<   2010年 03月 ( 20 )   > この月の画像一覧

森山です。

拙者、はやり病で寝込んでおりました。・・・ゲホゲホ・・・労咳ではござらぬ。

今日はパワーが無いので作業はお休み・・・ブログの更新します。

CB750Fcエンジンオーバーホールで今回は点検測定し交換パーツも全て入荷し、

いよいよ腰下の組み立てとなりました。

エンジンオーバーホールは、作業が細かくてやる事も多いので全部の紹介はできませんが、

とりあえず撮った写真の説明といきます。・・・・ゲホゲホ



コンロッドです。きれいに清掃します。・・・がわはそこそこでいいのですが、
ピン穴、メタル面、コンロッドボルト穴、合わせ面等々は完璧に清掃します。
・・・以外と時間が掛かり、古いメタルのカスを取るのも気を遣います。
a0163159_1773979.jpg




古いコンロッドメタルですが、摩耗より年数で酸化し黒く変色してます。・・・25年もの、
このまま再使用したくはないです。もちろん交換します。
今回はメタルが全て揃ったので本当に良かったです。・・・だってワイセコピストン&FCR仕様
いやでもパワー&トルク出ますし、エンジンも回しますし、・・・メタル新品はいいですよ。
ちなみに、クランクシャフトの曲がり、ピンの摩耗等は程度良好でした。
a0163159_1781186.jpg




クランクメタルです。・・・いやーひどいですね。・・・ポロポロと表面が崩れます。・・やばい!
これで高速バトルしたら30分で焼き付きでしょうね。・・・完全に酸化してます。
でも、今回、全て新品メタルに交換です。・・・これであと15年乗れます。
黒いのが古いメタル。白いのが新しいメタル。・・・実は安いパーツなのですが、無くなると
全てがおしまいとなる位、エンジンでは重要なパーツです。
a0163159_1783676.jpg




拡大図です。・・・・オセロみたいですね。さすが80年代!酸化熟成して死んでます。
a0163159_1794139.jpg




ドライブ側ミッションオーバーホール中!・・・カウンター側もオーバーホール!
a0163159_1710119.jpg




ミッションのドッグです。雄側、3つの出っ張り部分・・・これが減るとギア抜けになります。
CB系はこれが弱く古くなるとギア抜けが多い。・・・交換すれば良いのだが、
悪い事に生産中止である。・・・・壊れたら終わりです。
a0163159_17102440.jpg



雌側です。
今回のCBは程度良好です。大切に使って下さい。
みんなこのCBの様であればよいのですが・・・・残念です。
・・・・捨てられるCB750F意外と多いです。
長く乗る為にはオーバーホールも必要ですよ。
a0163159_17104982.jpg





プライマリーチェーン、ダンパー、シャフト、その他オーバーホールです。
Z系は今のオートバイと同じダイレクトドライブでクランクのギアとクラッチのドリブンギア
のみ。しかしCBはそこをチェーンドライブとしており、このシャフトとクランクをチェーンで
つなぎ、このシャフトに付くギアとクラッチのドリブンギアがかみ合う方式・・・ややこしい
400ccクラスではよく使われるが・・・大型車向きでなく、重量的にも不利である。
ホンダもまだまだチャレンジの時代で過渡期のもの・・・でもそこが良い所でもある。
a0163159_1711810.jpg




ダンパーラバーもカチカチの為、交換します。シャフトベアリングも交換します。
a0163159_17113188.jpg



ミッション系・プライマリーチェーン系メンテナンス完了。
腰下はいろんなパーツの集合体です。
それぞれメンテナンスすると分解組み立ては、へのようなものです。
a0163159_17115116.jpg




クラッチ系パーツです。これも各ベアリング交換、クラッチ板交換その他メンテナンスです。
a0163159_17122443.jpg




本日担当森山でした。・・・・ゴホゴホ・・・・つづく。
by moriyamaeg | 2010-03-27 19:02 | エンジン編 | Trackback | Comments(6)
森山です。

RGV250ガンマ250SPつづきです。

いよいよ原動機部分の分解点検となりました。さて結果はいかに?


シリンダーヘッドを外し次にシリンダーを抜きます。
燃焼ガス抜けが非常に多いです。・・・シリンダー内面きたないです。
シリンダーはきれいに清掃して、使えます。
a0163159_20161744.jpg




18000km走行のガンマでしたが・・・・
出てきたピストン・・・焼き付きは無いもののガス抜けで真っ黒・・・きたないです。
2ストの18000kmは、ピストンリング終わりです。10000kmで交換したいですね。
エンジンを回すライダーならもっと早くてもいいです。
a0163159_20163557.jpg




ピストンピンは程度良ければ、するりと抜けますが・・・・抜けません。
SSTピン・プーラーを使い抜きます。・・・程度の悪い証拠です。
a0163159_20165449.jpg




外したピストンです。・・・・ブラックピストン・カーボンコーティング仕様ですか。・・・名称は格好いい。
a0163159_20171392.jpg




ピストン裏側です。・・・・真っ黒な、墨汁コーティング仕様でした。・・・当然捨てます。
新品ピストンセットにします。
a0163159_20173932.jpg





いよいよクランクのおでましです。・・・全く回転せず、そしてきたない。・・・・アップで見ると、
a0163159_2018346.jpg




うおー、錆びの集合体・・・・やはり読みが当たりました・・・残念です。
これだから日本の湿気は嫌いです。
a0163159_20182279.jpg




ダメクランクです。・・・錆びなければまだ使えたはずです。
a0163159_20184171.jpg




クランク分解です。
クランクピンも錆び摩耗で死んでます。
a0163159_2019237.jpg




ピンのトムソンベアリングも錆びており、ひどい事になってます。
a0163159_2019243.jpg




メインベアリングクランクピンは、ずれないように溶接されてます。・・・1100カタナも溶接してある。
ピン溶接かぁー・・・・スズキらしい・・・
溶接ビート削りさらに分解します。
a0163159_20194531.jpg




はい、これが今回ミツキを危険にさらした原因・・・・・壊れたクランクベアリングです。
玉を保持する鋼板打抜き保持器は原形をとどめていない。・・玉はうまく回転できず
壊れた保持器が噛み込みロックしてしまっている。
a0163159_2020552.jpg



玉焼けて青く変色している。・・・・ホイールベアリングも同じ壊れ方をします。
ベアリングの大敵は錆びとゴミと油ぎれである。・・・・オートバイにもベアリングは
あちらこちらに使われておりますので車検の時くらいは点検確認したほうがいいです。
5年間何もせずのオートバイ・・・危険です。
a0163159_20202370.jpg



ゴミになったクランク・・・・さようならです。
鋼板がもっとぐちゃぐちゃとなりケース側へ飛び出さなくて良かったです。
右側と左側ベアリングもごろごろした回転で・・・アウトです。
今回は、新品クランクAssyに交換します。
a0163159_20204181.jpg



みなさん錆びには気をつけて下さい。
錆び対策したほうがいいです。・・・・なぜ?・・・・・いらぬ金が飛ばぬ!でござる。
ミツキ、ガンマの部品注文しといたからな。頑張ってバイトだぞ!あと工賃まけとくからょー。
by moriyamaeg | 2010-03-21 21:55 | エンジン編 | Trackback | Comments(7)
森山です。

先日、第三京浜でエンジンブローしました、RGVガンマ250SP・ミツキ号です。

俺のガンマいつ直るの?と毎日うるさいです。・・・・ガンマだけに、少しはガマンしろ!

50ccなら自分で直せ!ですが、・・・250ccレプリカのエンジンなのでミスすると

危険だし、お金が飛ぶので素人には任せられません。今回は拙者が直します。・・・

ガスケット剥がし、部品の清掃などの小間使いが、ミツキの仕事・・・あとは見学です。


悲しい出来事から数週間経ち、いよいよオーバーホールの始まりです。

今回は、分解点検です。

錆びによるクランクベアリングブローであろうと予測しましたが・・・クランクケースへの

ダメージが無い事を祈りながらの分解点検作業となりました。




これからエンジン摘出されるRGVですが深夜です。・・・・今頃ミツキは・・・・寝ている。
後ろで、何故か、ずーっと自分のカウルをパカパカしている伊原くん。
a0163159_1363055.jpg




先に、エンジンの廻りの補機類を外します。
キャブレターとキャブボックスです。・・・・リンク式の賢いキャブです。
コントロールユニットでソレノイドバルブを作動させエアー調節し適正燃調とします。
また2サイクルオイルもコントロールユニットで電子制御!・・・・オイルポンプに吐出調整の
ワイヤーが無い。・・・・排気タイミングコントロールバルブもコンピューターの学習機能で、
ゼロ点確認して常に補正している!!・・・・・恐るべし最終型RGVガンマ250SP
a0163159_1375169.jpg




キャブレター確認。・・・ゴム系パーツかちかちで要交換です。・・・仕方ない1996年式。
a0163159_1474467.jpg




キャブのエアージェットのエアー量調節するソレノイドバルブ。・・・ほこりが入ると
燃調が狂うのでエアーフィルターが付く・・ひび割れでご臨終。・・仕方ない1996年式。
a0163159_139350.jpg




エンジン摘出です。・・・・なんて軽いエンジンなのだろう。・・・無駄がない。
コンパクトにまとめられ小さく高性能な2ストエンジンです。
Co削減排ガス規制で2度と作られぬ2ストです。歴史の1ページが終わった。
a0163159_140825.jpg




エンジンと共に摘出された・・・・なんて軽いカナブンなのだろう・・・乾燥しきり・・無駄がない。
ポーズをとってます・・・何か?伝えたい事があったのか・・・まさかのご臨終。
コノエンジンキケン・・・イマスグタイヒセヨ・・・・ブゥーンかな。歴史の1ページが終わった。
a0163159_1403912.jpg




エンジン吊して、清掃です。・・・ゴシゴシ
a0163159_141283.jpg




ウォーターパイプを、外すと・・・裏に96・2・28の記載があるではないか!
ちょっとうれしい・・・・このエンジンの誕生日が判ったぞ!
エンジンの誕生日は、なかなかわからない事であり・・・・・どうでもいい事でもある。
a0163159_141516.jpg



ピカピカ風呂あがりのエンジン。・・・・でもこれから解剖でござる。フッフッ・・・
軽量タイプの乾式クラッチで、しかもカバーはマグネシューム製です。忍者にも欲しい。
70度V型2気筒でクランクピン30度位相クランクとし、バランサー付き、センタープラグ、
フロントバンクシリンダーはエンジンセンターに排気ポートがストレート向くように
斜めにセットされている。これには驚きである。
フロントバンクとリヤバンクの差がほとんど無い作りで高性能、さらにセル始動。
至れり尽くせりでござる。
a0163159_142314.jpg




キャブインシュレーターですが・・・かちかちでひびだらけ!・・当然交換しかないです。
a0163159_1434234.jpg



リードバルブです。・・・まっくろくろすけ・・・まともに閉じませんのでAssy交換です。
a0163159_1441986.jpg



マグネットローター外し中。SST使いますが・・・注意しないとエンジン側もSST側も
壊します。
a0163159_1453935.jpg




タバコとセルモーター・・・・やはり超軽量です。・・・すばらしい!
a0163159_1483940.jpg




エンジン左側分解完了。・・・変な形です。・・・カセット式ミッションでかつクランクだけ外せる
ケース分割なのです。2ストはすごい進化してきました。・・でも最終型・・もう新車は出ない。
それが故にきっちりと直してあげたいのです。まだ部品が揃うのでチャンスです。
今、調子いいガンマくん達、そのうちガタがくるぞ!・・・その時修理はもう遅い・・・
なぜなら部品が無いから!今のうちに買うべきですぞ!
スズキRGVガンマ250SPはホンダ、ヤマハより本気で作られているのでは・・・
スズキの本気度が分解点検していくうちに伝わってきます。
エンジンだけでなく車体の作り込みもすごく良いです。今までのガンマとは別格です。
すごいです。・・始め外観であまり好まなかったRGV96でしたが、今はこの形こそガンマだ!
ですね。NSRよりTZRより格段にいいです。・・・・40馬力規制ですが、それをはね飛ばす
作り込みで、すばらしい!・・・・ちと褒め過ぎかのう。・・・いやそんなことはない。
一度分解してみれば判る、スズキの本気度・・・GSXR1000も同じである。
a0163159_1493187.jpg




クラッチです。スリーブ・ハブ・・・問題なくまだ使えます。
クラッチプレート、フリクションディスクもOKでした。
a0163159_1495933.jpg




クラッチハウジングも問題ないです。
メインパーツはオールアルミでハードアルマイト仕様で超軽量です。これまたすばらしい!
a0163159_1502268.jpg




クラッチオイルシール・・・・死んでました。・・・ゴム系パーツ10年無理ですね。・・・シリコン
多くても結局交換です。仕方ないです。
よぉーし!この部品は3個買うか!・・・ミツキの金だし!
このデカいオイルシールの代替え品無さそうです。しかもオイル漏れやすい。
a0163159_1504438.jpg



本日ここまでです。つづきは、その2へ・・・さようなら。
by moriyamaeg | 2010-03-21 05:30 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)

今日の・・・


a0163159_1745245.jpg

伊原です。今日のモリヤマエンジニアリング前です。最近、ニンジャが多いです。

でもニンジャって、カラーが同じでも一台ごとに仕様が違うから面白いですね!十忍十色。



        ヤラセっぽくて笑えます(笑)
a0163159_175088.jpg




納車・入庫・ダベリに来て頂いたお客様、皆さんありがとうございました。またお待ちしております。
by moriyamaeg | 2010-03-20 17:55 | 小ネタ編 | Trackback | Comments(5)

氷川丸

森山です。

本日、定休日でござった。

拙者、氷川丸のエンジンの写真撮ろうと山下公園へわざわざ出向こうたのだったが・・・

あちこち用事がござり、ちと遅くなり・・・・到着したのが夕方5時でござった。

走ってチケット売り場へ・・・

何と5時で終了!間に合わず、・・終わるの早えぇよー!

仕方無く、外観のみ撮り、とっとと撤収でござる。


現在は、黒色ベースの氷川丸だが・・・・一昔前のカラーリングの方がよかった。
a0163159_0575152.jpg



テールカウルではなく、テールエンドの辺りでござる・・・・船尾では?
YOKOHAMAの文字がかっこいい。・・・・・この船、まだ航海できるのではなかろうか、
いったい幾らあればオーバーホール&メンテナンスできるのであろう?・・・・拙者、乗りたい・・・
帰りに市長に相談でござる。
a0163159_0581030.jpg



上を見上げると、巨大な煙突・・・・いや、スーパー・エキゾーストマフラーでござる!
あそこにモリヤマ・エンジニアリングのエンブレムをリベット止め致してこよう・・・
しかし小さすぎて見えぬかも・・・
その手前は、エンジンの吸気ダクトでござるか?違うかも・・・・ラッパの形でござる。・・・おー!
ファンネルではないか、しかもチョッキャブ・・ディーゼルだからキャブは無い。・・
そのさらに手前の四角い物が吸気ダクト?今度インテークの構造を調べてこねば。
エアーフィルターはどこだ?・・・今度、中に入って確認するでござる。・・・あー気になる!
a0163159_058245.jpg

by moriyamaeg | 2010-03-19 02:07 | 小ネタ編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

本日は、2ストローク3気筒のKH250です。

悲しい事に、中古車で、購入して一度も快調に走ってないとのことで・・・・

3気筒のうち1番と3番の2気筒がさぼってまして・・・まともに走れない状態です。

まず依頼事項の点火系のポイント&コンデンサー交換調整を致しましたが・・ダメ。

次は、キャブレターの分解点検測定&清掃を致しました。・・・ダメ。

キャブレター本体にもダメージがあり交換です。・・・程度のよい中古をオーバーホールし、交換です。

ガスタンクも錆びており、錆び取り処理です。

残すは、エンジンです。・・・お金が掛かるところなので・・・みなさん避けて通りたいとこですが、

なにせ古いバイクで、この状況だと、ただでは済まないです。・・・あきらめて直すか、捨てるかです。

機械ものは正直です。・・・・ごまかしは、効きません。・・・壊れた部品は交換するしかないのです。

エンジンは、良い火、良い燃料、良い圧縮があれば、かかるし調子もいいのです。

ただしここで言う、良いにもレベルがあります。・・・このレベルの見極めが難しいのです。

だいたいですと、直してもしばらくするとまたダメになります。・・・高速だとエンジン粉々です。

直すなら、きちんと直しましよう。・・・・特に2ストは危険です。

オーナーのTさんは、2スト・トリプルの調子いい快音と走りを、あじわいたい!との事で依頼されました。

ならば快音と快走めざし、拙者、頑張って直します。



KH250のエンジン右側です。みがき込まれており非常にきれいです。
a0163159_20243974.jpg



マッハシリーズは、500SS・350SS・750SS・250SS・KH500・KH400・KH250
などで長き生産でした。・・・・やたら白煙、吐いてましたっけ。
真ん中のシリンダー焼き付き、ミッション焼き付き、よく見ました。・・・まあ原因はメンテナンス不良ですが。
          それにしてもシンプルで美しいデザインです。
a0163159_2025089.jpg



シリンダーヘッドとシリンダーを外す。・・・空冷2ストなので、簡単に外れる。
現れたピストン・・・・・とりあえず汚いです。0.50mmオーバーサイズでした、何度も開けられて
いるエンジンのようで、ひどい組み方です。
a0163159_2025214.jpg




全てのピストンです。首振りひどく、ガタガタでした。特に3番は完全にアウト!・・危なかった。
ガス抜けもひどいし、傷だらけでした。・・・・開けて良かったです。
a0163159_20261391.jpg




シリンダーの中です。吸気側!・・・傷だらけで、削れまくりでした。・・・これは、O/Sボーリングです。
a0163159_20271125.jpg



こちら、排気側!・・・錆びです。・・長く乗ってない頃があったのでしよう。・・・・ボーリングで直ります。
a0163159_20272810.jpg



フロントスプロケットの付くアウトプットシャフトです。
オイルシール外周のウンコ・・・液体ガスケット塗りすぎです。・・・だいたいこのパターンは、
オイルシール交換せずに再使用する中古車仕上げか、素人メカが行ったオーバーホールです。
もはやオーバーホールとは言い難い内容です。・・・・一銭でも安くにも程がある。
a0163159_20274966.jpg





クランクマグネット側です。・・・同じく液体ガスケット塗り、塗りです。・・・だんだん腹が立ってきました。

高いオーバーホールと、安いオーバーホール、金額だけでよく比較されます。
作業内容よりも請求金額ばかりを気にします。・・・高い、高いと、・・すると作業内容が大事なのに、
安く上げる為に部品を交換しなくなります。・・・そして長く乗れないエンジンの出来上がり!
もう一つは、中古車仕上げで利益を出す為に部品を交換しないのです。
まじめにフルオーバーホールしたら儲けどころでは無くなるからです。・・・・

オイルシールより高いものは交換しないので安いです。・・・・悲し過ぎる現実。
a0163159_2028956.jpg




ピストンピンは抜けず大変でした。そしてガタガタでした。錆び&段付き摩耗ひどく最低・・・
スモールエンドベアリングの形のまま・・・当然、相手はコンロッドです。・・・こちらもご臨終です。
a0163159_20282650.jpg



ピシトン側面に大きなキズもあり、リングもご臨終。
a0163159_20284533.jpg



スモールエンドベアリングです。・・・・取れてはならない物がポロリ!
うーん・・・・何一つ使える物、無いではござらぬか!
a0163159_2029339.jpg




クラッチ系分解です。
a0163159_20294865.jpg



クラッチセンターナットです。
ロックワッシャーの爪も折り曲げてなく・・・曲げ忘れ?しかもボロボロ・・・死人が出ます。
a0163159_2030529.jpg



右側クランクオイルシールです。・・・・ひどい組み方です。
飛び出しています。・・・左端は、ドリブンギアに削り落とされていました。
1次圧縮抜けです。・・・さようなら・・・
a0163159_20302424.jpg



ケース分割です。ウンコだらけ・・・液体ガスケットだらけです。
やばいです・・・オイルチャージホールまで塞いでました。・・もう笑うしかないです。
a0163159_203057100.jpg



右側クランクオイルシールは5mm飛び出してました。・・・・・ありえないです。
a0163159_20314037.jpg



左側クランクオイルシールは2mm飛び出してました。・・・・・しかも驚きの!
a0163159_20315986.jpg



シール4分割・・・ミラクルです。
これらのクランクオイルシール不良が1番3番のさぼりの原因です。・・・
・・・その他も原因いっぱいありますが、使える物なにもない、クランクウェイトぐらいです。
a0163159_20324023.jpg




ケース分割後、お掃除が大変そうです。ウンコ除去、腐食除去です。
今回のエンジンで交換されていたものは・・・・・緑色の紙のガスケットだけでした。・・・残念。
a0163159_20325868.jpg



クランクです。当然ウェイト以外全部交換します。・・・・古いバイクですが部品でます。
シリンダーは1.00mmオーバーサイズでボーリングです。
a0163159_20331518.jpg



しっかりとした点検測定、各パーツ交換、正確な組み立てで快音、全快です。
2ストは20000kmでオーバーホールですね。40000km走ったら終わりです。
次のオーバーホールの為に貯金と無くなりそうな部品を買っておいてください。

オートバイの2ストは、20000kmで
4ストは40000kmですかね。・・・・・・・8ストなら80000km?・・・・8ストなんて無いです。

ホンダNSR250/ヤマハRZ250・350・RZ250R・RZ350R・RIZ・TZR250その他/
スズキRGVガンマ250SPその他/カワサキKH&SS系/アプリリアRS250・・・・等々
2サイクルエンジンのフルオーバーホールも致しております。
担当森山です。
by moriyamaeg | 2010-03-18 23:40 | エンジン編 | Trackback | Comments(12)
森山です。

日曜日の作業風景・・・

3忍の忍者メンテナンスでござる。

其の壱:M氏忍者のワンオフサイレンサー取り付け作業。 
其の弐:K氏忍者のリアハブ&チェーン、スプロケ交換&ローラkit取り付け作業&製作加工
其の参:S氏忍者のTMR・MJNのリセッティング作業。

遠方より遙々の方も居られ忝ない。本日、忍者屋敷全開でござる。

この日帰りクイック作業は、ミスは許されぬ。特に部品関係は、重要でござり、一つでも

誤り有れば、その日の作業出来ず無駄足となる。・・・・忝ないでは済まぬでござる。

何度も確認する事で、誤り無くすのみである。その為、ややこしいクイック作業はお断り致しておる。



其の壱は、ノジマ製サイレンサーが、
ちと訳ありてへこんでしまい・・・・ならばワンオフとのことで製作致したしだいでござる。
図の上側がワンオフサイレンサーで、下側がノジマ製。
今回、排圧があまり変わらぬよう製作し、音質は良く、音量はうるさくなくでござる。
a0163159_1315938.jpg



重量は、2084gのノジマ製・・・・この前のものより重い・・・新しいから?
a0163159_1322291.jpg



ワンオフは、1827g・・・・結果257gの軽量化でござる。
a0163159_1325124.jpg



装着姿は凛々しいですぞ!      
走行結果はサイレンサー容量&排圧合わせておるのでよしでござった。
a0163159_13317100.jpg

a0163159_257436.jpg


其の弐は、ドライブチェーンを、5mmオフセットさせるでござる。5mmオフセットFスプロケと
5mmオフセットリアハブに交換!
ついでに傷んだチェーン、リアスプロケ交換し、ガシャガシャうるさいのでチェーンローラーkit
取り付けでござる。
リア廻り分解し、普段掃除できない所を磨き込む伊原メカ・・・・伊原ロボットではござらぬ。
a0163159_1334332.jpg



ピカピカの5.00-17リアホイール・・・ハブ&スプロケ新品!
500km走行致したら点検ですぞ。
a0163159_134388.jpg



其の参は、先日のつづきのTMR・MJNでござる。
市街地走行時の2000rpmぼこつき、リセッティング作業・・・まず空燃比測定。
結果、2000を良くすると3000がダメ。3000を良くすると2000がダメ・・・
町中、きびしいぞヨシムラMJN・・・・かなりの時間を掛けて、いろんな所をいじり
終了でござった。S殿、試乗ご苦労様でござった。拙者も疲れ気味で・・・年かのぉー。
キャブレターはあの位置で良いでござる。・・・・微調整は火で攻めるでござる。
例の物、買うていじるでござる。
箱根インプレ連絡待っておりまする。
a0163159_1342326.jpg

by moriyamaeg | 2010-03-16 02:51 | マフラー編 | Trackback | Comments(4)
森山です。

週末の金曜日、2台のZRX・・・

モア・パワー! のZRX1200Rとモア・ハンドリング! のZRX1100Rの2台です。

共通点は、ライムグリーン・・・ではなく・・・もっと良くしたい。さらに良くしたいです。


なんか、かっこいいなーこの2台。
目的が、定まったいじりはかっこいいです。
a0163159_22494712.jpg



モア・ハンドリングのZRX1100Rです。峠に合わせるために
フロントフォークは、スプリングレート変更し、それに合わせたバルビングチューンです。
リアはオーリンズフルアジャスタブルサスで、オーバーホールしてセッティングです。
へろへろフォークが生まれ変わり、攻めのフォークとなり・・・いやー楽しみですね。
この作業の後は、峠で実走セッティングとなります。・・・・転ばない様に気をつけて!
リアのバネも準備しときます。
この次はコントロール性のいいブレーキシステムですね。
a0163159_22514314.jpg



モア・パワーのZRX1200Rです。
スリップオンとダイノジェツトST-1でしたが、フルエキゾーストに変更したのでセッティングです。
セッティング前に試乗すると、やはり全域薄い。走りはしますがトルクなくつまらない。
モア・パワーです。足りてない燃料・・・セッティング開始です。
セッティングは、下から中から上まで全域調整の意外と大変な作業なのです。
a0163159_22515860.jpg



今回は実走セッティングが先で、ダイナモが後のセッティング!そして最後にまた実走。
本来のトルクが蘇り楽しいバイクとなりよかったですね。しかも壊れない。
薄いままだとエンジンブローにつながり・・・・また濃いとエンジンに深刻なダメージを
与えてしまう・・・・・とりあえず何かしたらセッティングは絶対に取り直した方がいいです。
あとあと安上がり間違いない。・・・ポン付けで走るからいいや!じゃ悲しです。サスもポン付け
いじってもよく分からない!じゃ悲しいです。・・・・BESTを求めて、じゃんじやん触りましょう。
a0163159_22521555.jpg

by moriyamaeg | 2010-03-16 00:08 | キャブ編 | Trackback | Comments(2)

伊原です。

Z1000Jのフェンダーレスキットを作りました。

オーナーのNさん、ETCを付けたいけど付けるスペースがなくて・・・とのこと。じゃあ、ワンオフで大容量の作りましょう!



いきなり完成しちゃいました。製作風景とれませんでした・・・
a0163159_1632833.jpg

テールカウルからバッテリーケース下までつなげました。よくある大容量キットは板厚が薄すぎて、剛性がありません。アルミで3ミリとしました。

a0163159_16415081.jpg


a0163159_1643824.jpg


→テールカウル内もなるべく広く。





a0163159_16475176.jpg









←途中の吊り下げ板を荷物のストッパーにしました。これで小物も入れられますね!







しかーし!!Nさん、箱根に行く為にETCを付ける予定でしたが、西湘バイパス・新湘南バイパスも無料化(仮?)の為、ETCいらないかも、とのこと。
まあでも簡単な着替えとお風呂セットくらい入りますよ!箱根で走って温泉ツーリングに活用して下さい。
by moriyamaeg | 2010-03-15 17:39 | 作り物 | Trackback | Comments(2)
森山です。

先日のつづきです。、エンジンオーバーホール、K氏のZRX1200Rいよいよ分解です。

このエンジンは、GPZ900Rエンジンの進化版です。

似てますが、かなり違います。なにが?・・・・多すぎて説明大変なので比較やめます。

比較は、暇な時にまとめておきます。

エンジン進化は、GPZ900R-GPZ1000RX-ZX10-ZZR1100C-ZZR1100D-

GPZ1100-ZRX1100-ZZR1200-ZRX1200-ZRX1200DAEGです。今も進化中。

さすがカワサキ!進化させるのがうまい・・・DUCATIのエンジン進化もうまい。

歴史を感じつつ、よくぞここまで、・・・今後どう進化する、GPZ900R系エンジン。

国産で、こんなエンジンは、今まで無い・・・スズキの油冷エンジンはこの前終わったし、

                  頑張れカワサキ!

拙者、この進化が大好きです。、ベースエンジンンを大切にしているから?、開発費などの

コストダウンかもしれぬが、それはメーカーのこと・・・・

エンジンチューニングをしている者にとっては・・・メーカーがチューニングする手法を、

ただで見れるのは非常にありがたいことです。・・・・個人では、メーカーのような

開発コスト等などは絶対にかけられないからです。

ただのロングセラーではだめ、進化しつづけるロングセラーでなければならない。



それでは分解でござる。

エンジン右側で、クラッチ全て分解終了!各ベアリングとクラッチ板とジェネレータチェーン系
は交換である。・・・・それにしてもみごとにピカピカ・・・きれいである。
a0163159_237328.jpg



エンジン左側で、パルサー、ミッションカバーなど分解終了。
これまたピカピカである。・・・・でもカムチェーン系は、だらだらで全て交換です。
a0163159_2375882.jpg




気になるヘッドでござる。・・・カムは何ともない!
拙者、ちと目が見えぬ・・・老眼鏡かけてもう一度のぞきこむ。 おー  
さすが忍者系エンジン!・・・しっかりと焼き付いておるではないか!・・・やはり血は争えぬ!
a0163159_2385081.jpg




カムを外して、ロッカーアーム確認!シングルスプリング&ローカムなのに・・・死んでおる。
これは大変じゃ、オーナーK氏に連絡じゃ!・・・・電話の先で、死んだふりをしておるK氏。
かなり高額なので、このまま使用して20000km使いそれから交換しましょうか?
あまりのショックに笑いながら泣きながら・・・・それ、それ、交換、交換希望!交換しといて!
・・・・拙者、その気持ち、痛いほどわかるでござる。
a0163159_2391332.jpg




ヘッドを外し、確認!汚い。
a0163159_23103235.jpg



シリンダー&ピストントップを、確認!・・・・とりあえず汚い。
a0163159_2311242.jpg



このシリンダーは、メッキアルミシリンダーです。軽くて、しかも耐磨耗性に優れる。
ピストンと同じアルミ材なので熱膨張率の差が小さくて優秀・・・・900Rにも欲しい。
よく見ると4つのスカートつなげてあります。・・・やはりアルミ製・・・鉄より弱いのであろう?
コスト?つなげて鋳型シンプル化・・・まあなんでもよいでござる。この部分メーカーの仕事。
a0163159_23112216.jpg



ピストンです。トップのカーボンが、やや噛み込んでおる。・・・径は79mm・・でかい。
今回、ピストン、リング、ピン交換します。
a0163159_23114139.jpg



コンロッドです。きれいでござる。
クランクケースはこのあたりが今までと大きく違うのです。シリンダーピッチが
広く、スタットボルト位置もそれに合わせて広くなり、1100までとは、別物となりました。
ある意味残念でござる。・・・同じなら楽しいことが出来たのに・・・
a0163159_2312374.jpg




腰下分解で、オイルパン側からの図。
オイルパン内もすごくきれいで、異物も何も無い。・・・・・やはり一番高いオイルを、
早めに交換する作戦は、いいです。それでも減るものは減りますが、減ってはならない
ものは減ってません。・・・安いオイルは、全て減り、直せるものも直せなくなります。
a0163159_23123188.jpg




クランクケース、パカッ!ミッションは5速です。クランクはトルク仕様なので重いです。
ストロークは歴代最長です。レスポンスは、期待できないです。
a0163159_23125131.jpg




クランク&コンロッドです。見るからに重そう・・・重いです。でも丈夫です。
a0163159_23152867.jpg



コンロッドです。・・・・浸炭焼入れで、めちゃ硬く丈夫なコンロッドです。
でもストロークの割りに短足でござる。・・・・・忍者系エンジンの最大の欠点でござり、
使いまわしエンジンの悲しい運命でござる。専用エンジンのコンロッドのすばらしさったら
ありゃしない。高回転高出力に合うクランクとコンロッド・・・・欲しい・・・15000rpmOKな。
a0163159_23163216.jpg




ヘッド燃焼室でござる。汚いが・・・よくは燃えておる・・でも、ぶっ飛ばしてカーボン飛ばした
方が良さそうです。・・・・もこもこ40000kmオーバーの堆積物です。
堆積してからぶっ飛ばす?・・カーボン塊がぽろりと落ちて・・・噛み込む・・よくないです。
やはり普段から回すことですが、だめなら20000kmごとにヘッド開けましよう。
a0163159_2317215.jpg



バルブ外したところ。ポートも、もこもこ気味。
今回は全てのカーボン落とし、シートカット、バルブ、ガイド、ステムシール、交換
します。リフレッシュ!・・・・カーボン落としは、なかなか面倒でござる。
a0163159_23174694.jpg




外したバルブです。同じくもこもこ・・・このもこもこ取るだけでパワーアップします。
もこもこってなんだ・・・堆積物のことであろう。
a0163159_2318129.jpg



最後にロツカーアームでござる。16個使いかなり軽い・・・ZX10,ZZR1100からの
贈り物で、ZRXには必要ない代物でござる。・・・・これも進化?これは使い廻しのオーバー
クオリティーでござる。・・・しかし高回転仕様にいじる時にはただ同然で最強の武器となりおる。
今回の様に交換となると16個は痛いでござる。900Rは8個ですみおるが重いし、レバー比も・・・
このロッカーの方が高性能!いいなー軽いの。
a0163159_23183472.jpg


Kさん
点検測定終了し、全必要パーツ揃いました。加工があと少しです。
もうすぐ組み立てですよ。・・・・・CB750Fcの組み立ての後くらいですが、
いましばらくお待ちください。
by moriyamaeg | 2010-03-14 02:51 | エンジン編 | Trackback | Comments(3)

モリヤマエンジニアリングの日常を投稿してます


by moriyamaeg