NさんのGPZ900R A12国内 エンジンオーバーホールその1
2011年 03月 08日
またもGPZ900Rのエンジンオーバーホールでござるが・・・
・・・今回は、走行状況がちょいと過酷なエンジンでござる。
通常走行とジムカーナー走行のエンジン・・・・走行距離もオーバーホール時期を
ちょいと過ぎたような感じでござるが・・・内部はいかなる事に!
マフラーからの排気に白煙まざりなのと、たまのギア抜け・・・が気になるところです。
ジムカーナーは殆ど1速で走行でござりパワーの割りにミツションが傷む・・また走行風が少ないのも
問題でござり、長時間の練習走行ではつらい車種もある。
まあ・・・そういっても他の競技車両・・・レース用のオートバイも使用条件が過酷すぎて短命でござる。
これからエンジンオーバーホールでござる。・・・・いかなる事に・・・
いつもの通りのエンジン降ろします。・・・忍者のエンジンは80kgちょっとあるので腰にくる・・・
無理して持上げないようにします。
ヘッドカバーを外して・・・カム山のチェック・・・もちろん焼きついてますが、なんとカム山の反対側が!
傷付いている!通常はクリアランスがあり引っかかないので無傷の場所なのだが・・・バルブがもぐり
クリアランスの無い(少ない)時期があったのでしょう。その後タペット調整したのでしょう。・・・・
・・・タペツト調整は定期的にかつ早目が良い。・・使用条件や乗り方などで個人差はあります。
カム山でござる。見慣れた虫食い!状態。・・・・忍者病。
シリンダーヘッドでござる。・・・・バルブ系は全滅・・・・
少し前に装着しました、マニュアルカムチェーンテンショナーでござる。
プッシュロッドの飛び出し量が通常より多いので明らかにチェーンの磨耗伸び、スライダーの磨耗、
スプロケットの磨耗、その他の磨耗の進行ですな。
ヘッド外して・・・燃焼室でござるが・・・・バラバラの燃焼・・ガスとオイルが・・・・
シリンダー側でござる。・・・・ピストントップは真っ黒。1番、2番はオイル上がり気味・・・
シリンダーを外し・・・ピストンです。・・・・側面が満遍なく磨耗してます。シリンダーの
クロスハッチは既に無い。
オイルパンです。特に堆積物は無いでした。・・・オイルは黒いが内部は綺麗でござる。
オイルパンを外した形跡がありました。他にも・・・エンジン各部で・・ねじの締め付けトルクが弱い
ところがありました。・・・脱落したら危険!必ずトルクチェックしたほうが良いでござる。
クランクケース分割!・・・・
ミツションには、多少のガタがあるものですが・・・この忍者のミツションは物凄くガタガタ・・・
・・・特に1速と2速のガタは過去一番でござる!危ない!
コンロッドはおおむねOKですが・・・2本のコンロッドは小端部が軽い焼き付きです。
クランクです。・・・曲がりはOKで、クランクピンが少々磨耗・・・限度ではないが・・・相談します。
走行40000から50000kmのエンジンですが使用の過酷さが部品の磨耗に出てます。
オーバーホールは出来ますが・・・交換部品が多いでござる。ベースを替えるか・・・・
このまま行くか・・・・考え中!
その2へつづく。
こんにちは。
私もジムカーナには大変興味があり、競技会などには参加したことがありませんが、普段乗るのは街中(特に渋滞路や人混みなど)が多いので低速コントロールや小回りを重点的に練習していました。
私のVFR、ダメ出し材料として時々アップ予定ということですので(汗)これからはマメに手を入れていく予定ですので、よろしくお願いいたします。
忍者早く直るといいですね。
欧州でスズキから燃料電池バイクがリースされるみたいですね、これからは電気&エコの時代ですね
RZとGSに30年乗れるかな?強制廃車もありうる??2ストは危ないかな~
こんばんは。お待たせ致してすみません。
ベースエンジンまたは、程度の良いミツションその他・・
探します!今しばらくお待ちください。
byもりやま
きゃすと井上 さん
こんばんは。拙者もジムカーナーはやったことないでござる。
小回りするのはむずかしい・・・Uターンは今でも苦手でござる。
byもりやま
☆キャス さん
ちゃんとしたオーバーホールならば長くのれますよ。
走行距離と年数は個人差がありますが・・・完全オーバー
ホールですと、新車と同じ走行距離と耐用年数でござる。
・・・しかも、みなさんオーバーホール後は今までより大切に
乗られますので、エンジンも確実に長生きします。
・・・30年ですか~長いですね・・・拙者、生きていれば78歳で
ござる。30年後は、あまり考えたくないでござる。
byもりやま