Z1にヨシムラTMR・MJN・・・・不調その2
2010年 11月 09日
Z1にヨシムラTMR・MJN・・・・不調のつづきです。
症状は、アイドリングから1/16付近調子悪い・・・マフラーから黒煙でるほど濃いのに
2番シリンダーはカブらない・・・バキュームゲージで同調はとれる・・が・・安定しない・・
実開度はありえない開きで・・特に2番はおかしい・・・パイロットの変化もさほど無しで、片排気味。
・・・間違いなくどこかしら壊れている。3番まずまずで、1番と4番は元気、カブルが正常である。
TMR/MJNキャブの前はCRキャブ付き中古車・・・買った時から調子の悪いオートバイ
CRキャブがダメで?・・・TMR/MJNキャブを新品で買って自分で調整しながら現在に至る。
キャブは新品で、購入は1年位前。さほど走ってないが不良品でダメな可能性もある。
メーカークレーム?・・・保証期間や購入ルートはどうなのか?
一応、点火系の不調もありえるし、エンジンのトラブルやヘタリもありえるので
各部点検確認します。・・・セッティングはその後のはなしでござる。
良い火。良い圧縮。よい燃料。の順番で点検していきます。
良い火。・・・プラグ、点火コイル、配線、スイッチ、パルサー、その他点検です。
DYNAコイルにDYNA・Sが装着してありました。・・・純正よりもトラブル多いので慎重に点検。
今回は確実な方法の交換テストです。
・・・まずは、DYNA・Sを用意しまして交換テストしますの図です。DYNAコイルも同じテストです。
ちなみに今回のテスト用DYNA・Sは拙者の物でござる。
ほかにもテスト用DYNA2000がござり、伊原メカの物。・・・DYNAはすぐ死ぬ!

交換してテストの結果・・・点火系は元気でござる。
エンジンのコンプレッション測定&吸入負圧、その他も・・・元気でござる。
残すは・・・・燃料系のキャブレターでござる。新品なのに残念。・・・テストでござる。

キャブテストでござる。

TMRに交換してエンジン始動!・・・アイドリングから絶好調でござる。
やはり点火やエンジンは全く問題なし。・・・TMR/MJNキャブレターが壊れている!
TMR/MJNはセッティングスタートラインのアイドリング~が全く取れませんでしたが、
テスト用TMRは絶好調!・・・スッキリ!です。

不調の原因がキャブレターにあるので、キャブを本格的に分解点検です。・・・
この部分の作業はメーカーの仕事なのですが、原因追求はしなければならないのです。
その原因が生産時のトラブルならメーカークレームとなるのですが・・・・
使用中に壊したのならクレームになりません。ので確認します。
まずは、燃料の通路を確認です。・・・OK。

新品キャブを当店で買っていただいたら必ず分解確認してます。なぜなら不良品があるからです。
これを行うコストはバカになりません。・・・・本来メーカーの仕事なのですが・・・・残念です。
何も見ず、いきなりセッティング作業したいのですが・・・やはり確認作業は必要です。
トラブルあるキャブでセッティングすると結局時間の無駄になるのです。

ガスが正常にエンジン内に流れてないのです。
燃料通路はOKなので・・・あとはチョーク系・・・これもOK。
最後にスロットルバルブ系のエアーリークによりベンチュリー圧不足でガス昇らず・・・薄い症状。
スロットルバルブ系も分解点検確認です。

リンク系やボディー系も見ます。
スロットルバルブの密着具合点検!・・・・不調の原因有りました。
密着悪くパイロット系のベンチュリー効果弱い・・・バルブのエアーリークが原因でござる。
2番だけが当たりが悪い・・・すわりが悪い・・・ボディーとリング&Vシールとバルブ交換ですかぁ~ね。
もちろんメーカークレームです。・・・保証期間と購入ルートが問題となりますが・・・・

後日談です。・・・・最終的にFCRを買ってセッティングする事になりました。・・・トホホ・・・
ちょっと複雑な気持ちではござるが・・・オートバイ!やはり気持ち良く走ってなんぼです。
新品でもはずれのものが有る事を忘れぬ事です。
はずれた時のメーカークレームです。・・・気付かねばそのままでござり残念な結末となる。
みなさん高価な部品を買う時には、はずさないようにするために相談くだされ!
それでは、おやすみなさい。

買って分解しなかったのは森山社長が組んでくれたマルケジーニのホイールくらいなもんです。
こんばんは。
まー大変ですよね。本来はそんな事しなくて良いはずなのに
たまの不良品にでくわしたら・・・悲惨です。
日本製でもまぁーありますよね。その為の保証期間ですが・・・
期間をちょっとでも過ぎたら・・・門前払いのメーカーも多いですが
トラブルの原因によっては、解決してくれるメーカーもあります。
耐用年数と保証期間は微妙な関係ですよね。
byもりやま