<   2011年 01月 ( 16 )   > この月の画像一覧

森山です。
今回は、GPZ900R A12 
Mさん号のエンジンオーバーホール その1でござる。
走行は約40000kmで調子は良い・・・ミツションの入りがやや重いくらいです。
距離からすればオーバーホールにはベストでござる。・・・早すぎず遅すぎず
現在は、ノーマルエンジンに4-1集合管とFCR37仕様です。
エンジンの中はどうなっているか?大きな問題が無ければよいのだが・・・いよいよ分解でござる。

ヘッドカバーをはぐり・・・中身、チェック!
a0163159_2212716.jpg


カムシャフト&ロッカーアームは、インレットもエキゾーストも焼き付きありました。・・定番です。
市街地走行は致命傷・・・しかたない・・・消耗品でござる。・・・今回は、少しでも長く使う為に、
オイルポンプをZZR系とし、当店スペシャルオイルライン装着してもらいましょうっと。
a0163159_2214529.jpg


シリンダー&シリンダーヘッドの固定ボルトでござる。・・・非常に程度良く綺麗でござる。
a0163159_222126.jpg


ヘッドの上側でござる。・・・スラッジ無くこれまた綺麗でござる。
・・・やはり、オイル交換サイクルがベスト!すばらしい。・・・でもカムは焼き付く・・・残念。
高級オイル使用して、常にぶち回せば、カム焼き付きにくいでござる。
今回は、フルオーバーホール・プラスST-1仕様でござる!
ヘッドは、ヨシムラST-1カム・ロッカー・バルブ・ガイド・その他交換、シートカット・ポート加工です。
もちろん異音も消します。・・・ホンダ並みに!・・・ガハハハ
a0163159_2222220.jpg


燃焼室側でござる。・・FCRでパンチ仕様・・・市街地走行だとやや濃くなりカーボン溜まる。
これまた高荷重でブッ飛ばせば良いのです。
a0163159_2223829.jpg


ピストントップでござる。・・・カーボン・・・加速ポンプも効いてます。
市街地に合わせて次回は少し絞りましょう。・・加速感は薄れますが、エンジンの伸びは良くなります。
a0163159_2225560.jpg


ノーマルピストンです。・・・908cc
a0163159_2231159.jpg


ピストン外しました。・・・裏側、綺麗でござる。・・・今回は75mmピストンでの972ccにします。
a0163159_2235762.jpg


コンロッドです。・・・小端部問題なし。
・・・小端部の傷ついたものも多いでござる。ひどい場合は交換です。
a0163159_2244489.jpg


外したシリンダーの内壁でござる。・・・クロスハッチがまだ残り・・・一見程度良い・・・よーく見ると
錆びた後がある・・・長期使用してない時期があった証拠でござる。
a0163159_226176.jpg


クラッチ廻り分解・・・点検。・・・・全体にややガタが多いでござる。
クラッチとミツションは磨耗に個性がでる部品でござる。・・・各部の程度が、みんなバラバラでござる。
扱いに個人差があり、乗り手の癖が出るところでもある。
a0163159_2263620.jpg


プレッシャーカバーにスプリングの痕が・・・遠心力でスプリングが外周に押し付けられ・・・
削れてます。・・・ひどくなると、この削れた段にスプリングが噛み込み・・・作動不良で、
クラッチ切れにくくなり、ギアチェンジ重くなる。そのまま走行しつづけるとミッションまで傷みます。
a0163159_2265138.jpg


オイルパン外します。「おぉーーーーーーーーーー!綺麗!」
ものすごく綺麗です。やはり、良質のオイルを正確なサイクルで交換するべきですな。
現在、Mさんは、アッシュFSEを、2000km~3000kmで必ず交換しております。
中古で購入してますので・・・前オーナーのオイル管理は不明でござる。・・・乗り方も不明。
a0163159_227924.jpg


ミツションAssyです。・・・ここまでは通常のへたり具合の部品達でござったが・・・この
ミツションはガタガタでござる。・・なぜ?・・・ミツションのボールベアリングが死んでガタ多し、
今まで見た事無いガタつきである。・・・
・・・その為、各ギアもグラグラ・・・・・ミツションブローにならなくて良かった。
原因は、ベアリングの錆び付き後の激しい磨耗が原因のガタで放っておくとバラバラになります。
ミツキのガンマのクランクベアリングブローと同じメカニズム!錆!・・・恐るべし!
ミツションはかなりの費用が掛かりますが使えないので、クラッチ共々今回は交換します。
全開走行やコーナー途中でのミツションブローはかなり危険です。・・・後輪ロック!転倒!
クラッチ切ってもロックしたまま!・・・Mさん、開けてよかったですね。・・命拾いでござる。
a0163159_2272476.jpg


クランク&コンロッドです。
a0163159_227444.jpg


クランクピン程度良い!曲がりも0.015mmで問題なし!
a0163159_228258.jpg


よく見ると・・・コンロッド大端部、小端部のサイド・・・・少し錆びてます。・・・これは問題ないが、
このエンジンはシリンダーライナーの錆、ミツションボールベアリングの錆は致命傷でした。
日本は、湿度が高く、雨もよく降るし、結露もします。・・・長期保管は難しいです。・・・
やはり、コンスタントに乗るのが一番の薬でござるなっ。
a0163159_2281839.jpg


つづく。
by moriyamaeg | 2011-01-30 21:57 | エンジン編 | Trackback | Comments(10)
森山です。
まずは、GPZ900R A7 Sさん号!エンジンオーバーホール その1でござる。
現在、GPZ900Rのエンジンオーバーホールを3機同時進行中です。・・・残り2機は後日スタート。
Z系のエンジンも3機あり・・・その他4機・・・時間が掛かりそうですが頑張りますでござる。
冬の間は、やはりエンジンオーバーホールに限る。・・・暖かい工場でぬくぬくと作業でき最高です。
それでは、Sさん号のエンジン分解でござる。
20年間で約40000km走行のA7忍者です。先日のカム&ロッカー焼き付きによる異音をきっかけに
フルオーバーホール決意でござる。・・・長期乗らない時もあり・・・乗っても都内チョイ乗りで・・・
エンジンのドライスタートもしばしば・・・残念な事に最近は、白煙も見え始め・・・・エンジンのノイズも
異音と化し・・・・遂に年貢の納め時。仕様は、ヨシムラST-1カム&972cc&FCRキャブ37で・・・
中身は、いかに?・・・・ここまで年数が経つと・・・走行距離関係なくやれてます。

前回紹介した通り・・・動弁系は全滅。・・・悲しい位。・・・
・・・10年に及ぶ、たまのチョイ乗りや、長期放置は、最悪の結果を生みだしております。
シリンダーヘッドを外しました。燃焼室側でござり、それなりのカーボン堆積でござる。
a0163159_2255355.jpg


No1のピストントップはオイルで濡れてます。・・・オイル上がり、下がりでござる。
No1のインテークバルブも同じで、オイル湿り・・・下がりも発生でござる。
長期放置するとシリンダーライナーは確実に錆びます。・・そしてオイル上がりとなる。
a0163159_22555557.jpg


ピストンでござる。今は懐かしい・・・モリワキ製75mmの972ccでござり、コンプレッションリングが
1本でござる。製造メーカーはアートピストン!現在は生産中止です。
a0163159_22561123.jpg


コンロッドです。
なんとキャリロでござる。・・・・確か14~15年前に組んだ、コンロッドでござる。さすが
キャリロ!ビシッとして綺麗なもんです。
a0163159_22562811.jpg


クラッチ廻り分解しまして・・・いろいろ確認しながら分解します。・・基本綺麗なエンジンでござるが・・
ドライスタートや低回転常用にやられてます。・・・残念。
a0163159_22564596.jpg


オイルパンの内側です。・・・異物は無いのですが、スラッジで黒く汚いです。オイルが吸着した
カーボンです。・・・ガソリン混じりの真っ黒オイルは危険です!
・・・やはりオイルは早めの交換に限る!特にFCRなどで市街地走行が多いバイクは特に注意!
a0163159_2257384.jpg


ロアケス側です。メタルの当たりが、きつい所がある。
a0163159_22572289.jpg


アッパーケース側です。
a0163159_22573748.jpg


クランクを外して・・・キャリロ製コンロッドを外します。・・・ぶっとい!
でも・・・ノーマルよりチョイと軽いです!
a0163159_22575970.jpg


H型コンロッドです。・・・丈夫なクロモリ鍛造でござる!現在、4本で246.750円です。
a0163159_22581684.jpg


このコンロッドボルトはボルトの伸びで軸力管理してます。再使用してできない事はないが・・・
しくじるとエンジンブローです。・・・ですから、再使用せずに交換します。・・・でも・・・
1本、8000円もします。全部で、64.000円なり!・・・
a0163159_22583073.jpg


恐るべしキャリロ。・・・眺めていますと、まさに芸術品でござる。・・・・欲しくなる。
a0163159_22585471.jpg


左が外したクランクシャフト。軽量加工(コルサクランクタイプ)&ダイナミックバランス仕様。
・・・ナイフエッジ加工とピカピカ加工すれば完璧でござるなぁ。・・・しかし・・・
今回、ピンの傷&偏磨耗により交換しちゃいます。・・・今後、長く乗る為に新品クランクにします。
・・・もちろん、新品クランクはダイナミックバランス仕様でござる。
右側はノーマルクランク。
a0163159_22591093.jpg


次回はMさん号のエンジンオーバーホール その1です。
by moriyamaeg | 2011-01-29 22:59 | エンジン編 | Trackback | Comments(5)
森山です。
先日の定休日に行ってまいりました。
「枯れ木に花を咲かせましょう!」・・・・壁一面、カラフルで見事でござる。
a0163159_2057231.jpg


フリークライミングのボルダリングでござる。
山登り好き!伊原メカが長年やっているスポーツ。・・拙者、運動不足でござり、そろそろ運動したい!
何をしたいか考え中・・・・走る!泳ぐ!は単調なので・・伊原メカの誘でボルダリングに決定でござる。
拙者:「ヨォーシ!いちょやったるかぁー!」・・・もちろん自己流・・・
a0163159_20522633.jpg


正直なめてました。・・・持てるパワーを注ぎ込む!・・「オリャーーーーー!」
・・・・あっという間に・・・パワーダウン・・・石を掴めなくなり登れない。・・・
だんだん乳酸溜まり・・・腕が動かなくなる!
a0163159_20524629.jpg


課題の順番でよじ登る・・・・掴む岩の順番があるのですが、これがまたむずかしい。
パワーだけでは無理、体勢や重心をうまく利用し、体力の消耗を抑えつつゴールまで行くのである。
「アラヨッ!」
a0163159_2053163.jpg


足場も重要・・・楽に登れる体勢がとれないと・・・・最後まで登れないでござる。
「オリャッ!」
a0163159_20531794.jpg


見かねた伊原メカが実演アドバイス!・・・・おおーなるほど!・・・しかし、
拙者の両腕は笑って・・・・登れない。
a0163159_2053312.jpg


伊原メカ・・・猿のようにぶら下がり・・・移動します。・・・・まさしく運動です。
a0163159_20534768.jpg


掴みにくい形状やレイアウトの岩ですと・・・簡単にクリアできないのでござる。
腕が3日以上筋肉痛・・・間違いない。早く回復し、来週もボルダリングでござる!
来週は、会長も元気メカも参戦でござる!・・・楽しくなってきました。
a0163159_2054261.jpg

by moriyamaeg | 2011-01-28 20:48 | 小ネタ編 | Trackback | Comments(10)
森山です。
今回は、カワサキZ1000Jです。・・・エンジン不調のため分解点検です。
Z1000Jは、80年代初頭のバイクでござる。
Z1000MKⅡの後継・・・1981年発売。北米仕様の丸タンクKZ1000Jー1・・・(J-3は角タンク)
ヨーロッパ仕様は角タンクZ1000Jー1・・・・
82年はJ-2、83年はJ-3となる。
81年、JベースのレーサーKZ1000RでエディーローソンがAMAスーパーバイクチャンピオンとなり
翌82年にチャンピオン記念で、KZ1000R-1(ローソン・レプリカ)を発売。・・・(83年はR-2)
82年には市販レーサーのKZ1000-S1も販売。


外装やペイントはオリジナルのKZ1000Jではござりませんが・・・Jです。
a0163159_23144430.jpg


エンジン分解します。・・・・理由は、エンジン不調。コンプレッション低下。・・・
エンジンオイルが燃えて無くなる(消費量が多い)などです。
年式や走行距離から考えると、調子も悪くなる年月でござる。・・・なんと、30年も経過してますが、
エンジンの部品は、ほぼ全て揃います!・・・KZ1000ポリスの部品が入手できるからです。・・でも、
ポリス生産終了してますので・・・今後、無くなるものもあるでしょう。・・・
Z1000J/Z1000Rオーナーは、エンジンパーツを買うなら今のうちでござるぞ!
a0163159_2315155.jpg


シリンダーヘッドAssyを外しました。・・・・・シリンダースタットボルトとヘッドナットが・・・・
a0163159_23152123.jpg


錆びて固着しており・・・・スタットボルトごと抜けました。・・・・しかも4本も。
・・・・程度の悪い証拠なので・・・気分は良くないでござる。
a0163159_23154019.jpg


シリンダーライナーの内壁がマダラ・・・・オーバーヒートの繰り返しでござる・・・・乗り方
以外に・・・古いので諸原因により、燃調が薄くなってのオーバーヒートもある。・・・
キャブレターのメンテナンスは重要事項です。・・・エンジンを死なせる原因となるからです。
a0163159_23155694.jpg


カムチェーンガイドです。・・・
本来、弾力のあるゴム系ですが・・・カチカチの樹脂系となってます。・・・しかも、ひび割れまで・・・
まるく凹んでるのは、テンショナーが押す部分・・・・凹み過ぎです。
a0163159_23161190.jpg


テンショナーの張り具合は・・・・全押しになってました。もちろん張る方向へ・・・・・
これ以上張れない状態にもかかわらず・・・カムチェーンはダラダラに弛んでました。・・・
チェーンは伸び・・・ガイドは減り・・・ガイドは凹み・・・そりゃテンショナーは全押しまで動きます。・・・
クランク回転方向に回した後、逆回転させると・・・・驚きのタイムラグ・・・クランクが回転してるのに
カムが回転しない・・・・弛みがとれて初めて回転しはじめる。・・・ものすごく弛んでました。過去最高!
・・・・ブッ飛ばしたら一撃でブローでござる。・・・・・現状、カムチェーン系部品は全て死んでます。
a0163159_2316318.jpg


カムチェーン系の部品は全滅で・・・・ピストン&シリンダー系も全滅でござる。
インテーク側が真っ白く焼けてます。・・・・焼け過ぎ!・・・軽くデトネーションでござる。
特に2番3番が白い。エキゾースト寄りの堆積物は燃料だけではなくエンジンオイルも焼けての
堆積物でもある。・・・まぁ~味見してみないと成分比率は、分からないでござる。
通常燃調では軽いオイル上がり・下がり時のピストントップはオイル湿りしています。
ひどい場合はオイルでヌルヌルしていてピストントップの堆積物も洗われて綺麗になっている。
薄過ぎる燃調ではオイル湿り位ならピストントップのオイル分は焼き尽くす。・・多量であれば残る。
a0163159_23164711.jpg


ピストンは、4気筒とも焼け過ぎ・・・ライナーはマダラ模様・・・こりゃオイルも無くなります。
・・・・エンジンフルオーバーホール確定です。もちろん、
キャブレターなどの燃料系のオーバーホールも同時作業です。
さすがに30年経過したバイク・・・ただでは済まないでござる。エンジンオーバーホール以外
の事も山ほど必ずありますね。・・・バルブ廻りはこれから分解しますが、ステムシールも硬く
なってるんだろうなぁー。バルブ、ガイド、シートも終わり・・・でしょう。
a0163159_2317433.jpg


このエンジンの分解は、今回が初でしょう。・・・ボルトを緩めるたびに・・・30年前のガスの匂いが
噴出します。・・・臭っ。

つづく。
by moriyamaeg | 2011-01-24 23:30 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
胸の病のイクラです。
激痩せ・・・飲まず食わず・・・病院通い・・・薬でなんとか生きてました。
点滴と、薬と、ひたすら体を暖める。2週間経過位から・・・猫缶を食べ・・
少しずつ体重も増え・・イクラ!50%復活!でござる。
しかし、咳は治らず。・・咳き込んでよくゲロってます。・・深い咳き込みでござり・・
元気いまひとつでござる。・・・ウイルス撃退できればいいのか?

ご飯食べて、暖かい所で寝て・・・とりあえず体力をつけるべし!でござる。
a0163159_2358093.jpg


風輪と仲良く寝てます。
a0163159_23581954.jpg


風輪は枕がわりに・・・
a0163159_23583633.jpg


さすがに、病院通いも慣れてきました。・・・今は、箱から出て外を眺める余裕も有ります。
a0163159_23585380.jpg


拙者:「どうした。イクラ、なにが見える?」
イクラ:「捨てられても帰れるように・・・帰り道を覚えてるとこ。」・・・猫には天然のGPSがある。
a0163159_23591028.jpg


帰り着くと疲れがピークで横になるイクラ。・・・すると必ず寄ってきて同じポーズの風輪。
a0163159_23592769.jpg


正直、引っ付きすぎ・・・おかげで寂しくないでござるな。
a0163159_23594397.jpg


今日も充電中!・・・50%充電完了!でござる。
a0163159_00485.jpg

by moriyamaeg | 2011-01-23 00:00 | 小ネタ編 | Trackback | Comments(8)
森山です。
CB750K0最終回です。
エンジンのかかりが悪い&オイル漏れ修理でしたが、分解点検していくにつれ・・・
このエンジンは、オーバーホールが必要である事がわかりました。
しかし交換部品が無ければ分解点検の意味が無いので・・分解点検する前に純正部品の在庫状況を
先に調べておきます。・・・最低限、分解して組み立てが出来るだけの部品がそろうかどうか・・・
重要なことです。
今回、メーカーも、「これだけあればなんとかなる。」の部品供給でしたが非常に助かりました。また、
ベースエンジンが最悪でなかったのでよかったでござる。
もっと交換したいところもあったのですが、・・42年も経つので仕方ないです。大切に扱うしかない!
オーナーのオリジナルを保ちたい!・・・純正部品へのこだわり・・・・その気持、痛いほど分かります。
今後も旧車の修理やオーバーホールがあるでしょう。全てはベースエンジンと交換部品次第です。

車体にエンジンを載せまして、各部品装着完了。
これからキャブレターの調整とポイント調整です。
a0163159_2375221.jpg


点火時期の調整の図。・・・タイミングライト片手にFマーク合わせます。
K0のキャブレター同調調整は、4連リンク式ではないので大変です。・・・ワイヤーまかせ・・・
調整もアジャストねじ・・・シビアです。
2スト多気等のワイヤー調整と同じです。2ストはややバカちょん・・・そんなことはないが・・・
・・・4スト4連キャブレターワイヤー式は、かなりシビアでござる。
a0163159_2381097.jpg



オイル漏も大変でしたが無事直りました。エンジンも掛かり良くなりました。
寒い冬は確実な暖機運転が必要です!夏はオーバーヒートに注意です!
最後に磨き込みまして完成!記念撮影でござる。・・・この後、配達納車でござる。・・・さびしい。
a0163159_2383574.jpg


作りはレトロですが、雰囲気が抜群でござる。排気音も素晴らしい!
試乗しましたが、飛ばす!楽しさではなく、流す!楽しさであります。目的が無くても
時間に追われず、どこまででも行きたくなるそんなオートバイでした。
a0163159_238591.jpg


んーん欲しい。
a0163159_2391780.jpg


HONDA CB750K0 でした。
by moriyamaeg | 2011-01-21 23:09 | エンジン編 | Trackback | Comments(4)
森山です。
本日は、CB750K0 エンジンオーバーホール その11です。
駆け足で紹介します。

シリンダーヘッドを装着しました。・・・シンプルでござる。
a0163159_231237.jpg


カム&ロッカーアーム&ホルダーでござる。全て再使用しますが大きな問題は無し。
a0163159_232783.jpg


ヘッドに干渉するところがありホルダーが浮いたまま。・・・このまま無理に組んでありました。・・が・・・
あたりが非常に強い為・・・削れてます。・・・このままでは、まずいので・・・
a0163159_2324289.jpg


逃げをつくり・・・無理な力が無くなり・・・ピッタリ!完了です。
砂型鋳造部品なので寸法がそれなりのところもあり・・・干渉することもあります。
巣穴が有り・・・そこからオイルがジワジワ染み出てくる事もあります。
昔シリンダーヘッドのカム室とインテークポート間に巣穴が有り・・・オイル下がり・・・
白煙モクモクでした。鋳造は何かと大変でござる。同じ部品なのに個性がある。
a0163159_2325770.jpg


ホルダー固定スタッドボルトのねじ山が弱ってまして・・規定トルク掛けられずでした。
スタッドボルト&ナットを交換します。
a0163159_2335296.jpg


その後は順調に組み立て・・・遂にCB750K0のエンジン完成!でござる。
今回、しつこい・・・エンジンオイルの焼けたスラッジや、カチカチのガスケット、
緩まないネジ・・・・など時間がかかり大変でした。
ここまでくれば、後は車体に載せるだけです!
a0163159_2341154.jpg


今回、キャブレターのオーバーホールもします。
a0163159_2363719.jpg


古いですが、わりと綺麗です。・・・ゴム部品は全滅でした。
a0163159_2365586.jpg

by moriyamaeg | 2011-01-20 23:04 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
中島飛行機・栄~プリンス~日産・A型 は一旦、最終回でござる。
実は、新しく投入のGXシリンダーヘッドの加工がまだでござり・・・
ビッグバルブにともなうポート加工に燃焼室加工なのですが・・・せっかく作ったものの・・・
バルブサイズを変更したくなり・・・一度も使うことなく・・・仕様変更決定!
もったいないが・・・心残りの無いようにしたいので・・・作り直します。

それでは、前回のつづきです。

コンロッドにピストン組み付けます。オートバイとは違う組み付けパターンです。
a0163159_2310767.jpg


コンロッド大端部(ビッグエンド)です。ここにコンロッドメタルを装着します。
左がコンロッド本体側です。右がコンロッドキャップ側です。・・・本体側に潤滑用吹き出し
穴が開いてます。ここからオイルをシリンダー・ピストン裏へ飛ばします。・・・
低回転で走ることが多い場合はあったほうが潤滑が確実でいい。・・・
コンロッドメタルにとっては、油圧や油量が少しでも確保できるので穴は無いほうがいい。
オートバイでは、ホンダは穴が開いているが、カワサキは開いてない。・・全車ではないが。
やはりカワサキのエンジンはのんびり走る設計でない事がわかる。もし穴が開いていたとしても
油圧が低いカワサキ車は勢いよくオイルが飛ばず・・・意味が無いから開いてない?それよりも
ビッグエンドから飛散してくるオイルで十分!Z1はトムソンベアリングタイプだからなおさら飛散での
潤滑。しかもギアポンプ・・・最低のオイル流量・・・・でもピストンやピストンピン焼き付かない!・・・
・・・低圧でも問題ない!が社風となったのだろうか?・・・でも低圧での悪影響は少なかれど出てる。
教習所での低速のんびり教習車は、ホンダでしょう。カワサキはつらい。
穴無しの場合・・・エンジンを、ぶち回せばクランクピンの潤滑を終え湧き出したオイルが遠心力で
360度飛び散るから潤滑OK。・・・・・・あまりにも悲しいシステム。
専用のオイルジェットがあるエンジンは最高でござる。忍者にもサニーにも欲しい!オイルジェット!
a0163159_23102898.jpg


ニスモメタルはレース用です。・・・・メタルには穴が無い!
・・・・高負荷でエンジンぶち回す事が前提ですからメタル潤滑が優先でござる。
遠心力で飛び散るオイル量はエンジンぶち回してるので多く問題なし!・・・てな事で、
拙者のサニーは長時間のアイドリング・渋滞は禁止です。常に4000rpm以上を多用する事!
・・・このメタルのおかげで・・・・大変でござる。・・・だから乗る回数が減るのです。また、
市街地走行は仕方ないので・・・超高級オイル添加剤にも頼るはめになってます。
A14改・・・まさしく鮫のようなエンジンとなりました。
忍者も鮫のようなエンジン搭載でござる。・・ぶち回したほうがいいでござる。
a0163159_23104417.jpg


クランクケスとシリンダーが分割するオートバイは、クランクにコンロッドを組み付けて、
ケース組み付けた後ピストンを装着します。
シリンダーとケースが一体である車のシリンダーブロックは・・・コンロッドとピストンを、
先に組み付けてシリンダー上方から組み付けます。・・・・オートバイでもヤマハVmaxや
ホンダVFRやVTなどはシリンダーとケースが一体なので車と同じ組み付けでござる。
a0163159_2311153.jpg


ピストンをスカート側から挿入・・・・ピストンリングが入らないので、ピストンリングコンプレッサー
を使います。ピストンリングを絞込み、押し込むのです。
a0163159_23112062.jpg


4気筒とも装着完了です。・・・・これで、総排気量1508ccです。
a0163159_2311362.jpg


梱包しまして今しばらくおやすみなさいでござる。
今回、ここまでです。・・また作業開始しましたらレポートします。
a0163159_23115739.jpg

by moriyamaeg | 2011-01-16 23:12 | エンジン編 | Trackback | Comments(4)
森山です。
正月休み中の作業のつづき・・・
実は、このA14型エンジンは輸出用サニーの新車から降ろされたエンジンでした。
今から25年位前・・・・横浜の浦舟町あたりの解体屋さんの店舗で発見!
店舗に新車外しのA14型エンジンが7機!陳列でなく、部品の山にうもれておりました。
店主に聞くと・・・わけありで輸出中止となった車両を解体したらしい。
神奈川は日産!新車外しのエンジンがあってもおかしくない。
このA14型エンジン1機の値段は7万円でござったが、当時はA12型エンジンを
いじくりまわしていた最中で、興味なく・・・もちろん買わなかった。

それから5年の月日が流れA14が欲しくなり買いに行った。
木造で昭和チックな小さな店でした。・・・拙者好み!最高だ!
拙者:「おじさぁーん、サニーの新品エンジン・・・あれ、まだある?」
店主:「おーーっ、よく知ってんなぁー。」
    「そこの部品の山の下にあるぞ!」・・・やはりそのまま埋もれてました。
拙者:「7機あったよね、・・・3機はどうしたの?」
店主:「よく知ってんなぁ~、あれかぁ~、船に載せるって買ってったなぁ~。」
拙者:「船かぁ~・・・A型の人生もわからんもんだ~・・・」
    「サニーのエンジン1機もらっていくよっ。幾ら?」
店主:「5万でどうだぁ~?」

この時に、3機買っておくべきでござった。・・・なぜならば・・・先日、
木造で昭和チックな小さな店に行ってきました。20年ぶりに。・・・すると
そこには・・・・どでかいマンションが建っておるではないかぁ~~~~~!
場所を、間違えたのかと思い聞き込みしました。・・・やはり廃業でござった。残念。
「あぁー、おじさん・・・まだ元気なのかなぁ~。」
「残り3機のA14型エンジンはどうなったのかなぁ~。」
帰りの車中で・・・出るのはため息ばかり。

このピストンを買った頃は、
まつおかワイセコ79mmもエスコート79mmも生産中止。・・・やばい!
ぎりぎり買えた・・亀有製の最後の鋳造79mmピストンです。・・・
・・・現在は鍛造品となり新発売中でござる。今回は、無くなる前に買ってしまっておきます。
a0163159_104777.jpg


左は、今回使う亀有鋳造79mmです。右は、今まで使ってましたワイセコ鍛造79mmです。
a0163159_11684.jpg


ピストン裏からの図。・・・・形状に大きな差が有ります。・・・ワイセコは重そうです。
やわな鋳造・・・丈夫な鍛造・・・でも使ってみないと分からない事もある。
今回は亀有鋳造で、次回は亀有鍛造です。
a0163159_11234.jpg


重量測定しました。ワイセコピストンは、総重量388gです。
a0163159_113910.jpg


亀有ピストンは、総重量358gです。・・・ワイセコより30gも軽い!
a0163159_115464.jpg


A14のコンロッドAssyです。
重量バランス、スモールエンドフルフロー加工、外周研磨加工しました。
強化コンロッドボルトとレーシングメタルを使います。
a0163159_131569.jpg


その5へつづく。
by moriyamaeg | 2011-01-15 23:21 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
中島飛行機・栄~プリンス~日産・A型  その3でござる。
シリンダーブロックのペイントも無事終わりまして、いよいよ組み立て作業です。
全部品、5年間寝てましたので錆びていないかが心配でしたが問題無しでした。
・・・日本は湿度が高いので本当に心配でござる。

カムシャフトでござる。高回転型の80度・・・作用角320度です。・・この位じゃないと
OHV2VALVEは高回転が力強く回らない。・・・しかし・・・
拙者のA14の最高回転数を試しましたら9250rpm・・・回り過ぎ。A14ノーマルクランクだとだめで、
ロングストロークのため壊れます。・・・A12はショートストロークなのでまぁいいですが・・・・
対策には、SPLフルカウンタークランクと丈夫で軽いコンロッドが必要です。・・クランクとコンロッドで
80万以上!・・・大昔B110用のヒューランドの5速クロスのギアが70万以上・・・・
てなわけで、8500rpmでパワーを出しきるのがベスト!
・・・パワーバンドが広くて気持ちよく回るエンジンを!でござる。拙者サニーは80度カムですが
マフラーでパワー特性を調整してます。
カムの上にある8個の部品はタペット(リフター)です。
a0163159_015246.jpg


OHVならではのプッシュロッドです。ノーマルは鉄ですが、これはアルミ製で超軽いです。
バルブ追従性アップの為採用しておりまする。
a0163159_02187.jpg


タペット(リフター)装着します。・・・左側は装着済み。右はこれからです。・・・この装着する
リフターホールもパルホスM処理されてまして耐摩耗性やフリクション向上。
a0163159_023842.jpg


次にカムシャフトを通しまして・・・
a0163159_129180.jpg


カム装着完成です。・・・カム位置はクランクより上でシリンダーよりは下でのOHVござる。
駆動はダブルローラーチェーン駆動でござる。
a0163159_033256.jpg


交換部品です。ガスケットキット、カムチェーン、スプロケ、各メタル他でござる。
a0163159_035040.jpg


シリンダーブロック側に、ニスモ製のレーシングメタル装着。
a0163159_04858.jpg


クランクキャップ側です。取り付けは強化ボルトで固定します。
a0163159_043166.jpg


クランクキャップにもレーシングメタル装着します。
a0163159_051516.jpg


A14クランクシャフト改です。・・・軽量&研磨加工&バランス取り仕様でござる。
a0163159_063199.jpg


19年前に拙者が磨いた思い出のクランクです。レスポンス重視での軽量でござる。
フライホイルもクロモリ2.7kgの超軽量です。・・付けた瞬間・・・加速が全然違う!
クランクを、再度軽く磨き込んで・・使用します。次回のオーバーホールでは
使えなくなっているかもしれないので、スペア探しておくか・・・
a0163159_064847.jpg


かなり大きいクランクシール・・・オートバイのクランクシールより・・・はるかにでかい!
しかも色がきれいでござる。
おっと、時間だ!・・・ここで作業中止・・病院でござる。
a0163159_0774.jpg


拙者:「イクラ!大丈夫かぁー!」
イクラ:「あぁ・・・・」
a0163159_074969.jpg


拙者:「病院いくよ。」
イクラ:「・・・病院いやだぁ!」・・・もちろん病院嫌いでござる。
a0163159_0896.jpg


病院から戻り作業開始。ピカピカクランクは気持良いので次回のオーバーホール時は
さらにピカピカに磨くぞ!・・・壊れてなければだが・・・宝くじが当たったらフルカウンタークランクと
チタンコンロッド投入だぁー!
a0163159_082737.jpg


キャップ装着して締め付けて完成。軽くクルクル回ります!・・・つづく。
a0163159_084347.jpg

by moriyamaeg | 2011-01-15 00:08 | エンジン編 | Trackback | Comments(6)

モリヤマエンジニアリングの日常を投稿してます


by moriyamaeg