GPZ900RとZRX1200Rのシリンダーヘッド!
2010年 04月 05日
GPZ900RとZRX1200Rのシリンダーヘッドオーバーホールで2台まとめての作業です。
ガイド入れ替え、シートカット、すり合わせ、その他、加工前の下順備をしました。
カーボン落とし、ガスケットはがし、清掃がメインの作業です。
せっかくなので2つを並べて、ヘッド比較です。
900ccと1200ccですが、ルーツは同一のエンジンです。・・・いろいろと進化してますが
基本は同じです。
燃焼室側です。左がGPZ900R、右がZRX1200R。
ボアサイズ・バルブサイズ・バルブ挟み角・燃焼室形状等々違います。
じーっと眺めてください。

ヘッド上からです。左側がGPZ900Rヘッドで大きい!・・・バルブ挟み角が大きく、カム位置も
ワイドなのでこの形なのです。・・・・かっこいい!
右側はZRX1200Rです。コンパクト燃焼室めざしバルブ挟み角を小さくしてますので、カム
位置も狭くなり小さなヘッドとなってます。・・・・なんとなくOHCのヘッドにみえますが、これが
新しい技術なのです・・・・古い人間の拙者は、この形は嫌いでござる。・・・・元がZZR系なので
仕方ござらぬが・・・
究極のDOHCは横から見て、シリンダーとシリンダーヘッドがほぼ同じ幅です。
造形美としては、頭でっかちが、DOHCらしいですね。・・・ネイキドのエンジンは
むきだしなので、造形美も大切です。・・フルカウルなら見えないので良いのですが。

GPZ900Rの燃焼室です。このヘッドは、1024仕様なので少し加工してます。
深い燃焼室。

ZRX1200Rの燃焼室です。バルブが大きい!そしてコンパクト!
浅い燃焼室。

GPZ900Rの排気ポートです。・・・これも1024仕様なので少し加工してます。
ちなみにGPZ750Rは、もっと小さいです。

ZRX1200Rの排気ポートです。排気量に合わせてある為、900Rより大きいです。
900Rは、全て小さいですが900ccなのでバランス的には、それで良いのです。

ヘッドを、綺麗にする・・・・?
これは鋳物の型の合わせ部分で・・・・ずれて鋳バリがある、又は段付きがある・・・
これを綺麗にならしてから耐熱1000でペイントして下さい。とのKさんからのオーダー!
ヘッドとシリンダー両方やりました。・・・やはり見えるエンジンは、造形美でござったか!
見えない所は無加工でござるがそれで良し!・・・全て加工したら高くつく為。

右前のサイド・・・・前側はさらりと仕上げです。

左前のサイドも仕上げます。

GPZ900Rは現在ペイント中!ZRX1200Rは加工も無事終わりこれから組み立てです。
いましばらくお待ちくだされ。・・・
それでは、おやすみなさい。

自分のエンジンの中身を見る機会は中々無いので嬉しいです。暫く乗れていませんので、帰ってくる日が楽しみです!!エンジンのバリ取りもどのように仕上がるのか楽しみですねぇ。
ところで同時に作業しているZRXは元カタナ乗りのKさんでは、、、?一緒に千葉で走ったことがあるのですが、覚えておられますかね?
こんばんわです。
塗装が完成し、金曜日にはお店へ着きます。
耐熱1000ですが・・・・いやー、高いですね。
あと、リアサスのストロークセンサーですが現在ないそうです。
JB・KYBフロントフォークその他も入荷しており装着待ちです。
いよいよエンジン組み立てですね・・・まだいろいろと、やること
がありますが、・・いましばらくお待ちください。
あと、ペイントの件で、電話します。
それと、同時作業したZRX1200Rは、ちがうKさんです。
元カタナのKさんはZRX1100で、去年の12月に1108仕様とし
現在慣らし中!・・・のはず・・・
先日電話したら、寒いので、まだ慣らしは終わってませーん!
とのことでした。・・・1100のKさん見てたらコメントください。