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森山です。
GS750Eのエンジンオーバーホール その1 です。
このスズキGS750エンジンはDOHC2バルブ空冷4気筒でござる。
カワサキZ1・Z2のエンジン構造と似ておりまする。・・・パクリ?
後発だけあり各部良く出来ています。
カムチエーン廻りとオイルポンプ廻りとギアチェンジ廻りは、斬新!
GSX1100Sの基本となったエンジンでござり・・・2バルブから4バルブへと進化。

新車から一度も開けてないエンジンです。・・・各部腐食や固着で分解するのが大変そう・・・
いやな予感が・・・
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まずはヘッドカバーを外します。・・・M6のボルトで装着されておりまする。
もちろん錆びてます。
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すべて腐食・・・ガスケットも石のようにカチカチでござる。
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ヘッドカバー外し・・・カムシャフト見えます。
カム山は・・・ドライスタートが幾度もあったのでしょう・・・そんな磨耗痕です。
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カムチェーントップアイドラーでござる。・・・Z2はアイドラーだらけですがGS750はトップのみ。
装着ボルトを緩めると!「プシューーー」とボルト穴から水が噴出です。
封じ込められた湿気・・・
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カムホルダーは、Z2のようなメタルは使っておらずです。・・・現在のエンジンと同じでござる。
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シリンダーヘッド外しました。
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燃焼室のカーボンでござる。・・・年季が入り硬そう・・・
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シリンダーです。
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ピストントップのカーボンでござる。
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シリンダーを外します。・・・・外れない!
途中までは移動しましたが、この位置から全然動かない。・・・・あの手この手でしばらく
格闘・・・
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錆びまくりのスタットボルトでした。シリンダーが抜けなかった原因でござる。
・・・日本は湿度が高すぎるし・・雨も多いし・・で錆びまくる。
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腰下の分解です。
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プライマリードリブンギアでござる。・・・・衝撃吸収用のスプリング廻り・・・状態は良い。
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クラッチハブです。センターの固定ナットです。・・・良く緩みます。ロックワッシャーは
ありますが・・・緩むとスプライン部はアルミ製のため・・・磨耗してガタつく。
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クラッチのプッシュピースです。・・・ニードルベアリング使用!最先端でしたなぁ~。
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GSX1100Sと見間違える・・・同じですなぁ~。
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本日、ここまで。・・・・つづく。
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by moriyamaeg | 2011-08-30 23:44 | エンジン編 | Trackback | Comments(2)
森山です。
ZG1300の車検整備つづきでござる。
カスタム車両製作してから15年経ち・・・各部、年貢の納め時でござる。ZG1300・・・
交換したい部品もあれこれござり・・・全ての部品があればいいのですがぁ~。
ベースのZG1300は1987年式ですから全体は24年経過してます。・・・生産中止部品だらけです。
安全に気持ち良く乗る為に必要な整備や修理・・・しばらくは続きますが、過剰整備ではござらぬぞ。
今回の整備箇所は今後の為!・・・必要最低限な整備箇所でござるのに大仕事です。
部品が無いでは済まない部分もありますし・・・
「限界到達では危なくて走れないし、そんじゃー頑張って造り直しますか!」・・決意も重要!


15年使用のブレーキホース、交換します。今までのフィッティングはアルミ製でしたが、今回は
ステンレス製に変更です。・・・配管レイアウトはT型です。
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ブレンボのように取り付け位置が上側で45度傾斜だったらよかったのに・・・
このフロントキャリパーは・・・キャリパーの下寄りにフィッティングが付くので邪魔でござる。
今までは、90度フォージでしたが、後方への飛び出し量が多過ぎましたので、今回はキャリパーに
沿うようにバンジョータイプにしました。
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前後のブレーキディスクを外しました。ホイールに装着するボルトは7本!でござる。・・・なんでも
重いし、数も多い・・・全てが重くなる原因は・・・・水冷6気筒の巨大エンジンと重いシャフトドライブ化
・・・車体のフルサイズ化・・・あれもこれも強度が必要となり・・・全てが重くなりました。チャンチャン!
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15年前にワンオフ製作した鋳鉄ディスクです。・・デザインはZ1000S1風で製作でござる。
ディスク寸法は、ロッキードのキャリパーに合わせておりまする。
ワンオフでござるので、生産中止という事が無いのが最大のメリット!ですな。
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リア側は290mmです。・・・・重戦車はリアでもこのサイズでござる。
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フロント側は340mmです。・・・ロッキード6ポットキャリパーのパット接触面は縦長でござり、
径方向は薄型でござる。
この重戦車、意外と早く、高速域での運動エネルギーはものすごい・・・
・・・高速でのストッピングパワーは重要でござる。
この340mmディスク・・・・止まる!コントロール性抜群!でござる。
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磨耗限度です。
新品時、6mm厚ですが・・・磨り減って5・5mm厚となりましたので今回交換でござる。
今までの、オーナーのOさんの乗り方&ペースですと・・・・15年毎で交換ですなっ。
ワンオフですが今回、2セット製作致します。(ツーオフでは?)
製作に時間が掛かるのと、製作や熱処理のコストを考えると2セットがお得!・・それなら、
3セット!・・・さらにお得ですが、・・・2セットあれば30年使用。3セットあれば45年使用。・・・でも
Oさん40代半ば・・・重戦車に後45年は乗れないので・・・2セットあればよしですなっ。
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こちらの図は、
リア周りの点検整備中でござる。・・・・スイングアーム、リアサス、リアホイール、タイヤ
シャフトドライブ、ファイナルギア、リアブレーキ・・・・その他。
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その中の・・・・シャフトドライブ。・・・・右側に付きます。・・・
エルミネーター900もシャフトドライブ(忍者900系エンジン)ですが左側に付きます。
V-maxは左側・・・・BMWは・・・・モトグッチは・・・
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シャフトドライブのファイナルギアでござる。・・・・塊。
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伊原メカ:「なんですかぁーーーーこの重さ!」
      「超重めぇ~!」
ZG1300のファイナルギアAssyは・・・ものすごく重い!片手で持つのは危険です。
ここまで重いと・・・バネ下重量は、どうでも良いですなっ。
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by moriyamaeg | 2011-08-28 22:32 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
ZG1300の車検整備つづきでござる。
・・・先日の電気系トラブルは配線や各スイッチ類の寿命・・・年数での寿命もありますが・・
毎回の洗車もところかまわずバシャバシャと・・・さらに使っている洗剤の種類も良くなく・・
(大きな原因の一つです。)・・・水切りも悪いとさらに酸化します。
このままでは仕方ないので新たに配線の引き直しですが・・・作業に多めの時間が必要なので、
一番最後の作業とします。他にも調子悪い部分がありまして今後の事を考えますと
放置はできませんし危険極まりないので・・・整備の部分と修理の部分とで段取りします。
長年・・先送りにした部分はさらに酷くなり・・まとめてあれこれと直すこととなり・・・でも、
出費が痛い!・・・ので・・・・またしても先送り・・・直せない代物になるまでノーメンテ。
やはりこまめな整備を遂行するのがやがては得となるのです。
整備せずの通すだけの車検ではバイクは確実に傷みます。定期的に、まじめな整備を
遂行するべきですなっ。駄目な部品があれば都度交換するべきでござる。・・・
整備や修理・・・先送りばかりでは・・・楽しめないし・・・出費も増大します。
このZG1300も近年は整備の先送りパターンでした。・・・いよいよ年貢の納め時でござる。
決意した時には全ての部品は揃わず・・・それなりの部分整備かワンオフか・・・いずれも痛い・・・
今回は、限界部分の整備で・・それでもやることは沢山あります。
しかし、時期に整備の予備軍がありますので、今後は労わりながらのバイクライフですね。

15年物のキャリパーです。完璧に清掃したら・・・・以外にも綺麗!さすが高級品質。
しかしながらゴム部品はアウト!やはり定期交換ですなっ。
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6ポットのレーシングキャリパー・・・・高いだけあって、良く出来てます。
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モノブロック構造です。・・・・ZG1300の巨体を止める能力は素晴らしいです。
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肉抜きも徹底しとりますがなぁ~。
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レーシングは、コストより性能重視ですなっ。
今はブレンボの時代ですが・・・こうして見るとロッキードもいいですなぁ~。
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リアのキャリパーです。・・清掃しましたが・・・フロントほど綺麗にはならないでした。
鋳物のツーピースで、ピストン径がデカイ!・・・良く効きZG1300にはベスト!
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フロントと同じくシール交換します。
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ホイールやフロントフォークを外し、
ステムだけ(車体に装着した状態)にして、ゆっくりと左右に感触を味わいながら動かすと・・・・
ステアリングの作動が・・・重かったりスムーズでなかったり・・・センター(直進の位置)での
引っかかり発生していたり・・・・前後に押し引きして、ガタがでていたり・・・
今回はスムーズに動かないのと引っかかりがあったので分解しました。・・・・ローラータイプ
ベアリングのグリスは既に外に飛び散り、接触部分のグリス分少なく、しかも劣化してます。
定期的にグリスの交換をすれば良いのですが・・・
状態は良くないですなっ。
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フレーム下側のステムレースです。・・・・段つきがはっきり確認できます。
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もちろん、新品のステムベアリングに交換です。
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入れ替え完了でござる。
専用のベアリングプーラーで引き抜き、専用の工具で圧入します。
力技での乱暴な交換は禁止です!
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新品に交換し・・・新型のF1グリスでござる!最高の品質でベアリングを保護し、
作動性も抜群!リッターバイクには最高の相性でござる。
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ステム組み付けました。・・・この後トップブリッジ装着しまして・・・あれこれと
最後はステム調整です。緩いとガタが出て、締め過ぎると作動が重く・・・もちろん、
ハンドリングは最悪で・・・ベアリングは短時間でダメになる。
調整命!でござる。
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つづく。
by moriyamaeg | 2011-08-27 01:57 | 整備編 | Trackback | Comments(2)
森山です。
GPZ900RーA7 Iさん号エンジンオーバーホール その6・・・最終回でござる。
腰上の組立て&エンジンの搭載です。
作業開始してから・・・・何ヶ月・・・・ようやく完成です。
ベースエンジンを探しあてるのに時間がかかりました。すぐに見つかる時と
なかなか見つからない時がござり・・・見つかっても部分的には問題があったり・・・
忍者のエンジンも良い物が減りましたなぁ~。そのうちには、大物部品も新品で作業でござるなっ。
超ハイコストですが気持良い作業内容でしょう。・・・後は、オーナーの方々の判断ですなぁ~・・・

腰下は先日完成しており、・・・これから腰上組立てでござる。
各部の下準備や加工は終了いたしておりまする。
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今回は、ワイセコK972のヨシムラST-1カム仕様です。
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ワイセコK972ピストンを組み付けます。・・・・JEピストンで972にする時もあります。
その昔は・・・・
モリワキ972やSOHCエンジニアリング972ピストンも使いました。(いずれも生産終了)
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シリンダーを組み付けます。
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バルブスプリング・・・新品です。ダブルスプリングなのでイン・アウト合計32本使用。
使い込むと・・・もちろんへたります。
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バルブ・バルブスプリング組み込み・・・内部も綺麗なエンジンに蘇りました。
ベストな状態にすることで末永く調子いいでござる!
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ヘッドAssy搭載し、ロッカーアーム組み付け・・・その他もろもろの作業し・・・
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ヨシムラカム組み付けまして・・・その他もろもろの作業&調整し・・・
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マニュアルカムチェーンテンショナーも組み付け&調整し・・・
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水廻りも全てメンテナンスしまして・・・・遂に完成しました。
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長きに渡り作業したエンジンだけに・・・「やったー終わったー!」・・・感無量ですな。
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早速、車体に搭載します。・・・・これで終了かと思いきや・・・
車体側(前後足廻り・ブレーキ廻り)のフルメンテナンスや電気系統のフルメンテナンス・・・
FCRキャブレターのフルメンテナンス(場合によっては新品とする。)・・・・その他もろもろ・・
・・・実は、依頼事項がまだまだ山ほどあるのでござる。・・・さすがに使い込まれたA7は、
全ての部分をフルメンテナンスしなければなりませんなぁ~。21年ぶりにメンテという所も
有りまして・・・・ヘタリ具合が楽しみでござる。・・・これらは、拙者の貴重なデーターになるのです。
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by moriyamaeg | 2011-08-26 02:20 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
数年前に、エンジンチューン致しましたCB1300SFでござる。
エンジンは、JEピストンでボアアップし、ヨシムラハイカムとポート加工。
吸排系は、FCR39キャブと4in1のワンオフマフラー。
点火系は、DYNA2000を装着しておりましたが・・・
先日、エンジン不調となりまして、点検の結果、原因はDYNA2000のモジュール。
当時、DYNA2000装着した車両はことごとくモジュールパンクしてしまい・・・大変な思いをしました。
結局・・・ASウオタニSP2にみなさん交換した記憶がござります。
やはり、MADE IN JAPANですかね。このCB1300SFもASウオタニSP2に交換致します。

スタンダードのCB1300SFは、低中速型・・・エンジン回転リミッターの設定回転が低いです。
8500RPM位だったかなぁ~・・・・ノーマルエンジンだといいのですが・・・
このエンジンはヨシムラのST-2カムで・・・11000RPM以上回るのです。・・・
・・・とりあえず長生き仕様。安全マージンを取り・・・・10750RPMをリミッター作動とします。
点火パターンと回転リミットを任意で設定できるのでSP2を採用でござる。
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到着いたしました。ASウオタニSP2でござる。・・・当時、CB1300SF用はDYNA2000しか
無かったのです。今回、SP2に設定があり正直助かりました。
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SP2は点火コイルも専用品!高性能で火花が強烈に飛ぶ!しかも小型軽量!の優れもの。
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外したDYNA2000・・・・さようなら。
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モジュールの比較・・・・SP2の方が小型です。
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DYNA2000の配線です。・・・通常のカプラーでござり防水無し。・・・80年代の匂いがしますなっ。
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SP2の配線です。・・・・高級防水カプラーです。・・・偉い!MADE IN JAPAN
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SP2点火コイル装着しました。・・・・小型なのでスペースを取らず!・・・良いですなっ。
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チャンネルが有りまして・・・点火時期のパターン選択用とエンジン回転リミット選択用でござる。
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チューニングエンジンなので、より良い点火パターンに合わせるため
ダイナモでデーターを取ります。・・・無事完了いたしました。
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納車しまして、お客様からのコメントを本日いただきまして・・・
「今までより格段に力強い加速で満足ですよ!」・・・めでたし、めでたし、でござる。
拙者も性能は重要視しておりますが・・それ以上に製品トラブル無き事を望むでござる。
電気部品・・・・装着して直ぐに壊れたり、持って1~2年の部品じゃー要らない。設計の悪さよりも
製造コスト抑えすぎによるトラブルですなっ。
良い物は必ず10年以上使えます。性能と耐久性は重要でござるなっ。・・やっぱ、
最後は純正部品ですなっ。
・・・・ロングツーリングの出先でエンジンストップは辛い。
by moriyamaeg | 2011-08-23 21:56 | 整備編 | Trackback | Comments(2)

8耐の結果!

森山です。
先日の鈴鹿8時間耐久レース
RIDEZ&PANOLIN CBR1000RR!12位でチェッカー!・・・すごいです。
TEAM EBATA バンザイ!五十嵐殿、里殿、ご苦労様でした。
江端殿、やりましたねっ!・・・来年は一ケタ狙いですねっ。・・・よかった。よかった。

CBR1000RR!
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予選、タイムアタック!
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決勝スタート!・・・・「かけっこ」でござる。・・・・このまま8時間の「かけっこ」だったら・・・
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里殿!
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フォーーーン!
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グォーーーーーン!
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五十嵐殿!
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フォーーーン!
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グォーーーーーーン!
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また、来年も楽しみですなっ。
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・・・・・おっ!今度、12インチミニバイクで耐久でござるかぁー。
by moriyamaeg | 2011-08-22 21:17 | その他 | Trackback | Comments(0)
森山です。
切削加工する時に必要なもの・・・最初に思い浮かぶのは、
旋盤、フライス盤などの工作機械と材料ですが・・・それだけでは部品できませぬ。
工作機械を動かす為の200V動力電源と、工作物を削る為の刃物も必要です。
毎月の電気代と消耗品でありながら高額な刃物が・・・痛い!
高額刃物を不注意で折ったら・・・間違いなく死罪でござる。
さらに必要なものがあります。・・・切削加工で必要な切削油でござる。これは消耗品の域を
越えてます。なぜならば・・・垂れ流しですから・・・特に水溶性はひどいですなっ。
ここ近年・・・地球環境・・エコの為ヨーロッパでは油性の切削油が推奨されておるらしい・・・
TIG溶接作業では・・溶接機、200V動力電源、溶接棒・・・・・そして、
ガスシールドする為に不活性ガスを使います。・・・アルゴンガスでござる。
アルミやチタンの溶接時には大量に使います。
ワンオフでチタンマフラーを作る時には長時間・・裏ガスも垂れ流すのでコスト高ですなっ。
溶接は溶接距離で値段が決まる!ので・・・溶接箇所が少ない方が溶接コストは安いです。


本日、納品の・・・溶接に使うアルゴンガスです。・・・灰色の容器です。
酸素の容器は黒色。アセチレンガスの容器は茶色。・・・
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同じく納品の・・・20リットル缶の切削油です。左は水溶性です。中央と右は油性です。
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アルミ製のカウルステーZRX1100/1200用です。
部品を削り出し・・・・これから溶接組立てでござる。
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先日、溶接機を壊した。・・・やっさんです。
やっさん:「また、ごちゃごちゃぬかしとる!」
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「わし、知らんがな!」・・・・・
「キミ!ええかげんにしときーゃ!」・・・・やすしパンチ炸裂!
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「アルミ溶接完了でっせ。」
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お次は・・・忍者系エンジン用マニュアルカムチェーンテンショナーの削り出し部品。
ステンレス部品の組立て溶接です。
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組立て溶接完了!・・・この後、溶接部分のバフ掛けでござる。バフ掛けも・・・
バッファーは200Vの電気を消費・・バフと研磨剤は消耗品です。
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早速、取り付けました。・・・チェーンの弛みを適正に調整できます。
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お次は。。。チタンのマフラー部品溶接です。
下が、今までのパイプ。上がこれから装着するパイプです。・・・・
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サイレンサーの・・・・・かち上げでござる。
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溶接開始する前に、溶接盤のメンテナンスでござる。・・・・・この溶接盤は銅製で重い!
純金製なら物凄く高く売れちゃうのに・・・
銅製ですが、純金製のように・・・・・・きれいになりました。
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チタンとステンレスは、銅製の溶接盤を使います。
・・・・2000年から使用でござるかぁ~。
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チタンのパイプ溶接完了。・・・バックシールドも完璧です。
この後、スプリングフック製作溶接いたします。
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マフラー組み立てました。・・・車体に沿ったタイトな仕上げ!かち上げ完成です。
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部品製作に掛かるのは材料代と加工工賃だけ?・・・・ではないですなっ。刃物、電気代・・・
設計部分や現物採寸部分やらもコストのうちでござるし・・・なんだかんだかかりますなっ。
・・・・でも・・・物作りは楽しくてやめられないですな!

切削加工後の溶接組立て・・・・・材料や形状は違っても・・・・毎度活躍してます。
縁の下の力持ち!・・・・垂流し野朗!・・・・アルゴンガスと切削油でした。
by moriyamaeg | 2011-08-21 22:59 | 作り物 | Trackback | Comments(4)
森山です。
GPZ900R Yさん号 エンジンオーバーホール・・・・その2です。
腰上の程度は、まずまず?でしたが、・・・フルオーバーホールにはベストな時期でござる。
高価な部品は元気で、使えますので、ちゃんと直ります。
この状態でさらに2万km走行していたら・・・エンジン各部の高価な部品が傷み・・・必然的に
交換部品代は超高額となる!そこでコストを抑える為にベースエンジン探しとなったでしょう。
GPZ900Rのエンジンは、やや短命なところも有り、当たりハズレも有るし・・・大変ですなっ。
オイル管理と乗り方にもよりますが・・・・・
ベストなオーバーホールは4~5万kmが目安。(人間の4~50歳)・・・・早過ぎず遅過ぎずです。
7万km以上走行の場合は(人間の70歳)・・・オーバーホールのベースエンジンとしてはアウト。
たまに、ノンオーバーホールで10万km以上走行のエンジン(人間の100歳)もありますが、
とても怖くて全開は出来ません。・・・・いたわって乗るだけです。・・・つまらないですなっ。
今なら、全ての部品は揃いますので、驚きのコストをかければどんなエンジンでも蘇ります。

これから、腰下の分解。
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クラッチ系です。・・・交換部品は有りますが、全体の程度は良い方です。
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オイルパン内部です。薄汚れてますが・・・強烈な堆積物は無いです。
まめなオイル交換のお陰でしょうか?
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オイルポンプのストレーナーの網も綺麗です。・・・ストレーナーの隣のOリングが・・・
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噛まれて変形しとります。・・・危ない!オイルリークしたら・・・オイルラインのOリング変形や
噛み込みは致命傷となる。多分新車組み付け時に噛んだ模様でござる。
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オイルポンプ系です。
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トロコイドの状態は・・・・小傷はありますなっ。先ほどのストレーナーの網目より小さい異物は
ポンプ内に吸引され進入します。・・硬い金属粉や異物ですと簡単にトロコイドは傷つくのです。
ポンプから排出されたオイルはオイルフィルターへ流れて・・・細かい異物はフィルターでキャッチ
され・・・綺麗なオイルとなりクランクやヘッドやその他各部に送られるのでござる。
忍者は・・・・
カム山やロッカーアームが良く削れますなぁ~。・・・・その量も多い。
その削れた金属粉や金属片などは色々な部品を傷める原因なのです。
・・・オイルに混ざった鉄粉は流れ出し最初にカムトンネルを通過します。その時、
カムチェーンに噛み込み砕かれます。忍者はサイレントチェーンですので・・・最悪なのです。
サイレントチエーンの大敵は硬い鉄粉なのです。・・・チェーンの磨耗が著しく発生します。
その後・・・オイルパンに戻った鉄粉オイルはポンプに吸われ・・・小さいので金網はスルー!
トロコイドまでも傷つけてしまうのです。
サンドブラストやウエットブラストやWPC処理した後の洗浄不足は、最悪ですぞ。
意外と狭い部分には残りやすいので注意!でござる。・・・ブラストは必要な時だけ
に留めておいた方が無難でござる。
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ケース分割しまして・・・・ミツションでござる。
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こちら、クランクでござる。
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外したクランクAssy・・・・その後点検測定でしたが・・・クランクの振れは0.04mmでした。
限度が0.05mmですのでOKですが、できれば0.02mm以内が良いですなっ。
メタルの当たりは振れの分良くないのですが・・・・公差なので仕方ないです。
良い物を手に入れるには沢山買い込み探すしかないのですが現実的ではないです。
柔らかいクランクなら修正でも・・・修正は力技なのでお勧めはしません・・・・しかも
振れの原因が機械加工不良である場合はややこしい事になるだけ・・・やはり・・
出来の良い当たりクランクを探すべきでござる。
今時の鍛造浸炭焼入れのクランクは修正は禁止!・・・強度が著しく低下し危険でござる。
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各パーツ点検・・・洗浄・・・点検&測定・・・何だかんだやることが多いです。
その後、部品注文でござる。
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その3へつづく。
by moriyamaeg | 2011-08-20 02:43 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
連休も終わり、本日から営業です。・・・連休中ゴロゴロしておりましたら、
3日目位から体中が痛い!歳でござるなぁ~。若い頃は休んだ分元気になったのに・・
・・・やはり仕事をしている方が体調は良いですなっ。
現在、エンジンオーバーホール中は、・・・・YさんのGPZ900R ーA7です。
外観はピカピカに磨きあげられており気持良い忍者です。
通常使用での走行4万キロ代です。年式は古く20年オーバー・・・
気になる・・・エンジンの中身は・・・分解レポートでござる。

ヘッドカバー外して、まず目がいくのが・・・・カム山の状態です・・・が・・・
このヘッド・・・驚きは・・・プラグホールが全く腐ってない!・・・ピカピカで新車の様!
雨天未使用で洗車禁止のたまものでしょうなっ。・・・さすが神業です。
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このエンジンも忍者病・・・・・
エキゾースト側カム山です。・・・・やはり・・・磨耗しとりますなぁ~。
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インレット側カム山も・・・磨耗してます。
良いオイルでエンジン回転上げないとやはりダメでござるなっ。・・・でも・・・
・・・・暴走運転となる恐れ有りでござるので、カムとロッカーアームは消耗品としての扱いが
良いのかなっ。
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シリンダーヘッド外しました。・・・燃焼室側です。
明らかに薄いです。・・・濃すぎても薄すぎてもエンジンの為に良くないので
マフラー等交換したら、必ず燃調は合わせた方が良いでござる。
燃料系トラブルでも問題は起きますので、ダメージが起きる前に修理ですなっ。
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シリンダーです。ピストントップは乾き、カーボンは硬めです。・・・燃調は薄いので堆積量は少ない。
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シリンダーの内壁です。・・・錆びは無し。
ピストンリングの摺動部はクロスハッチが消えてます。
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ピストンです。
スカート部分とピストン上方が側圧で少々傷んでますが、大きなダメージは無いです。
今回は0.5mmオーバーサイズでボーリングして復活!でござる。
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ロッカーアームです。
カム山が磨耗してましたので・・・ロッカーアームもちびってます。
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シリンダーヘッドのウォーターパイプ差込口です。
なにやら・・・盛って有りまして・・・・人為的な・・・デブコンかアルミリペアか・・・
硬く張り付いてました。・・・おかげでパイプが全然抜けず・・・超一苦労でござった。
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ようやく抜いたパイプです。
Oリングで冷却水が漏れるのを防いでおります。・・・こちらは正常。・・・反対側は・・
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最悪ですなっ!
Oリングが・・・ビョ~~~ン!・・・パイプ挿入時にずれちゃったみたい。
漏れなかったのが不思議ですが・・・この変形では、漏れるでしょうねっ。
先ほどの、デブコンかアルミリペアが関係しておるのは明白でござる。
簡単そうな作業ですが、実は奥が深い。ブレーキじゃなくて良かったですなっ。
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ヘッドからバルブを抜きます。
誰?排気バルブをペイントしたのは?・・・・最悪です。
排気ポートもカーボン堆積が無くアルミ地・・・2次エアー供給装置は無いのですがぁ・・・・。
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このバルブ・・・ここまで白いと運転中は今にも溶けそうなオレンジ色です。
最大の問題は・・・焼けすぎてバルブの当たり幅が広くなり・・・短期でパワーダウン!
忍者の当たり幅は0.5mm~1.0mmですが・・・このバルブ2.0mmオーバーです。
吸気側は正常でござる。
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排気側のバルブシートリングの当たり幅ですが・・・超広い。・・・薄いと短命となりまする。
久しぶりに見ちゃいました。「街中ホワイトバルブ」
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バルブ系はフルオーバーホール!ですなっ。・・・これで復活です。・・・でも・・・
・・・キャブのメンテとセッティングをやらなければ無意味なのでキャブ系は追加作業ですなっ。
・・・・とりあえずカーボンを綺麗にして・・各部点検!
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排気ポートのカーボンは少な目でしたが・・・・焼けてますので・・・硬くて取り難いでござった。
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話変わって・・・このエンジンのオイルフィールターでござる。
フィルター高さが・・・・潰れて・・・・変形ショート化してました。
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フィルターのスプリングも変形・・・・
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オイルフィルタープレートのセンターも変形・・・・・
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GPZ900Rは、
これが、正しい組立て順序です。・・・スプリングにワッシャーにオイルフィルターにプレート。
今回は、オイルフィルターにプレートにスプリング(ワッシャーは無し)で組み付けられてました。
この組付けだと行き場を失ったスプリング高さが・・・全ての部品を潰すのです。・・・グシャッ!
オイルフィルターの組み付け順序は正確に行わないと・・・・また、部品が無いと・・・
・・・フィルターの意味が薄れます。・・・・最悪は、異物がスルーして、クランクメタルや
もろもろの部品が激しく傷みます。狭いオイルラインが詰まったら・・・一撃です。
カワサキは車種によりプレートの位置は違いますので注意ですぞ。
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その2へつづく。
by moriyamaeg | 2011-08-15 00:31 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)

連休でござる。

森山です。
みなさま・・・お疲れ様でござんす。
当店は、8月13日から8月17日まで盆休みで・・・・連休でござる。
本日は、連休前の納車ラッシュ・・・・無事に納車完了店内はガラガラです。
最後の納車はCB1300SFでござった。・・・夜中の12時半納車となりまして・・・
盆暮れ前はドタバタでござるなっ。


忍者屋敷に住む・・・裏の住人・・・” やもりっち ”・・・ボルダリングの神様で伊原メカの前世・・
・・・階段の網戸で食事中!
拙者:「よぉー、明日から休みでよぉ~外灯消してるからヨロシクなっ。」
やもりっち:「マジでぇ!・・外灯なきゃ、エサ捕れねーじゃんよぉ~。」
拙者:「しらんがなっ!」
やもりっち:「夜行性は、盆暮れは困んだよな・・・・” とかげっち ”は昼型でいいよなぁ~」
拙者:「そのデカイ目玉と吸盤みてぇーな手と色白美白・・・やめればいいじゃん!」
やもりっち:「そうだなっ。日サロ行って・・・明日からトカゲだべ!」
悩みは、ジャンケンで・・・・いつもパーしか出せない事らしい・・・
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8月18日からは、通常営業いたしまする。
by moriyamaeg | 2011-08-13 01:33 | その他 | Trackback | Comments(0)

モリヤマエンジニアリングの日常を投稿してます


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