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森山です。

先ほどまで、CB750ヘッドの燃焼室、IN/EXポート、バルブ等
の清掃をしておりましたが・・・カーボンがやたら硬い!カチンコチン!
しかも厚みもあるので、リムーバーも効きづらくカーボンスクレッパー等駆使しての
カーボン除去です。・・・・ヘッドの清掃だけで何時間もかかる始末、
硬いガスケットやカーボン、錆びで固着した部品、緩まないねじ、その他の不具合等
これらは、メーカー工数にはカウントされない工数なのです。
・・・新車と旧車では、全く違う作業内容となります

その昔メーカーに聞いたことがありました。
メーカー工数の決め方は?・・新車をベースに勤続3年程度のメカニックがハンドツール
にて整備した時の時間だそうです。工数を見比べていくと適当です。
メーカー都合の・・・適当なラインと妥当なライン・・・ちゃんと計測されず残念です。


それでは、ホンダCB750 K0 のつづきです。
今回は、エンジン分解のレポート。

ヘッドカバーを外したところの図です。よく見てください。
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朝になり、強烈に眠く、・・・・ギブです。本日ここまで、
つづきは次回!
おやすみなさいでござる。
by moriyamaeg | 2010-07-26 04:57 | エンジン編 | Trackback | Comments(2)
森山です。

真夏日がつづき、毎日暑いでござる。
空冷エンジンには辛い時期となり・・・坊主頭の拙者も辛い・・・直射日光が痛い。
空冷ヘッドを、水冷ヘッドにしたい気分でござる。
水冷ヘッドの人間がうらやましい。

本日は、ホンダCB750 Kゼロです。
1969年式砂型クランクケースの初期型です。もともとは、CB750の名称のみで、K0は
後からの呼び名です。次期モデルのCB750K1が出たので初期型CB750はCB750K0
と呼ばれてます。
クランクケース以外のシリンダー、シリンダーヘッドも砂型!
・・・凸凹の鋳肌が力強く、ものすごくカッコよい!・・・ちょい悪じじいにしか分からない。

腰上のオイル漏れ修理とコンプレッション低下による始動性低下の修理依頼です。
ガスケット完全死です。・・・オーナー希望は、完全オリジナル部品での修理希望!
社外ピストンとかの使用禁止!再使用部品の手直しなどで時間がかかるのでは・・・
しかしながら歴史的にも貴重なCB750K0なので少々調子悪くてもオリジナルを
保つ事が先決であることは拙者、百も承知でござる。
ぴかぴかにレストアするのは、タブー!・・・当時のままの姿に価値がある。
このCB750はオリジナルのままで、非常にきれいである。・・・すばらしきことである。


パーツリストとサービスマニアルです。
サービスマニアルの明記・・・・ホンダドリーム CB750 FOURでござるぞ!
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タンク、サイドカバーを外し、これから補器類全て外しますの図。
入手不可能なものだらけなので注意深く作業します。
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見よ!これが砂型クランクケースでござるぞ!
ザラザラの凸凹でござる。・・・手作り感満点の代物!
・・・そういえば、只今製作中の忍者用ショートミラーステーも同じ製法の砂型鋳造ですが、
凸凹は研磨してます。・・・ある意味残念。
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ヘッドカバーには、OHC750の文字が誇らしげに・・・古きよき時代です。SOHC 2VALVE !
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補器類外しました。チェーン、配線その他外せば、いよいよエンジンを降ろせます。
チェーンといえば、このエンジン、クランクシャフトとメインシャフトをダブルローラー
チェーンでむすび駆動させており、・・・ハーレダビットソンみたいな感じです。
現代のエンジンと違いクランクとメインシャフトが同じ回転方向のためカウンターシャフトが、
逆回転する。・・・3軸だと、オートバイがバックする!
そのためもう一つシャフトギアを還して正回転させ、ドライブスプロケット装着しております。
4軸構造・・・ややこしい構造である。その為エンジンも非常に長い。
似たような構造でCBX400Fがある。・・・同じプライマリーチェーン駆動である。・・・
しかしCBX400Fは3軸!・・・バックはしない。なぜならば、エンジンが逆回転するのである。
走安性では良くないと思われるが・・・パワーが無いので問題ない?
CB750Fも同じプライマリーチエーン・・・クランクとメインシャフトの間にシャフトギアを
装着して4軸・・・・ホンダが、チェーンにこだわり過ぎた時代です。・・・CB1100Rまでもが
チェーン駆動!4輪のS800のホイール駆動までもがチェーン・・・FFとチェーン大好きホンダ。
他メーカーはミドルクラスのみプライマリーチェーンタイプである。
カワサキーはギア駆動3軸・・・Z1/Z2さすがである。・・・スズキのGSはカワサキーの
Z1/Z2のパクリーで誕生しました。・・・GSX1100Sまでつづく。
現在のハイパワーエンジンはギア駆動のコンパクト3軸でエンジン前後長を短くしてます。
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エンジン降ろしました。・・・
今回、腰上の分解なのですが、CB750はエンジン搭載状態では分解できません。
降ろして分解です。・・・・その後のCB750Fも同じです。
ホンダ車は、この後もメンテナンス性の悪い時代がしばらく続きます。
・・・カワサキZ1/Z2は搭載状態で分解できます.・・・・さすがカワサキーの時代です。
昔のカワサキーは、ホンダより遥かにいいものを作っていた。・・・なのに今は
逆転してしまいました。・・・・でも、またいつの日にか逆転です!がんばれ!カワサキー!
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こちらは、DOHC 4VALVE のCB750Fc用エンジンです。
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高性能ではござりますが・・・・やはり過渡期のエンジンで、弱い部分も多く大変です。
腰下は、なんとなくCB750K0の設計思想が生きているような気がする・・・
空冷エンジンでは、抜群のデザインで、このデザインを超えるエンジンはなかなか
ない、美しいエンジンです。
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車体は、しばらく倉庫で保管です。・・・悲しそう。・・・今までもさんざん保管され
しかし、今回の入院で、元気に走れるようになる41歳のCB750K0です。
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次回は、エンジン分解です。その2へつづく。
by moriyamaeg | 2010-07-25 01:27 | エンジン編 | Trackback | Comments(2)
森山です。

10のコンビ・・・片目片口スパナです。
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ナイフです。
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実はペパーナイフなのです。
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ドイツのスタビレイ製。
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10年以上前に見つけ、欲しかったペーパーナイフです。
最近、郵便物を開けることが多く、開けている最中に、ふと思いつき・・・そうだ!
工具屋へ電話したところ、まだあるとの返事・・・さすがドイツ人!まだ作ってました。
そのばで、すぐに注文。・・・・入荷が、待ち遠しく楽しみでした。

手元に届いた時の感動たるもの・・・最高です!
あまりの、うれしさに・・・・どうどうこれ!いいでしょこれ!どう?これ!・・・みんなに見せる。
しかし、みんなの反応は、冷ややかで・・・へぇー・・・のみ。
えっ、それだけぇー!うそぉー!ほんとに悲しすぎる反応でした。
拙者、10年前に見つけた時の感動と全く変わらない感動なのに・・・なぜ?
感性の違い?・・・・へぇーだけですかぁー。
・・・まぁー凡人には、このぺーパーナイフの良さは、一生わかるまい。ウッヒヒ・・

汚れるのが嫌で、今も箱に入れて目の前に置いてあり、使用後は必ず拭いて・・・イッヒヒ
この形で・・・耳かきが発売されたら・・・拙者、必ず購入でござる。
by moriyamaeg | 2010-07-21 01:01 | 小ネタ編 | Trackback | Comments(2)
。すで山森

。すでグンニーュチンジンエの0011XRZ,は日本

18000km走行のKaさんのZRX1100ですが、パワーアツプの為エンジンを、
当店ST-1仕様にしました。・・・今回は、
低中速のトルクもアップしたいとのことで、カムはSTDで、ワイセコ1108とポート加工仕様です。
本来ST-1仕様のカムは、ZZR1100用又は、ヨシムラST-1の高回転仕様です。
1108の上の、1137もあるのですが今回は1108です。
走行20000km以内のエンジンなら腰上のみでOKですが、走行30000km以上なら、
オーバーホールと同時に作業となります。・・・耐久性アップの為なので、しかたないです。



KaさんのZRX1100です。・・・分解途中の図。
S1カラーの、モリヤマエンジニアリング・コンプリート車両のデモ車でした。
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拙者の好みで作ったバックステップです。1998年2月製作・・・12年前かぁー
絶妙なシフトタッチの優れものです。もちろん高耐久。
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ブレーキ側です。コントロール性、ブレーキの効きどちらも最高です。
当時、ワンオフで作ったステップでした。今も大切に、きれいに使ってもらってます。
・・・ありがたき幸せ!です。
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倉庫から工場へ持ち込みまして、これから、組み立て作業です。
分解後のエンジンにゴミ等が、入らない様にビニール被せてあります。・・・それを外すと、
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さらに完全マスキングされてます。・・・ほこり対策、完璧です。
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シリンダーヘッド加工ポート&バルブ系ST-1チューニングです。
当店ヘッドチューンは、ST-1/ST-2/ST-3/ST-4があります。予算と性能で使い分けします。
今回はST-1ですが・・・Kaさん、おまけでST-1.5位にしときましたよー。
ヘッド組み立ての図。
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シリンダーは78mmにボーリングです。これで1108!
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ピストンは、ワイセコ製の鍛造ピストンです。・・・ZZR1100用で専用開発、専用金型で
作られております。・・・他車種ピストンは、汎用加工のようで非常に重い物もあるが・・・
1109ピストンは、社外鍛造ピストンでありながら非常に軽いです。・・・すばらしい。
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コンロッドです。・・・オイル管理も良く、程度抜群!!!
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ピストン装着の図。
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シリンダー装着の図。
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ヘッド、カムその他装着の図。
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つい先日・・・・やっと慣らし終わりオイル交換しました。
いつまでも元気で走らせてくださいね。





それでは。
by moriyamaeg | 2010-07-20 00:44 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

KH250 エンジンオーバーホール、長い月日と、長い作業も今回で最終回です。

オーバーホールとは、だめな部品を交換し調子よくする事ですが
様々な障害があります。最も大切な事は、分解点検測定です。
・・まず必要である作業と部品を定める事から始まります。・・ここの判断の良し悪しで、
良いオーバーホール、悪いオーバーホールとなるのです。もう一つは予算です。
都合の予算に合わせて、オーバーホールするものではありません。
そのエンジンが要求しているオーバーホール内容に合わせて、予算が決まるものなのです。

オーバーホール後の耐久性が問われます。
短期の好調では意味が無い!のです。長期の好調でなければならないのです。
その為のコストとパーツは外せません。特にエンジンは、たった一つのパーツトラブルで
ブローする事もあります。エンジンオーバーホールとは、開けて閉めるだけではないのです。
必要とされる確実な作業と的確な部品交換と正確な調整などなど、やる事は山ほどあります。
部品の揃うオートバイは、確実に蘇ります。真面目に直せば当然コストは掛かります。

旧車で交換したい新品部品が無い時・・・中古部品を使うはめになる。
当然中古なので新品に比べ傷んでいます。・・・極上の中古ならまだしも・・・そこそこでは危険。
無ければ仕方ない?壊れた部品でオーバーホール?
とりあえず程度のいい部品の入手が必要です。・・・旧車は大変です。それがもとで乗れない
日々が続いているオーナーも多いです。・・・部品が揃ううちが華なのです。
予算があっても部品が無ければ意味が無いですから・・・


成型が悪く、はみ出している社外の新品ガスケット。でも部品があるだけ幸せです。
・・・・ただし問題無く使えることが条件ですが、
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はみ出しガスケットは、・・・・余った部分を、切れば良いのです。
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これもまた新品ではございますが・・・社外部品です。1.00mmオーバーサイズです。
あるだけ幸せです。・・・・ただし問題無く使える事が条件ですが、
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ピストン組み付け、シリンダー組み付けです。
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ヘッド組み付けて、完成です。
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これの後、車体に搭載です。
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明日には、2スト、トリプルのエンジン音が聞けそうです。
Tさん、長らくお待たせ致しました、これで走れますね。でも今のうちにスペアエンジンを
探して、キープしておいてください。・・・末永く乗る為に!です。

KH250 エンジンオーバーホールこれにて終了!
by moriyamaeg | 2010-07-19 04:10 | エンジン編 | Trackback | Comments(2)
森山です。

KH250 エンジンオーバーホール その5です。

クラッチハブです。ハブナットの接触部分ですが、過去の整備不良によりギタギタです。
ナットの接触外径も小さくスプラインの外径とほぼ同じ残念設計・・残念。
整備不良でナットが緩み、叩かれ・・・・
二度と緩まないようにと死ぬほど締めて・・もぐり・・スプライン部のアルミ欠け
面圧不足になって悪循環・・・・素人が、死ぬほど締めた痕です。・・残念。
このままでは、再度ハブナットが緩むので対策します。
・・・ハブナットの外径を、大きくとりスプラインの外側でも面圧を確保します。
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まず、荒れた面を、きれいに面研します。平行度も重要!
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ボロボロのハブセンターナットとロックワッシャーです。
分解時、ロックワッシャーも折り曲げておらずでした。・・・・最悪です。
ナットが緩んでミッション系ダメージすでに発生してました。・・・何度も緩んだ形跡ありです。
ロックプレートは、原型とどめていない・・・・
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クラッチプレッシャープレートです。昭和52年7月23日!のスタンプ・・・歴史です。
33年前のこの日、拙者何をしていたことやら・・・中学一年の夏休み・・・思い出せない!
・・・夏休みの日記なんて書いてないし・・・
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左の純正ナットから右の対策ナットにします。
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横からの図です。ナットの厚さは加工して、ほぼ同じです。
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対策ナットは緩みどめの、ロック付きです。
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ナットの接触面も大きいです。・・・これで対策OK!です。
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組み立ての図です。二重の安全策で、ねじ部にはロック剤を塗布して締めてます。
ロック付きナットは、次回の分解組み立て時は必ず新品とします。・・・再使用禁止です。
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クラッチ組み立て完了。
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クラッチカバーを付けます。
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発電系、点火系組み立てます。
ポイント式点火です。
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ドライブスプロケットです。・・・・やせ細り死んでます。・・・交換です。
このバイク、とことんダメでござる。・・・仕方ない33年もの。
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その6へつづく。
by moriyamaeg | 2010-07-18 23:28 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

当店は、第三週目の水曜日と木曜日は連休日なのです。
月一の連休なので、この時ばかりと寝て充電します。・・・20代30代の人間には、
分からないジジイの体の疲れ・・・50代の人間には痛いほど分かると思われますが・・
気合と根性!なんてよく言います。でも体は正直です。老化現象フル加速中!
オートバイとは違うので、拙者、痛んだ所は全て寝て治すでござる。

KH250 エンジンオーバーホールのつづきです。


図は、クランクオーバーホールで交換したパーツです。
図に無いクランクサイドシール、コンロッドも交換しています。
コンロッドは秘蔵の純正中古品に交換・・・残りわずかです。GT380用も持ってます。
右サイドのオイルシールのみ社外品、それ以外は純正新品部品で交換してます。
・・・再使用できたのはクランクウエイト部分のみでしたが復活しました。・・めでたし、めでたし、
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図は、やれたクランクピンです。磨耗と腐食で寿命でした。・・コンロッドやトムソンベアリングも
同じでした。・・・ご臨終。
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アップで見るとこうです。・・・もちろん交換しました。
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復活クランクAssyです。2サイクルのクランクは構造上、寿命が短いです。
20000kmに一回メンテですかね。ストレスによって変わりますが、30000km以上は
使わない方がいいです。・・・ハイパワーにすると1000kmもたないエンジンもあります。
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クランクオイルシールです。でかでかと MADE IN JAPAN  !!!!
部品は、やはり日本製一番ですよね。
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社外オイルシールセットとガスケットセットです。
もちろん、オイルシールは日本製です。全く問題なし。・・・・ガスケットは不明です。・・・
やはり、ガスケットはいまいちでした。・・・・型ずれ有りの物もあり・・修正して使いました。
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社外オイルシールセットの製造メーカーは世界最高水準の NOK株式会社 です。
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クランクケースにミツション装着します。・・・このケースの固定ボルトは
全箇所スタッドボルトタイプです。・・・恐るべし1970年代です。この時代の
カワサキは、すばらしい物作りです。・・・さすがカワサキーですね。
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クランクAssyとキックギアAssy装着します。・・・・クランクを、おさめるクランクケース部分
・・・ベアリングがおさまる所。・・・耐久性向上!なんと鉄が鋳込んであり加工されてます。
近年のオートバイも見習って欲しい作りです。・・・当時はフラッグシップ・カワサキです!
・・・1970年代カワサキ・・・・と・・・・2000年代カワサキ・・・・の違いは?
・・・リーゼント・カワサキー・・と・・・今時のロンゲ・カワサキ・・・ですかぁー。
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ケース被せて完了です。クランクオイルシールが誇らしげです。・・・・新鮮で、うまそう。
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ちゃんと仕事をこなすクランクシャフト!いやー、気持ちいいですねー。
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その5へつづく。
by moriyamaeg | 2010-07-17 00:45 | エンジン編 | Trackback | Comments(3)
森山です。

KH250のつづきです。

クランク系・ピストン系は、ひどい状態でしたが・・・なんとミッション系も、ひどい状態でした。
グッバイ・ ミッションですが、今回は、直して使います。・・・次回はAssy交換です。
次回オーバーホールまでにスペアのエンジンを、探さなければなりません。

今回は、ミッション系のレポートです。

まずは、インプット側ミッションメンテナンスです。
図のインプットシャフトのスプライン先端が叩き潰されおりました。・・・原因は、
クラッチセンター・ナットの緩み、または脱落によりシャフトがスラスト方向にガタガタと
動き・・ミッションベアリングレースに激突し叩かれ、潰れまくりでした。・・・このセンターナット
のロックワッシヤーは、すでに死んでおり、ナットはフリーの状態でした。
何度も緩んだ形跡ありでした。・・・早い時期に対策すればよかったのに!です。
ギアが変形したスプラインに引っかかり分解できないので変形部分を除去した図です。
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ギアが抜けました。の図です。
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分解メンテナンス中です。シャフトとギア以外は揃えました。・・・これで復活です。
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開きすぎ!変形してます!
上が、新品のクリップで、下が、組んであったクリップ・・・・組み立ててある状態で・・
くるくるで、かたかた動き、今にも外れそう。・・・素人が組んだクリップ
非常に危険です。・・・ブローして、ミッションロックしてしまう!
KH250など、カワサキ・2スト・トリプルのミツションに使われるクリップは、
クリップのテンションが失われないようにスペシャルツールで確実に組み付けしなければ
意味が無い。・・・・ただのスナップリングプライヤーでは、まともに組めず危険です。
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先ほどのスプラインが激突していた相手のベアリングレースです。
ダイヤモンド鑢で、バリ取りします。
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その他、いろいろな作業や、加工をしまして、・・・・疲れました。
インプット側ミッションのメンテナンス完了です。
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次は、アウトプット側ミッションのメンテナンスです。
こちらも、さらに程度悪い状態でした。・・・33年分のストレスです。
ガタガタです。アンダーパワーのKH250なので使いますが・・・350や400だったら・・
捨てます。
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〇リングです。上が、新品です。・・・・同じ物とは思えない・・
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必要最低限の部品は、揃いましたので、
    これから血祭りにします。・・・・・・・・・・・・・・油祭りにします。
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セカンドギアです。・・・・セカンドギア弱えぇーので新品欲しい!
ミッション寿命は、クラッチの切れも関係あります。
ドッグが瀕死の状態です。
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角が、丸くなっている凸。
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穴の縁が、丸くなっている凹。・・・・そして、ギア抜けの原因となります。
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セカンドギアのとなりのカラーです。・・・・これがまた、出来の悪い不良でして・・・
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ななめ!・・・旋盤で修正します。
その途中の図です。削れていないところがありますが、それが斜めの不良です。
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不良は、更正させられ・・・真っ当な人間になり、部品になり・・
しかし高さが低くなりますが、その分は、ギア位置の修正調整しますので、問題ないです。
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ワッシャーの厚さ測定中です。・・・なんだかんだ厚い!なんだかんだ薄い!・・・
ワッシャー厚でギアの位置を調整します。・・・削ったりもします。
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ギアのかみ合いチェック中です。装着してシフトフォークとの兼ね合いで・・・どうのこうの
いじくりまわし・・・あわせます。
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なんだかんだで完了です。
新品が無いばかりに・・・大変です。・・・33年物!無理もできません。
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その4へ、つづく。
by moriyamaeg | 2010-07-14 04:02 | エンジン編 | Trackback | Comments(5)
森山です。

本日は、久々のKH250です。
3月18日のエンジン分解編ブログから約4ヶ月・・・・ようやく部品が揃い、作業できます。
今回、再使用不可能なパーツが多すぎました。それでも使えるパーツは、なるべく使いましたが、
なにせ純正部品が、まともに揃わず・・・生産中止ばかりでした。
社外部品でなんとか間に合うところもありましたが、再使用のパーツもそのままでは問題があり
手を加えての再使用や、中古部品使用となりました。
・・・そんなこんなで通常のオーバーホールより遥かに時間のかかる作業になりました。
新品部品が揃えば作業も早いし、耐久性も上がるし、結果もいいのですが・・・
・・・残念ながら旧車の宿命です。全て、ベースの良し悪しで大きく左右されます。
今回オーバーホールのKH250は、キャブ、ピストン、シリンダー、クランク、ミッション、クラッチ等
もれなく全て駄目でした。・・・・しかも超重症です。
さらに、このKH250は、エンジンだけではなく車体側もフルメンテが必要で・・・今まで最低コストで
メンテナンスされてきたと思われ、チラ見ですがひどい状況です。
ペイントだけは綺麗ですが・・・・中身ボロボロで残念。
といえども33年前のオートバイが何もせずそのままで調子良いはずがないのです。
旧車は買ってからのメンテナンス費用のほうが遥かに高くつきます。でも仕方の無いことですね。
車体を購入して終わりではないのです。始まりなのです。・・・憧れだけでは絶対に乗れません!
愛車の為に、最後まで頑張って直しましょう!


キャブレターです。口径は22パイで、S1からKH250まで各シリーズでセッティングパーツに
違いがあるので、全て分解確認します。
上の3連が今まで使用していたキャブ。下の3連がこれから使用するキャブです。
上の3連は痛みがひどく使えないので、中古で探した下の3連をオーバーホールし交換します。
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今まで使用していた、だめなキャブのクランプ部分です。
何度も何度も分解され・・・締めすぎて・・・変形・・・もう二度と締まらない・・・
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3基とも全て・・・なんでここまで超変形・・・真円度も最悪・・・・
さらに、ベークライトのスリーブ割れている。・・・・ゴミ箱直行です。
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これから使うキャブです。クランプ部分生きてます。
だめなキャブの図と比較してみてください。
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全てのキャブ・・・計6基を分解します。
新たに使う中古キャブは、特に注意して分解点検します。・・・その結果・・カッタウェイが
一箇所違うものが混入、メインジェットも違う・・・やはり中古は信用ならず!そして、
とどめはフロートがペシャンコ・・・・さらにインナーパーツやれやれです!ならば、
今まで使っていたキャブと合体させ使用です。・・合計6基のオーバーホール・・・
それ以上の作業となりました。・・・やはり旧車は、ただではすまぬでござる。
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今回、世話になったサービスマニアルです。
昔々のもので・・・さすがに巻物ではござらぬが・・・かなり古いでござる。
なにせ呼び名が、ショップ マニアルですぞ!・・・・その中の、
整備しておるメカニックの格好に・・・・ミツキがかなり反応して騒いでおった。

ミツキ: リーゼント!ローファー!金時計!
     なんだぁーこの人・・・ワハハハガハハハ・・・恐るべしカワサキーのヤンキーだぁー
     見てみぃー、ほらほら、これこれ!・・・・ヒィーヒィーガハハハ・・・

いはら: アァー!すげーリゼントだぁー!すげーすげー
      社長!すげぇーリゼントですよー!これ!・・・ワハハハ・・
      しかもカワサキーのメカニックー!・・・・ガハハハハハ・・・

モリヤマ: どれどれ・・・・・オー、懐かしい・・・
       昭和のメカニックの正装だ。・・・・
       おめぇーら!笑い過ぎだぞぉー!
       先輩に失礼だろーが!・・・・昔は、みんなこれがよぉー・・・
       てめーら聞いーてんのかぁー

いはら&ミツキ:  ヒィーヒィーガハハハ・・・
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キャブデーターの一覧表です。・・・リーゼントでも親切です。
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その3へつづく。
by moriyamaeg | 2010-07-13 03:40 | エンジン編 | Trackback | Comments(5)
伊原です。本日2本目です。眠いです。

カーボンホイール赤黒忍者さんの依頼です。
オーニシさんのスイングアーム用のチェーンカバーとハイフローコックが欲しい!とのことでワンオフ製作しました。


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チェーンケース本体です。安物のチェーンケースは少しの振動でもブルブルします。何も考えずに設計するとそうなります。
シンプルに軽量に設計しました。

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チェーンケースをとめるステーです。小物にもこだわりました。本体が良くても、ステーがいい加減だと台無しですからね!

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コック用のステーです。
「操作時にヨレヨレしないように」とのオーダーで、2017より削り出しました。


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装着しました。


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真横のカット。
なるべくシンプルかつ軽量なデザインにしました。


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ハイフローでも、落下式はON/OFFの切り替えが面倒とのことでピンゲルはNG。負圧式のコックにしました。結果的に、ピンゲルよりもハイフローになりました!怪我の功名?


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サブフレームをかわさなければならず、取り付け位置に悩みました。コック別体式のため、整備性(タンク脱着)も考慮してこの位置となりました。


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今回、チタンスプロケットナットとピボットナットも装着していただきました。軽量化と見た目にも効果的です。着実に進化していきますね!
by moriyamaeg | 2010-07-10 01:19 | 作り物 | Trackback | Comments(2)

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