GPZ900R エンジンオーバーホール その3
2010年 06月 25日
忍者に限らずエンジンフルオーバーホールはかなりのコストが掛かります。
オーバーホールしないで、乗り換えたほうがいいのでは・・・しかし・・
乗り換えても新型はいやだ!、欲しいオートバイは旧車!程度がいまいちの中古しかない!
それなら、このオートバイをフルオーバーホールして乗りたい!
その決意の時にフルオーバーホールが始まります。
Kさんの、GPZ900R エンジンオーバーホール その3です。
原動機部分はセオリー通りのオーバーホール。ZX10クランク、コンロッド系も40000kmの
時に新品で装着しており、まだまだ使えます。新車から一度も交換してない部分がターゲット
です。重点的に点検・測定します。今回やばい部分はミッション&クラッチ系です。
1回目のオーバーホールより2回目のオーバーホールのほうが交換部品コスト掛かりますね。
シリンダーヘッド加工&ペイント後の組み立てです。
バルブ、バルブスプリング、ロッカーアーム他・・・全て新品に交換です。
気持ちいいメンテナンス内容です。・・・長く気持ちよく乗る為のコストです。
ミッションオーバーホールです。駄目なパーツ、永くないパーツ交換します。
さすがに新車から80000km走破だとグラグラです。これから先50000km走破するには
交換すべきパーツありますねー。もちろん交換します。
ミッション・インプット側、ミッション・アウトプット側オーバーホール完了!
シフトドラム、シフトフォーク他オーバーホールです。点検測定し、パーツ交換、メンテします。
シフトフォーク焼きつき・・・・・クラッチの切れと、乗り方、オイル管理が鍵です。
エンジンバランサーのオーバーホールです。エンジン回転の2倍で回転してます。
エンジン11500rpmの時・・・23000rpm!・・・オイル管理重要です。
しっかりとメンテナンスします。
ロアケース組み立てです。シフト系・バランサー系装着します。
ジェネレーターシャフト系・スターターワンウェイクラッチ系のオーバーホールです。
この先、永くないパーツや、既に終わっているパーツを交換します。
アッパーケース組み立てです。ジェネレーターシャフト・ワンウェイ系装着します。
ペイントしてあるので傷つかないように慎重に作業です。
古いコンロッドメタルです。当たりの強い所がありますが・・・まだ焼き付きではない。
40000km走破にしては、よしですが、今後メタルの痛みは進行してゆくので交換です。
こちら新品コンロッドメタルです。
ZX10クランク・コンロッドなので、当然コンロッドボルトもZX10用。
ボルトの伸びによるトルク管理の為・・・再使用禁止・・・毎回新品交換です。
クランク系メンテナンス中です。
コンロッドボルトの伸びを、コンロッドボルトゲージにて計測中。
締めれば伸びます。規定の伸びの所まで締めます。
本日ここまで、その4へつづく。