CB750Fcエンジンオーバーホール その4

森山です。

今回は、CB750Fcエンジンオーバーホールの最終回!

腰上の加工、組み立てとなりました。いよいよ完成です。

長い道のりでしたが、ここまでくると早くエンジン音ききたいですね。

CB750Fのエンジンのオーバーホールもそろそろ部品が無くなり、まともな

オーバーホールが出来なくなりそうです。・・・・寂しいかぎりです。

もしかして、このCB750Fが最後だったりして・・・

メンテナンスやオーバーホールを考えている方は、部品がぎりぎりまだ揃うので

急いだほうがいいですね。


純正ピストンが廃盤・・・なので今回はワイセコ823ピストンを使用です。
ワイセコは丈夫な鍛造ピストンです。コンプレッションは10.25:1でストリートでも
問題なしです。このK823ピストンの重量ですがそれほど重くなくていいです。車種と
ピストン径によっては重すぎるものもあります。・・・理想は純正ピストンと同じ重量が、
いいですね。重すぎるのは百害あって一利なしです。
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823にボーリング&ホーニングしたシリンダー内です。・・・非常に綺麗でござる。
おっ!その先に見えるのは・・・忍者ではござらぬか!
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これから組み立てるシリンダーとピストンです。
しこたま洗浄し、バリ取り、磨き、寸法測定等々、下準備を行います。
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ピストンの径も測定します。ばらつきがあるためそれぞれのピストンに合わせて
ボーリング&ホーニングします。・・・・これは今回の成績表で、その都度必ず測定します。
・・・だめな部品、だめな加工がないか厳しくチェックします。・・・アウトなら、即返品!
重要なことです。
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丁寧に、ピストン組み付け!
新品ピストンは気持ち良いですね。
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シリンダー組み付け!
ピストンリングの取扱は特に気を遣います。
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シリンダーヘッドの組み付け下準備です。
バルブ、ガイド、交換・シートカット・・・当たり幅、突き出し量その他もろもろ均一にします。
16バルブなのでここが最もお金が掛かります。・・・安いオーバーホールは、ここをけちります。
しかし4ストエンジンはヘッドが命です。・・・絶対に、けちる訳にはいきません。
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最後に、バルブすり合わせです。
機械もありますが・・・・タコ棒でハンドで仕上げます。・・・・なぜ?・・・手の方がより良いからです。
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ヘッドに組み付けるバルブ系パーツです。
16バルブはパーツ点数多いですね。
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ヘッドの下準備完了!
ヘッド組み付けます。カム、カムチェーン、テンショナーその他もろもろ組みます。
ここまでの作業ですがメーカー工数の何倍もの時間を要してますが、仕方有りませんね。
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CB750Fは、2本駆けのカムチェーンです。テンショナーも2つあります。・・ややこしい。
図は、上側のテンショナーですが・・・・強化品となってます。
手前が新品の対策強化品です。・・・・いやー!得しましたね。
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バルブクリアランス調整で、まずクリアランス測定します。
CB750Fは0.08mm基準です。
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足し算引き算で厚みを変えて調整します。
アウターシムタイプなので、図のSSTを使いシムを交換していきます。
16バルブなので大変です。24バルブよりましですが・・・
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このSSTは、リフターを下げた所でホールドします。
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シムです。500円玉みたいです。
これはCB750F用です。1つ950円位です。無いと困るので揃えてますが、
各メーカー、各車種で違いますので・・・これまた山ほどありまして・・・一財産です。
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シム調整完了!この後ヘッドカバーを」付けます。
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ジャジャーン!完成です。・・・最後に軽く化粧します。
FCRキャブレターも下準備完了!・・・・
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いよいよエンジンを搭載!車体を準備します。
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はい。載せました。・・・・この後、補機類を装着して・・・まだまだ作業つづきました。
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エンジンオーバーホールは今回、最終回ですが、FCRのセッティングなどもありますので
またレポートします。

それでは、おやすみなさい。
Commented at 2010-04-04 19:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by takizawa at 2010-04-05 02:27 x
はじめまして。
先日は電話での問い合わせに、丁寧に対応して頂きありがとうございました。お話の中でも森山社長のオートバイに対する熱い思いが伝わって来ました!これからもお体に気をつけてご活躍下さい。
CB750FのOHいよいよ終盤ですね。ものすごく手間ひまをかけて組み上げているので驚いています。
Commented by moriyamaeg at 2010-04-05 06:32
takizawa さん
コメントありがとうございます。
古い年式のオートバイはベースの良し悪しで結果が決まります。
全ての部品が揃えば良いのですが・・・
再使用部品も多くベストではないですが、何もせず乗れなくなる
よりはいいと思います。・・・本当に再使用出来ないぐらい傷んだ
部品はアウトです。、使用可能な中古品を探すしかありません。
再使用部品も多いので、末長く乗るためには、無理をさせずに
上手に取り扱えばいいのです。・・・とりあえず年寄りなので。
高いオイルも必要ですね。
by moriyamaeg | 2010-04-04 01:26 | エンジン編 | Comments(3)

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