャフトがメーカーより入手できて良かったです♪
(販売終了ですと良品を探すのに苦労いたしますから・・・)











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上が旧。
下が新。














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旧ドライブシャフト・・・当時物の1984年式。
オイル穴位置のズレがござります。(性能には問題ないが精度は今一)













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新ドライブシャフト♪・・・
位置の精度抜群でござる。
・・・工作機械の進化かぁ。













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で、旧ドライブシャフトのセカンドギア装着位置にある潤滑用オイル穴は
・・・この位置に開いてますが・・・















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新ドライブシャフトでは・・・この位置へ変更されてます♪













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また、スプライン部でない全周面部分の幅が・・・
旧は4mmのところ・・・














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新は、5mmへと変更されてます♪












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セカンドギアブッシュでござります。・・・ブッシュ内面にあるオイル溝に
先ほどのドライブシャフト側のオイル穴からオイルが流れ込んで
内周を潤滑いたし・・・さらに、オイル溝に開けられた2箇所の
オイル穴から外周へとオイルが流れ出し外周も潤滑いたすのです。














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で、旧型のシャフトは・・・
オイル穴の端がスプライン部分にかかっており・・・
チョいとオイルがリークしてしまう&全周面幅も狭いのでさらにリークですっ。














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・・・より潤滑性アップの為、
ブッシュの内面外面へと必要なオイルを送りまして、
さらなる耐久性のアップでござる♪














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旧シャフトから・・・














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新シャフトへ進化ですなっ。

もちろん、良質なオイルを使用し適正な交換サイクルを守る事と
上手な運転も重要でござります♪















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お次は、インプット側(カウンター側)でござります。

・・・つづく。







by moriyamaeg | 2017-11-25 21:54 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)

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