RGVガンマ250SP エンジンオーバーホールその1

森山です。

先日、第三京浜でエンジンブローしました、RGVガンマ250SP・ミツキ号です。

俺のガンマいつ直るの?と毎日うるさいです。・・・・ガンマだけに、少しはガマンしろ!

50ccなら自分で直せ!ですが、・・・250ccレプリカのエンジンなのでミスすると

危険だし、お金が飛ぶので素人には任せられません。今回は拙者が直します。・・・

ガスケット剥がし、部品の清掃などの小間使いが、ミツキの仕事・・・あとは見学です。


悲しい出来事から数週間経ち、いよいよオーバーホールの始まりです。

今回は、分解点検です。

錆びによるクランクベアリングブローであろうと予測しましたが・・・クランクケースへの

ダメージが無い事を祈りながらの分解点検作業となりました。




これからエンジン摘出されるRGVですが深夜です。・・・・今頃ミツキは・・・・寝ている。
後ろで、何故か、ずーっと自分のカウルをパカパカしている伊原くん。
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先に、エンジンの廻りの補機類を外します。
キャブレターとキャブボックスです。・・・・リンク式の賢いキャブです。
コントロールユニットでソレノイドバルブを作動させエアー調節し適正燃調とします。
また2サイクルオイルもコントロールユニットで電子制御!・・・・オイルポンプに吐出調整の
ワイヤーが無い。・・・・排気タイミングコントロールバルブもコンピューターの学習機能で、
ゼロ点確認して常に補正している!!・・・・・恐るべし最終型RGVガンマ250SP
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キャブレター確認。・・・ゴム系パーツかちかちで要交換です。・・・仕方ない1996年式。
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キャブのエアージェットのエアー量調節するソレノイドバルブ。・・・ほこりが入ると
燃調が狂うのでエアーフィルターが付く・・ひび割れでご臨終。・・仕方ない1996年式。
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エンジン摘出です。・・・・なんて軽いエンジンなのだろう。・・・無駄がない。
コンパクトにまとめられ小さく高性能な2ストエンジンです。
Co削減排ガス規制で2度と作られぬ2ストです。歴史の1ページが終わった。
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エンジンと共に摘出された・・・・なんて軽いカナブンなのだろう・・・乾燥しきり・・無駄がない。
ポーズをとってます・・・何か?伝えたい事があったのか・・・まさかのご臨終。
コノエンジンキケン・・・イマスグタイヒセヨ・・・・ブゥーンかな。歴史の1ページが終わった。
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エンジン吊して、清掃です。・・・ゴシゴシ
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ウォーターパイプを、外すと・・・裏に96・2・28の記載があるではないか!
ちょっとうれしい・・・・このエンジンの誕生日が判ったぞ!
エンジンの誕生日は、なかなかわからない事であり・・・・・どうでもいい事でもある。
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ピカピカ風呂あがりのエンジン。・・・・でもこれから解剖でござる。フッフッ・・・
軽量タイプの乾式クラッチで、しかもカバーはマグネシューム製です。忍者にも欲しい。
70度V型2気筒でクランクピン30度位相クランクとし、バランサー付き、センタープラグ、
フロントバンクシリンダーはエンジンセンターに排気ポートがストレート向くように
斜めにセットされている。これには驚きである。
フロントバンクとリヤバンクの差がほとんど無い作りで高性能、さらにセル始動。
至れり尽くせりでござる。
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キャブインシュレーターですが・・・かちかちでひびだらけ!・・当然交換しかないです。
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リードバルブです。・・・まっくろくろすけ・・・まともに閉じませんのでAssy交換です。
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マグネットローター外し中。SST使いますが・・・注意しないとエンジン側もSST側も
壊します。
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タバコとセルモーター・・・・やはり超軽量です。・・・すばらしい!
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エンジン左側分解完了。・・・変な形です。・・・カセット式ミッションでかつクランクだけ外せる
ケース分割なのです。2ストはすごい進化してきました。・・でも最終型・・もう新車は出ない。
それが故にきっちりと直してあげたいのです。まだ部品が揃うのでチャンスです。
今、調子いいガンマくん達、そのうちガタがくるぞ!・・・その時修理はもう遅い・・・
なぜなら部品が無いから!今のうちに買うべきですぞ!
スズキRGVガンマ250SPはホンダ、ヤマハより本気で作られているのでは・・・
スズキの本気度が分解点検していくうちに伝わってきます。
エンジンだけでなく車体の作り込みもすごく良いです。今までのガンマとは別格です。
すごいです。・・始め外観であまり好まなかったRGV96でしたが、今はこの形こそガンマだ!
ですね。NSRよりTZRより格段にいいです。・・・・40馬力規制ですが、それをはね飛ばす
作り込みで、すばらしい!・・・・ちと褒め過ぎかのう。・・・いやそんなことはない。
一度分解してみれば判る、スズキの本気度・・・GSXR1000も同じである。
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クラッチです。スリーブ・ハブ・・・問題なくまだ使えます。
クラッチプレート、フリクションディスクもOKでした。
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クラッチハウジングも問題ないです。
メインパーツはオールアルミでハードアルマイト仕様で超軽量です。これまたすばらしい!
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クラッチオイルシール・・・・死んでました。・・・ゴム系パーツ10年無理ですね。・・・シリコン
多くても結局交換です。仕方ないです。
よぉーし!この部品は3個買うか!・・・ミツキの金だし!
このデカいオイルシールの代替え品無さそうです。しかもオイル漏れやすい。
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本日ここまでです。つづきは、その2へ・・・さようなら。
by moriyamaeg | 2010-03-21 05:30 | エンジン編 | Comments(0)

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