GPZ900R A12 Mさん号エンジンオーバーホール その6
2011年 03月 01日
GPZ900R A12 Mさん号エンジンオーバーホール その6 でござる。
各部品、
気合を入れて測定し加工し組立てれば必ず調子の良い静かなエンジンに生まれ変わりますぞ!
・・・あとは、交換しなければならない部品が入手できる事が最も重要です。・・・
・・・入手できない事には始まらないでござる。
今回は、腰上の組立てです。
シリンダーを組立て・・・シリンダーヘッドを組み立てました。の図。
シリンダーヘッドに新品のロッカーアームを組み付けます。・・・耐磨耗性に優れる対策品です。
1個4040円でござる。8個使用します。ロッカーシャフトも新品にします。1本3360円で2本使用。
カムシャフトはヨシムラST-1です。
左はINカムで、入荷時のもの。右はEXカムで、凸研磨したものです。
・・凸研磨は超ピカピカではないが、それで良しなのです。
見比べると違いがわかります。手で触るとさらに分かります。
低フリクションと耐久性向上です。・・・(オーバーホール時は、サービス作業でござる。)
別途で、WPC処理、モリブデンショット処理、その他の処理、もあります。・・(処理代は有料です。)
研磨したカムを、これから綺麗に洗浄します。
まずカムシャフト組み付けます。
タペット調整します。この後にバルブタイミングのずれを測定し微調整します。
カムチェーンは、当店マニュアルカムチェーンテンショナーにて確実なテンションに調整してます。
長い旅路でしたがいよいよ完成です。
お疲れ様の動弁系部品です。・・・図には無いがバルブやガイドも交換しました。
しかし・・・本当に良く削れるカム廻りでござる。
最後の作業・・・ヘッドカバー装着です。
カバーを掃除中の元気メカニック・・・
ヘッドカバー装着して完成!「やったぁー完成だぁー!」・・・・この後、間髪入れずエンジン搭載でござる。
すぐ後ろに・・・・・車体が待ってました。「早くエンジンを載せてくれ!」
その7へつづく。
久しぶりに見る愛機の姿にうっとり~
エンジン積んでおりませんけど・・・
土曜日に引き取りに伺いますね!
むしろもっと丁寧です。内燃機関はイキモノだから丁寧な組み付けが重要です。オーバーホールはパッと見は金額が高いのですが当たり前です。長く快調で居続けるために必要な作業。沢山の単車乗りにわかってもらえますように。
こんばんは。
エンジンオーバーホールは本当にやることが
多いですね。
やらなければいけない事とが複雑にからんでます。
長年やってますが、早く終わったためしがないです。
十人十色のようにエンジンも十機十色です。
byもりやま