森山です。
「毎日、暑いですなぁ~。」141.png
・・・ZL900のつづきでござる。









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ヘッドカバー&パルサーカバーからのオイル漏れ修理完了いたし♪
バルタイ&バルブクリアランス調整&テンショナー交換も追加作業いたし。














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ベベルギアカバーからのオイル漏れもござり・・・
この部分はOリングでのパッキングです。

分解点検いたしますと・・・
わぁ~!」












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Oリングが無い!145.png
しょうもない原因でござる。
・・・「そりゃ、漏れますわ。」















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古いOリングに液体ガスケット盛り盛りかと思っておりましたが・・・
まさかのOリング未装着でござり~♪

新たなOリングを装着いたします。

















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Oリング装着いたし・・・













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カバー装着いたして完成♪

ここまでの作業・・・
オイル漏れ&その他トラブルは、全て人為的作業ミスでござります。
絶好調3000Km走行との事でしたが・・・
左足はオイルまみれだったでしょうなぁ~。















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お次は、冷却系の修理でござります。

エンジン後方にある鉄管・・・
パイプ差し込み口の腐食が酷いので外します。















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鉄管は銀色に塗装されております。(純正は黒色)
















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鉄管外しましたら・・・案の定、
液体ガスケット盛り盛り攻撃でござりました♪

鉄管は錆びており・・・
新品部品に交換したいが生産終了ですし、製作いたすコストは
かけられずですので、今回は錆除去作業いたしての再使用でござるっ。















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サーモスタットケースにある
水温警告灯スイッチ(120℃)と・・・














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ファンスイッチ(115℃)・・・
どちらも生産終了でござる。

















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ラジエターキャップ(0.9kg)ですが・・・要交換でござる。
















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サーモスタットケースを分解いたしますと!
何と・・・サーモスタットが無い!(得意の未装着っ。)
合わせ部分のOリングもボロボロでござり・・・
サーモスタットを抜いたのはずいぶん昔でしょうなぁ~。

気温の低い冬場、雨天時、高速走行時等の事を考えますと・・・
オーバークールとなりエンジンにダメージを与えます。サーモスタットは、
冷えすぎないように最低温度をキープする重要部品なので外さないでくだされ。



















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発熱量の多いリッターバイク・・・
冷却容量がギリのバイク・・・
夏場の信号待ちや渋滞路では
外気温が高く走行風がほぼ無い状況ですので水温は高め・・・
規定値を超えないようにする為に電動ファンがござる。

水温が上昇しますと規定値で電動ファンが作動し・・・
水温を規定値まで下降させファンは止まります。(この作動を繰り返します。)
下降せず規定値を超えますと冷却水が噴き出しオーバーヒートとなる。
よほどの使用用途でないかぎり・・・
各構成部品が正常に機能いたしていればオーバーヒートはまず無いのです。
整備不良の場合は論外ですが。。。
「空冷エンジン同様・・・一番の薬は走行風をあてる事ですなっ♪」


・・・つづく





# by moriyamaeg | 2018-07-17 21:31 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

ZL900のつづきでござる。






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てんこ盛りの液体ガスケットから見えるもの・・・それは・・・「漏れちゃ困る」でござる。

排気ガス対策で、ヘッドカバー上方にある
リードバルブは・・・排気脈動を利用いたし、
排気ポート内が正圧時で閉じ負圧時で開くを繰り返しております。
・・・結果、負圧の連続でエアーを吸い込みます。
吸い込んだエアーは排気ポートへ供給され排ガスを再燃焼させます。

今回のZL900は全てをキャンセルでして・・・














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エアー供給口は液体ガスケットで固められた栓がござり・・・
エアー供給キャンセルされておりました。

「SBの栓かぁ~。」・・・SB食品のコショウの蓋?
ではなく・・・
その昔流行ったスーパーバイクグリップのバーエンドキャップですなぁ。









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で、・・・リードバルブは残しておいた方がいいのですが・・・外されておりました。
気密は同じく液体ガスケット塗り塗りでござりっ。















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リードバルブ無しですと・・・
隣同士の気筒が繋がりっぱなしでござり・・・良いのか?悪いのか?
・・・排気慣性効果で云々♪
そんなことよりも液体ガスケット止めですし・・・
排ガス通りますと温度も上がり・・・
プラグホールのガスケットにも良くないので・・・
穴を塞ぎますっ。














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ヘッド側で塞ぐのが一番ですが・・・
エンジン搭載状態でござり作業コストがかかりますので・・・














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・・・ヘッドカバー側で塞ぎます♪
(元の状態に戻しやすいのもメリット♪)

穴にタップを通し・・・













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ネジ山完成♪















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キャップボルトで塞ぎます♪
・・・これでエアーも排ガスも流れません。














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ヘッドカバー装着いたし・・・
プラグホールのオイル漏れ修理完成でござる♪














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劣化いたしたプラグキャップも交換いたし・・・












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スパークプラグも交換いたし・・・
(9番から8番へ)













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ヘッドカバーだけでも沢山の作業がござりましたなぁ~。

・・・つづく。









# by moriyamaeg | 2018-07-12 00:34 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
CBR600F4iのつづき・・・最終回。







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溶けた電動ファンでしたが・・・
メーカー在庫有りました♪












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左旧。・・・ラベルには、FLAT MOTORと「M」ロゴマークです。
右新。・・・Panasonic製です。
(どちらもMADE IN JAPAN)
新旧のケースを比較いたしますと、
プレス金型がチョいと違う・・・
ブラシ固定のリベットが違う・・・
内部にも変化がござるのか?・・・
で、新品ファンモーターを分解確認したくてウズウズ・・・
分解いたすとコーキングが剥がれますので分解確認はやめます。









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スラスト方向&ラジアル方向のガタ具合確認♪・・・
ガタなく、実にスムーズな回転でござります♪















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ファン装着いたし・・・












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車体装着いたし!・・・無事完成♪














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電動ファン以外の部品も準備でござり♪
リアフェンダー系各部品&電装系リフレッシュ作業の各部品です。

















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ポンコツなメインハーネスでしたので・・・
真っ先に交換したかったのですが、
既に「販売終了」でござり・・・「残念っ」
・・・メインハーネスは製作での対応ですなっ。












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海外仕様PGMユニット(コンピューター)は・・・無事入手でござる

電装系リフレッシュは次回車検あたりで作業予定ですが・・・
販売終了になっていると困りますので先に購入しておきます。












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最後に・・・
リアフェンダー系を、純正に戻す作業でした♪
只今、ノーマルフェンダー装着完了の図っ。

購入時から社外品のフェンダーレスKitが装着されており
純正のリアフェンダーは大きくカットされ再使用不可&
テールランプとウインカー以外の純正部品は全て無い状態・・・


















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で、不足している部品を揃えました。
不足部品の全てがメーカー在庫有り!・・・「超ラッキー♪」














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各部クッションラバーも劣化(硬化&ヒビ割れ)で
防振性能低下でござる。
・・・ついでなので新品に交換いたします。














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ナンバー台&ナンバー灯&ベースラバー&各カラー&各ワッシャー&各ボルト類
を組み立てまして・・・
















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テールランプの防振ゴム&ソケット&電球を新品に交換いたし・・・
(ちなみにテールランプは販売終了です。)














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ピリオンシートオープナーでしたっけ・・・
ワイヤーと固定金具とタッピングスクリュー購入っ。













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小さな金具やケーブルですが・・・無いと困るものばかりなので・・・
メーカー在庫がござり助かりました。














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リフレクター装着いたし・・・













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ウインカー&ナンバー台装着いたし・・・













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テールランプ装着いたし・・・
各点灯確認♪














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テールカウル装着いたして・・・無事完成でござりました♪














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前後足廻り系、前後ブレーキ系、燃料系、冷却系のリフレッシュ完了後・・・
早々の電動ファントラブル発生。
結果、電装系もリフレッシュ致す事になりました♪

世界一幸せなF4iでござる!

おしまい。





# by moriyamaeg | 2018-07-05 21:54 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
CBR600F4i
電動ファンのつづき・・・









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左から・・・フロントケース、アーマチュアコイル、リアケースでござる。












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リアケースには、ブラシと永久磁石が装着されております。
走行距離は13000km程なのでブラシの磨耗は
少ないです。













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円盤外周の削り取られた部分は・・・重量バランス調整でカットされた部分です。

円盤形状のアーマチュアコイルの後方にはコンミュテーターがござり・・・
ここへブラシが接触し電気供給され磁力発生でござる。
コンミュテーターの後方にはボールベアリング(ZZ)がござります。

コイルが円盤状ですのでモーターの前後長は超短く(薄く)できますが、
径は大径となります。
そんなフラットモーターは、ラジエターとエンジンが接近しスペースに
余裕のないオートバイに重宝ですな。
















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円盤の前方にもボールベアリング(DDU)がござります。













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ダストシール外して内部点検。
17年経過でござり・・・完全に死んではおりませんが
グリス潤滑にも陰りがござりそろそろですな。
経過年数・使用用途&環境で、潤滑グリス劣化&部品腐食等となれば・・・
ベアリング性能は維持できない。


















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板材プレス成型のケースです。
今回は、ベアリングよりも・・・
ケースのベアリング装着穴の拡大が問題でござる。
「ベアリング装着穴の嵌合が甘く」・・・やがてラジアル方向へのガタは
成長いたし過大なガタとなりベアリングが踊りながらの回転でござる。

ケースの精度&強度が今一であれば調心ベアリング使用での確実な嵌合・・・
ボールベアリング使用であれば高精度&高強度なケースでの確実な嵌合・・・ですなっ。














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スラスト方向のガタも成長っ。
フロント側ベアリングアウターレースとフロントケースの間には
ガタを見越して樹脂製ワッシャーが装着されております。
このワッシャーがもう少し厚ければ・・・














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「ケースとアーマチュアコイルの逃げ寸法も甘く」・・・
軸を前方へ引いて回転させますと強烈な
フリクションでござる!

その原因は・・・










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フロントケース外周に接触痕がござり・・・


















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アーマチュアコイルの円盤外周が・・・接触!でのフリクション増大っ!
(先ほどの樹脂ワッシャーが当たる前にこの部分が当たっていたのです。)
そして・・・円盤にある銅線(コイル)ですが、外周付近は樹脂に覆われておりますが、
接触部分を良く見ますと・・・
樹脂が剥がれて内部の銅線が露出しエナメルも剥がれた部分がござり・・・
ケースと銅線が接触回転いたし・・・漏電でござる。

ファンモーター回転テストで、軸を下方向として回転させた時・・
回転抵抗増大と漏電により触れないほど発熱いたした原因ですなぁ~。
この熱で樹脂製ファンの軸部分が溶け落ちたのでござるっ。


・・・つづく。







# by moriyamaeg | 2018-07-02 21:58 | 整備編 | Trackback | Comments(0)

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