カテゴリ:整備編( 352 )

森山です。
25°忍者のつづき・・・ブレーキ編でござる。

長期保管や長期ノーメンテで・・・
ブレーキパットの戻りが悪くなり(正確にはピストンの戻りが悪く)
ブレーキ引きずりいたし・・・いつもよりバイクの押し引きが重いっ。




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フロントブレーキ引きずりでござり・・・













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とりあえず、片側のキャリパーを清掃いたし・・・
揉んでみますと・・・












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ピストンの脇からダストシールがブリブリ出ちゃってます~♪
・・・こりゃ分解整備ですなぁ~。











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行き場の無くなったダストシールはピストンを強く押しますので
ピストンの戻りが悪くなりブレーキを引きずります。
さらに行き場の無くなったシールは外側へ飛び出す始末っ。













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90度ねじれておるダストシールもござりっ・・・















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ダストシールを外します。
・・・なぜシールの行き場が無くなるのか?
シールの劣化だけでなく・・・















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キャリパー本体のシール溝腐食が原因でござる。
・・・図のようにシール溝はアルミ腐食の錆で埋もれており
膨らんだ錆でシールが押されるのですな。













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錆をほじると・・・すごいです。














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・・・これじゃ溝も埋まります。













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錆を除去いたし・・・
ダストシール溝の腐食はござりましたが、
ピストンシール溝まで腐食が到達しておらずラッキでしたなっ。













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さらに大掃除いたし・・・本来の溝深さとなりました。
錆痕ですから凹(クレーター)発生はござり・・・
腐食痕の凹の状態と場所によってはキャリパーAssyでの交換となります。













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アルマイト処理後に切削加工のキャリパーでござる。(外観でのアルマイト仕様ですっ。)
切削加工部分はアルミ地(素材)となりますので腐食しやすいですっ。
機能部分までのフルアルマイト仕様が良いのですが・・・
コストを考えますとこの仕様ですかっ。














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さてと、
・・・残り6個頑張りますかっ♪


・・・つづく。

by moriyamaeg | 2018-02-19 21:40 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
25°忍者4号機リフレッシュ作業も・・・
やればやるだけきりがないようですが、きりはござります。
「気が済むまで♪」・・・ではなく快調&高耐久がきりでござる。
大掃除はおまけですな。








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リア足廻りを外しましたので・・・
薄汚れたフレーム部の大掃除でござる。













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洗いましたら・・・
驚きのピカピカで錆もゼロでした!
25°コンプリート製作時のフレーム塗膜がまだまだ元気なのですな。














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スイングアームも・・・
大掃除いたしてからのメンテナンスでござるが・・・












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大掃除ついでに・・・シルバーからブラックへ色変更っ♪












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スイングアームの色変更&メンテナンス完了いたし・・・
リアショックアブソーバーのオーバーホールも完了っ。












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サスリンク系の点検&メンテナンスも遂行いたしますっ。













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車高調リンクロッドでござる。
ロッドエンドの摩耗具合と腐食具合等点検いたし・・・













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最悪な状況ではござりませんが、
余命25%切りですので・・・
まとめて交換しておきますかっ♪
上新。
下旧。













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新たなロッドエンド装着完了。
・・・これにて余命100%となりました♪

摺動部分はグリスガンにて高級グリス注入し
ネジ部分はネジグリス塗布。













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車高調の装着ボルトも交換いたします。
上新。
下旧。
締め付けトルク管理は必項&メンテサイクル部品でもござる。














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サスリンク(アーム)のメンテ♪














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リアショック&サスリンク(アーム)を装着いたし・・・













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スイングアーム&車高調ロッドの装着っ。
「大掃除&各メンテナンスにより快調&高耐久の復活でござります♪」


・・・つづく。



by moriyamaeg | 2018-02-17 21:34 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
25°忍者4号機リフレッシュ作業再開でござる♪
前回作業で冷却系・燃料系・エンジン系・電装系の
点検整備&メンテ&大掃除が完了でござりました。





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残作業の前後足廻り系・前後ブレーキ系・駆動系・その他の
点検整備&メンテ&大掃除・・・開始でござる。













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まずは、リア足廻りから・・・












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・・・各部分解いたしていきます♪

オーリンズのリアショックアブソーバーは一足先に外し
現在オーバーホール中でござり
転がし用の純正ショックが装着されております。














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各部、ホコリはござりますが意外にも綺麗でござりますなぁ~♪















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・・・リア足廻り分解完了♪












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サスリンク系・・・
今後も、快調で長く乗れますように
各摺動部品&シール類&油脂類の交換メンテでござる♪













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スイングアーム系も・・・
同じく摺動部品&シール類&油脂類の交換メンテ。











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リアホイール系&駆動系もフルメンテでござります。













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ステップ系・リアブレーキ系・チェンジ系・その他・・・
もれなくメンテ&大掃除いたしますっ♪












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・・・つづく。

by moriyamaeg | 2018-02-15 22:46 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
ZZR1100Dのつづき・・・最終回。
旧車は摩耗トラブルだけでなく腐食&劣化トラブルも多発でござる。



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各部大掃除と再使用部品の下準備完了いたし♪












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各部品組み立てていきます。












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・・・組み立て完了でござる♪







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電動ファンのカプラー部分不調でござり・・・
差込具合でファンが回ったり回らなかったり・・・











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ギボシ腐食での導通不良です。(配線も腐食進行)
・・・配線修理でござりました。










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そして・・・
セルボタン(エンジンスタートボタン)の反応も悪く
セルが回ったり回らなかったりです。
分解点検の結果・・・









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セルスイッチ部分の配線の腐食進行で
青色の配線がポロリ・・・
黒色の配線もポロリ寸前でござり
・・・修理でござる。









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今回は冷却系の修理&メンテでしたが・・・
新車から20年経過でござりますので・・・
電装系、車体系、前後足廻り、ブレーキ系、燃料系、エンジン系、その他
の部分も大なり小なり整備&部品交換が必要でござります。

今後を考えますと・・・
正直、交換したい部品はあれこれござりますが・・・
コストもかかるし予算もござりますので、順に直していきましょう。
しばらくはトラブル発生ごとの対処修理ですな。



by moriyamaeg | 2018-02-14 19:29 | 整備編 | Trackback | Comments(2)
森山です。

ZZR1100Dのつづき・・・



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冷却系の鉄管・・・
ゴシゴシと掃除していたら意外と状態は良い・・・
管外部はヤレ&錆びもござりますが再使用可ですなっ♪
管内部は錆びゼロで超綺麗なものです。

シリンダーライナーもピカピカでござり
クーラントの質&交換サイクルは良好でしたなぁ。
掃除不足のZZR1100でござり・・・
・・・もっと外観のダスト除去&大掃除を遂行すれば良かったのです。













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Oリングはカチカチ劣化です。











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・・・再使用部品は・・・・大掃除&化粧いたします。












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サーモスタットケースも大掃除ですっ♪
分割タイプで内部にサーモスタットが装着。
樹脂とアルミのツーピースでござり
冷却水が漏れないように間に大きなOリングが装着されます。
















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樹脂製ケースのOリング溝部分・・・ひび割れ













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クラックでござる。














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サーモケースを組み立てますと・・・
樹脂ケース側の面が変形しており














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大きな隙間ができます。
「樹脂部品の欠点・・・割れや変形が起きやすい。」
樹脂部品ですから新品に交換ですなぁ。













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左新・・・入荷致し良かったです♪
右旧。
樹脂成型部品の生産終了は痛いです。

「やっぱ、なんでもフルメタルが最強でござる。」


















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サーモスタットもトラブル発生しておりました。
常温で開きっぱなしのサーモスタット・・・













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開いたまま死んでおり・・・全く作動せず。
これでは、正しい水温管理ができずオーバークールとなります。
(閉じたまま死んだらオーバーヒートとなります。)










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右旧・・・開きっぱなし。
左新品・・・常温ですから閉じております。
      冷却水温度が80~84℃となると開き始め95℃で全開となる。



つづく。




by moriyamaeg | 2018-02-13 19:57 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
ZZR1100D冷却系のつづき・・・






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今回の修理で必要な部品入荷でござります。












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毎度、再使用可能な部品が多い事を祈りながらの分解点検ですっ。・・・
なかなか・・・「現実は旧車」・・・都合よく事は進まないですな。



















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「前方のサーモケースは樹脂製でござり」
・・・樹脂で腐食はしませんが20年も経てば激しく劣化発生ですっ。

ケース分割部(合わせ目)にあるゴム製Oリングも・・・














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20年経過のポンコツでござり・・・













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完全劣化のボロボロ・・・死んでおります。
(白く張付いておるのはアルミの錆)
「漏れないほうが奇跡でござり・・・」













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「サーモケース後方はアルミ製でござり」
アルミ腐食での酸化物(白い粉)が膨れ上がり凸凹、漏れる原因発生ですな。

部品は摩耗寿命だけでなく劣化と酸化での寿命もござる。
旧車の場合、走行距離が少なくても劣化と酸化でヤラております。
「劣化や酸化は摩耗と同じく大きな問題を引き起こすのです。」

空冷エンジンに無い悩みが水冷エンジンにはござり・・・
新車から15年以上経過の水冷エンジンは、ひとまず各部点検整備ですなっ♪

・・・つづく。




by moriyamaeg | 2018-02-11 20:24 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
ZZR1100Dのつづき・・・







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腐食や損傷でラジェターコアに穴が空けば冷却水が漏れます。
・・・ラジェターの穴あき点検でござる。

水に沈めたラジェターに1.1Kg/cm2の空気圧をかけまして・・・
気泡がブクブクと出ればその部分が穴あきでござる。













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ラジェター左下側の「緑色の塊」がござった部分からの気泡ゼロ♪
・・・穴あきは無い♪













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パイピングから噴出した冷却水(LLC)が・・・
付着し乾燥した「緑色の塊」でしたなっ。














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穴あきが無かったので♪・・・マウント部分を溶接修理いたしますが、
割れた部分周辺は図のように内部腐食いたしており膨れ上がっておりますっ。

腐食は除去いたさないと溶接できません!ので
腐食部分を除去いたしますが、腐食層が深く削る量も多く
強度不足となりますので・・・
強度確保の為、肉盛溶接で対処ござるっ♪














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大掃除いたし・・・
溶接いたし・・・・
防錆塗装いたし・・・
ラジェター修理完成でござりました♪











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ダストだらけのエンジン前方はゴシゴシ大掃除でござる。

つづく。























by moriyamaeg | 2018-02-10 23:21 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
ZZR1100D 冷却水漏れ。
・・・つづき








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限られた横寸法の中で・・・
平らなラジェターよりも湾曲したラジェターのほうが・・・
表面積を大きくできるので冷却性能はアップっ♪
・・・そんな湾曲型(ラウンドタイプ)ラジェター採用のZZR1100です。











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そんな湾曲ラジェター・・・外部の腐食が進行いたしており
ロア側のマウントは「ポロリン」でござる。















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横渡しの構成部品・・・
湾曲成形しやすいように刻んであるのでもともと丈夫でなく
泥汚れやダスト等の堆積で腐食進行し強度低下での「ポロリン」発生です。

溶接修理いたす事としますが・・・











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ラジェター左下側に「緑色の塊」がござりまして・・・
コア腐食での冷却水漏れならば・・・ラジェター交換でしょうなぁ~。


つづく。



by moriyamaeg | 2018-02-08 00:25 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
ZZR1100Dの冷却水漏れ発生いたし・・・
水廻りの修理&メンテでござる。




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ゴム部品寿命と金属部品腐食・・・
10年はOKでしょうが・・・20年は辛い・・・









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シリンダー前方のホースから冷却水が漏れております。











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サーモスタットケースの合わせ目からも洩れております。









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シリンダーヘッド後方のパイピングメンテは、
外装・吸気系・燃料系・各部品を外しての作業でござります。











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シリンダー前方のパイピングメンテは、
外装・ラジエター系・エキゾーストパイプ系・その他関連部品の
全てを外しての作業でござります。











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前後にあるパイピングメンテ作業は外すものが多くて大変ですが・・・
そればかりではないのです。
旧車特有の割れ&カチカチ劣化部品・腐食損傷部品・ネジ等の固着等々・・・
各トラブルが発生いたしており厄介です。
さらに厄介なのは・・・分解だけでなく再度組立てなきゃなりませんから、
各錆び取り&清掃&修理までも必要でござり・・・
まさにトリプルパンチでござる。













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錆びたホーンが・・・
すべてを物語っておりますなぁ。

・・・つづく。





by moriyamaeg | 2018-02-06 22:26 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

ZZR1100Dも古くなりましたなぁ~。
当時物部品だらけですとトラブルだらけでござります。

タイヤ・パット・チェーン・プラグ・エアーエレメント・エンジンオイル・
フルード交換等々の基本整備だけでは追いつかない・・・
今後の事を考えますと・・・
直さずに処分いたすか、
そこそこの対処修理でプチ延命か、
確実なメンテナンスで快調&長寿を目指すか、
さまざまでござります。









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新車から20年経過のZZR1100D5・・・
冷却水漏れの修理依頼でござりました♪

1993年発売で最終型が2003年のZZR1100Dも立派な旧車でござるっ。


・・・つづく。









by moriyamaeg | 2018-02-05 23:54 | 整備編 | Trackback | Comments(0)

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