森山です。

今日は、GPZ900Rのエンジンフルオーバーホールのクランク&ミッションを、
あれこれと作業してました。・・・気になる所を一つ一つメンテナンスしていくと、なかなか
前に進みませんが、結果が一番なので手を抜きません。やっぱりエンジンオーバー
ホールは楽しいです。明日はシリンダー&ピストン&シリンダーヘッドです。
ニンジャ系エンジンを何基もオーバーホールしてますが、みんな違います。毎回新しい発見が
有り楽しいです。エンジンにも個性がある。・・・乗り手がつけた個性、メーカーがつけた
個性、エンジンオイルのつけた個性やら、セッティングによる個性まで、ありとあらゆる個性です。
ワンメイクのエンジンいじりはためになりますねー。開けただけでオーナーの乗り方や扱い方まで
わかります。
エンジンは機械ものなので、成長したり、再生したりはありません。・・・磨耗し減るだけです。
いつか直す時が訪れます。直さなければ乗れません。エンジンブローしてからでは遅いです。
・・・調子はいいけど、走り込んでいる。・・・その時こそオーバーホール時期です。


いよいよ、ZRX1200R A2エンジンオーバーホールの最終回です。
この先、10年以上調子よく!全快で乗りたい!とのことで依頼されたオーバーホール
Kさんの幸せなZRX1200R A2・・・・末永く大切にしてくださいね。


IN&EXカムシャフトです。
左手は、カムスプロケットの付く焼き付いたカム。右手は、新品カムです。
やはり潤滑不良が原因です。常に油圧が高く油量も多い回転数キープ出来ればいいのですが
日本の道路事情では、やはり厳しい。・・・暴走するわけにもいかずです。・・・命も危ないので、
だめになったら交換すればいいのです。
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タペット調整に必要なシムです。ZX10系ヘッド用です。かなり小さいシムです。
これは、0.025mmとびで設定され細かく調整できて良いです。
メーカーのラインでは0.025mmとびで、通常販売ルートは0.05mmとびとなる事も
多い中ありがたい事である。
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カワサキの各種シムです。左側からバリオス250などの高回転車種用。つぎはZX10系
ZZR1100やZRX1100/1200など用。つぎはゼファー系やGPZ1100Fなどの空冷2バルブ
のインナーシムTYPE用。右端はZ1系の2バルブのアウターシムTYPE用です。
大きさもかなりちがい、重量に至ってはさらに違う。
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先ほどのシムはバルブステムの上に載る。リテーナーのポケットにより飛び出さないように
なっている。
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カム、ロッカーアーム、その他組み付けて、シムにより・・・パットとも呼ぶ。・・・・タペット調整
する。バルブクリアランス調整とも言う。
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クランク側カムチェン。・・・1-4上死点の時、
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IN,EXカム位置OKです・・・全て新品なのでぴったり!
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図のように、クランクをクルクル回す・・・・エンジンスタンド活躍してます。
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今回も転ばぬ先の杖で、マニュアルカムチェーンテンショナー装着!!!
ベストな調整位置で音がしない。・・・チェーンのたるみによる異音全く無く、さらに
カムチェーン寿命倍以上となります。・・・・今回新型つけましたよ。
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エンジン完成です。・・・外観も綺麗なエンジンAssY!
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エンジンを、車体に搭載します。
その他、いろいろ取り付けて・・・・・・付けるもの多くて時間掛かります。最後にキャブ調整。
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ジャーン!全て完成です。
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ニンジャだけでなく、ZRX1100/1200も最近オーバーホールしてます。
10年以上経過し、40000km以上走行しているものも多いです。
一生もの・・・の方お待ちしております。
# by moriyamaeg | 2010-05-10 02:56 | エンジン編 | Trackback | Comments(2)
森山です

オートバイに長く気持ち良く乗るなら真面目なオーバーホールしかないです。
乗り換える位のコストは掛かりますが、お気に入りで一生乗りたいバイクなら
ありです。

4スト、リッターバイクなら40000kmから50000kmの間での
オーバーホールがベストです。60000km以上走行しますとオーバーホール
ベースエンジンには向きません、磨耗やガタが進行しすぎて、大きなダメージが
あるからです。

80年代から90年代前半のオートバイは生産中止部品も多くまともなオーバーホール
ができないです。
決意があってもお金があっても部品が無ければ始まりません。

壊れる時期ぎりぎりでオーバーホールではなくその少し前での作業がいいのです。
10年50000km乗って1回オーバーホールしさらに20年後100000kmで・・・・
だいたいこの2回目の時に部品がまともに揃わないのです。・・・すなわち、まともな
オーバーホールは1回または、2回しか出来ないのです。・・・メーカー在庫を
当てにしているとこうなります。・・・・ですから部品が揃う時期に買い揃えておけば
問題なくちゃんとしたオーバーホール出来るのです。

買い込む部品代は、
国産リッター4気筒バイクで30から40万円位です。・・・カスタムパーツ買ってる場合
じゃない!そんなオートバイもあります。・・・生産中止から15年経つオートバイがそれです。

中古エンジンをあてにしてもだめです。・・・当時物なのでそのままだと長く乗れないです。
結局中古エンジンをベースにしてオーバーホールするはめになります。
ですから部品だけは買っておいてください。・・・・ローン組んででも!・・・お金貯めてから
では時間が掛かりすぎて遅いです。先にメーカー在庫部品が無くなります。

それでは、ZRX1200R A2のエンジンオーバーホールのつづきです。

二つのポンプです。
じきに必ずダメになりますのでオーバーホール時に新品に交換します。
左は、オイルを循環させるオイルポンプで、右は、冷却水を循環させるウォーターポンプ!
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エンジンの下側です。
オイルパン内部でいろいろなパーツが入ってます。どのパーツも重要で、確実な
取り付けが要求されます。簡単に組み上げると危険です。・・・エンジンブロー!
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オイルパン組み付けです。これで腰下の作業終了です。
この状態は、エンジン逆さまです。この後エンジン立てますが、オイルパン形状悪く
エンジンが立ってくれません。・・・そこでエンジンスタンドの登場です。
なぜか当店エンジンスタンドが見あたりません。・・・・まさか盗まれた?
話は変わりますが22年間愛用のラダーレールが軽トラの荷台から先日、盗まれました。
レールには、22年に及ぶ熱い思い出が染み込んでおり・・・拙者、かなりショックです。
盗んだヤツ、用が済んだのなら返してくれ!そんじゅそこらのレールとはわけがちがう・・
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エンジンスタンド・・・倉庫で他のエンジンを持ち上げていました。・・よかったー。
しかたないので、新たに作ろう!
小型で、軽く、エンジンの安定するスペシャルエンジンスタンド!
あまり時間を掛けずに一気に作ります。
近くに転がっていた7N01材で・・・ちょっともったいないが・・・長く使うのでいいか。
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出来上がり単体は、こんな感じです。・・・使い方は?
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先はどの、ひっくり返ったエンジンにエンジンスタンドを被せて、ボルト4本留めます。
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エンジンをウィリーさせエンジンスタンド側へ着地させます。そんなに力はいりません。
このスタンドは、エンジンかなり安定します。グリップ力も強く木の机上では全くずれません。
ヘッドボルトを絞める時も楽勝でした。・・・大切に使います。・・・そして名前もつけ・・・
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新品ピストンです。79mmでかいです。リングは、かなり薄いです。
ピストンクリアランス0.01mm・・・さすがアルミメッキシリンダー!
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シリンダーとピストンの径を測定して、最良の位置に合わせます・・・
寸法が合わない時は、ピストン交換です。・・・公差内で大きい小さいがあるのです。
これを合わせなければなりません。
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下準備の終わったシリンダーヘッド、綺麗です。バルブもガイドも新品!交換。
バルブシートカット&摺り合わせも精密!16バルブばっちりコンプレッションです!
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焼きついていたロッカーアームも新品に交換です。スペシャル加工!済みです。
今度はメーカー新車時より絶対に長持ちしますよ。
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コンロッドにピストンを組み付けます。・・・・決めた位置に組み付けです。
これでまたパワーアップ!しかも長く気持ち良く乗れます。
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シリンダー組み付けます。リング傷めない様に慎重に作業します。
リングを押すドライバーは相手をキズ付けない様にPB製で先端はスベシャル加工です。
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シリンダー装着OKです。カムチェーン、スライダーその他組み付けます。全て新品です。
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シリンダーヘッド装着です。
いよいよ終盤となりました・・・このあたりまでくると、早くエンジン音聞きたいです。
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本日ここまで・・・その5へつづく。
# by moriyamaeg | 2010-05-08 02:24 | エンジン編 | Trackback | Comments(2)
森山です。

連休も終わり今日から仕事です。
今回の連休はハードでした。2日から4日までRGV250ガンマSPの
エンジンフルオーバーホールその他もろもろ・・・寝ずにやってました。
ラスト日は忍者ミーティングでしたので、なんとか3日でかたずけたかったのです。
足回りだけ次回作業にして何とか完成しました。
そんな連休で、・・・・疲れました。
ガンマのメンテナンスは後日アップします。

それでは、ZRX1200R A2のエンジンフルオーバーホールです。
今回も、時間をかけ入念な作業です。
結果、音も静かでトルクフルな絶好調なエンジンに生まれ変わりました。
さらに長寿命です。
現在Kさん、ニコニコで慣らし運転中かな?

前回は分解点検測定してだめな部品を注文して、各部加工、下準備してまででした。
今回は組み立て、調整です。

クランクシャフトに装着するコンロッドです。
きれいに清掃し、曲がり磨耗など確認します。組み付け時コンロッドボルトは新品に
交換します。ZX10からは、ボルトを伸ばして締結するタイプとなり再使用できません。
クランクも曲がり、磨耗など確認・・・だめなら交換です。
全て浸炭焼入れなので曲がり修正は危険です。・・・・高負荷時折れます。
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コンロッドボルトです。
なんと2種類あります。初期型は上の扇型で、以降は下の形です。・・・対策品か
コストダウンか?・・・コンロッドの穴、座面形状違いますので専用ボルトとなり
互換性はないです。・・・応力均等にしてボルト変形対策か・・・ブロー対策か
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次にミッションオーバーホールです。
アウトプット側の分解の図です。あれこれ点検測定しましてダメな部品交換します。
今回のミッションはなかなか程度いいです。
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アウトプットミッション組み立て完成!ホンダだとカウンターシャフト側です。スズキだと
ドライブシャフト側です。ヤマハはドライブアクスル側です。・・・・?
5速です。ZRXはトルク型エンジンなので5速でいいのです。
ピーキーなエンジンだと6速でクロスレシオが欲しい・・・できれば7速欲しい!
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インプット側です。ホンダだとメインシャフト側です。スズキだとカウンターシャフト・・・なにがなに
やら、ヤマハだとメインアクスル側です。・・・・呼び名がいろいろあり、ややこしい!カワサキの
呼び名が一番わかりやすい、でも一番かっこ悪い・・・
パーツ点数少ないですがこれがカワサキの良いところです。シンプルイズベスト!丈夫な
ミッションです。でも重いですが・・・重工ですから・・
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いんぷっと側・・・完成です。いんぷっと。あうとぷっと・・・・・ぷっぷっぷっ・・と
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オルタネーターシャフト、スターターワンウェイクラッチ・・・カワサキ正式名称スタータモータクラッチ。
分解測定・各部点検して部品交換します。・・・トラブル無い様に、しっかりメンテナンスしました。
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クランクケースのアッパー側です。・・・ぴかぴかですがケース面研粗いです。
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アッパーケースのこの部分に、スタータークラッチが装着されます。
GPZ900RのA7以前は3ローラーで古くなるとスタータークラッチがよく滑ります。
新型の対策品を組めばいいです。でも交換するのにエンジン下ろしてクランクケース
分割の作業となりますので高額となります。エンジンフルオーバーホール時に
交換するのがいいです。
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1100と1200のクランクケースです。この角度では、ほとんど同じですが反対側の
シリンダースタッド位置は大きく変更されて形状も全く異なります。
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1100初期のケース面研は、図でわかりにくいが丁寧である。凸凹小さい。
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1200の面研・・・・図ではわかりにくいが、粗く凸凹大きい。・・・一発挽きのコストダウンです。
何ともなりませんね。
ZRX1100のC1が発売された時、一番驚いたのはメカノイズの少なさでした。しかも
調子いい。ヤマハが作ったエンジンかと思うほどよかつた。・・・ホンダではない。
C3位から少しだめで・・・ZRX1200では、カワサキらしいノイズになり・・・残念です。
ちゃんと作れるメーカーなのに加工工程を減らし微々たる儲けを出すために信用を
失い、何十年も同じである。カワサキだからこんなもんですと・・・
分からない部分でのコストダウンは、いずれ伝わるのです。
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ケースボルト穴間の溝・・・・鋳込んであります。
ここに液状ガスケットを盛り付けてオイル漏れ防ぎます。・・・面研も少々粗くて
OKですが・・・それでも面研ビシーッとして欲しい。
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オイル漏れ防止溝。・・・1200からある。
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クランクメタル!ちなみに新品です。・・・先日のCB750Fと比較してください。
ケース側に、はめ込みます。
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クランク、ミッションのせます。
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ロアケースに液体ガスケットを薄くではなく・・・適度に塗って組み付けます。
絶対に薄く塗ってはいけません。
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エンジン左側です。ミッションカバーやオルタネターやセルモーター等が付きます。
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シフトシャフトのリターンスプリング交換です。
なぜかライムグリーンでかっこいい!
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エンジン左側OK!
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エンジン右側のクラッチパーツです。いろいろとメンテナンス&パーツ交換します。
抜群の操作になります。
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スラストのニードルベアリングです。GPZ900Rはボールベアリングです。
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クラッチ&オルタネータチェーン等組み立て終了です。
全ての部品が強化されています。・・・聞こえはいいが全て重くなりフリクションは
増えています。・・・ZRXは、トルク型エンジンなので、これでいいのです。
もし高回転高出力型をめざすなら不利!できるだけ軽くしたいからです。
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クラッチカバー取り付けます。
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本日、ここまでです。・・・・つづく
# by moriyamaeg | 2010-05-07 01:07 | エンジン編 | Trackback | Comments(2)

ワイヤリング

森山です。

5月の連休となりました。2日から5日まで休みます。
連休前が忙しくて・・・久々の更新です。
エンジンねたが、まだまだつづきますので、・・・そろそろ飽きたのでは?
そこで、本日はネジのワイヤリングです。

絞めたねじが緩むのを防ぐ為のものです。
まめに整備するものほど必要で、また連続高回転ですと振動で、ねじも緩みます。
ねじロック剤でも効果ありますが場所により使えなかったり、整備性が良くない時も有り
適材適所ですね。

ノーメンテナンスのバイクは自然にねじが腐り緩まないので
安心です?・・・でも分解時大変なことになります。
ねじグリスを塗ったボルト、ナットも気をつけて締めたほうがいいです。これらも緩み止め
対策したほうがいいです。

ワイヤリングも大変ですが、かなり安全です。
ワイヤリングを意識すると絞め忘れも防げますし、締め付けトルクも考える様になります。
外れたら死んでしまう・・・そんな所にワイヤリングです。

構造的に緩みやすい所、緩むと危険な所だけでいいのです。
強く締められない場所や強度の所、
頻繁に分解する所などに有効です。
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アルミのボルトです。
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各種フィティングのワイヤリングです。
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緩みやすいフランジボルトです。
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ワイヤリングに興味の有る方は、森山まで。
それでは、おやすみなさい。
# by moriyamaeg | 2010-05-02 03:22 | 整備編 | Trackback | Comments(2)
最近、エンジン漬けの森山です。

・・・拙者、日に日に油臭くなっておる。
エンジン漬けだと、吐く息までも油臭い・・・まさか・・加齢臭?

本日は、本田技研のCBX550Fです。
車体はフルカスタムで、ダイシンフルカウルでセパハン仕様、シングルシートに
CB400SFフォーク改、CBR600/PVMホイル、ウィリー製スイングアーム、
ロッキードブレーキ、ワンオフマフラー、その他もろもろ原型をとどめていない
ヨーロピアンカフェレーサーです。

今回、フレーム、ホイル、エンジン、外装、・・・ほとんど全てオールペイントです。
ついでにエンジンフルオーバーホール&HRC製CBR用F3キットのクロスミッション、
HRCバックトルクリミッタークラッチキット、ハイカム・・FCRやめてミクニ製
フラットVMキャブレター、HRCオイルクーラー、そのほか山ほど作業です。
気の遠くなる作業です。・・・・作り物もてんこもり・・いつ終わるかわからないです。
儲かるのか、損するのかもわからない・・・やばいCBX550Fです。
・・・生産中止のエンジンオーバーホール部品も多く、すでに8ヶ月経過です。

とりあえずエンジンの一部作業です。
分解は、去年でしたので・・・写真は無いです。

サンドブラスト終了の図です。・・・・このエンジン超軽いです!・・・なぜ?
このエンジンは中身入っておりません。・・・一旦分解し、中身取り出し、再度、形に
してます。絶対に中に砂が入らない様に工夫してます。それからブラスト打ってます。
・・・その理由は、簡単です。
砂がオイルラインに入ったりしたら、形状によつては取りきれず残ってしまうからです。
もし少しでも砂が残っていたら・・・
せっかくオーバーホールしたエンジンにダメージを与えてしまう可能性があるからです。

あと、ケースなどの合わせ面ぎりぎりに強烈にブラストあてられます。・・・ペイントの
乗りがよく剥がれ難い!!ここがブラスト甘いとペイント端から剥がれます。・・下地命!
この部分マスキングだと手加減してしまうところです。マスキングに強く当てると
めくれて、ケース面にブラストがかかってしまいます。・・・エンジン屋としては、残念です。
そんな訳でこうしてます。手間より結果ですね。
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ブラスト後のエンジン分解!エンジン内部きれい!・・・砂のすのじもない!
を目指します。
図は。インテークポート側です。
ポートを塞ぐ為の、ふたです。・・・アルミ製で、ピタリと合う形に製作してます。
液体ガスケットを薄くぬりボルトオン装着・・・完璧です。
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セルモーター穴用、ドライブシャフト穴用等等・・・・旋盤で削り出し製作します。
無い物は作ります。・・・そして全て塞ぎます。
ブラストは奥のおくまで強力に入ります。それに負けないようにしなければダメです。
中身が無いのでブラスト時のエンジンの向き替えも楽チン!・・きれいにできます。
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分解しますと・・・大成功です。
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CBX550Fのバルブです。べた当たりでガタも大きいので交換です。
しかし生産中止!・・・再使用はしたくないので世界中、探してます。
スペアエンジンもキープしてます。・・・バルブ欲しさに、これから分解です。
いよいよだめなら流用BIGバルブです。・・・そしたらポートも加工&研磨
して・・・・燃焼室も加工して・・・あれこれと・・いやー、楽しくなってきたぞ!
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燃焼室です。バルブ当たり幅2mm以上!さようならです。
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ピストンも生産中止でした。・・・・アメリカで発見!
メタルも同じ・・・アメリカで発見。
バルブも見つかればいいのだが。。。。
本田技研では、もう再販しないとのことでした。・・・オーバーホール部品、何も無い!
本田のバイク、車に乗る人が一人でもいる限り、部品供給しますって言ってたのに!
うそつき!・・・しかしこの景気では仕方ない。
・・・・永久保証も会社が無くなれば意味が無い・・・昭和は、よかったなー。
# by moriyamaeg | 2010-04-24 05:47 | エンジン編 | Trackback | Comments(4)

モリヤマエンジニアリングの日常を投稿してます


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