NさんのGPZ900R A12国内 エンジンオーバーホールその3
2011年 05月 21日
NさんのGPZ900R A12国内 エンジンオーバーホールその3です。
今回は、国内ノーマルのエンジンでござる。ベースエンジンを交換してのオーバーホール!
元のエンジンを分解点検しましたら、ダメな部品が多くコスト高となる為
違うエンジンを購入し、そのエンジンを分解点検・・・ベースとして合格なら
各部必要な部品を注文しオーバーホール・スタートします。・・・もし不合格ですと
当たりが出るまでエンジンを購入し続け、分解点検し続けます。
・・・・お金と時間を費やします。・・・ハズレだと、完全に無駄でござる。
今回のベースは、探すのに時間が掛かりましたがOK!でした。・・・よかった。
年々、良いエンジンが見つかりにくいでござるなっ。・・・忍者も遂に旧車の仲間入りですなっ。
点検後、注文した部品も揃い、シリンダーヘッド&シリンダーの加工も終わり・・・
下準備も終わり、いよいよ組立てでござる。

クランクケース上側に付いている。スターター・ワンウェイ・クラッチ各部品でござる。
・・・・駄目な部品は交換して、メンテナンスします。

クランクケース上側・・・メンテナンス完了。

バランサーのメンテナンスでござる。・・・クランクケース下側に付いてます。
このバランサーウエイト・・・内径加工不良で内径が大きい(磨耗ではない)為、
二ドルベアリングが踊り気味・・・・・もちろん交換でござる。
・・エンジンのバランサー音がやたら大きい時は、まずは調整ですが・・・・
調整しても駄目なら分解メンテナンス決定でござる。

各部品交換します。・・・・その中の一つ
図の銅製のスラストメタル・・・左の上下が旧、右の上下が新品でござる。

こちらは、外側のスラストメタルです。

こちらは、内側のスラストメタルです。左が旧で右が新品です。・・・形状が進化しておる。
メタル側面にオイル溝加工がされてます。潤滑促進でござる。

バランサーのメンテナンス完了です。

バランサーを、ロアケースに組み込みます。・・・クランクシャフトの下側に装着してあります。
ミツションのシフト系・・ドラム&フォークもメンテします。

ミツションのオーバーホールメンテナンスします。・・・図は、アウトプット側です。

長く乗る為の交換部品でござる。

インプット側もオーバーホールします。

クランクシャフトでござる。中古クランクです。

振れですが・・・ゼロ点から・・・

クルリと廻して測定。・・・振れは・・・0.009mm!当たりでござる。
4本のコンロッドもOKです。各ピン部は凸ラッピングして新品メタル組みます。

クランク&コンロッドメンテナンスしてアッパークランクケースに装着・・・ミッションも装着して
この後、ロアクランクケースを装着(被せる)でござる。ケースの合わせ面に液体ガスケットを
塗ります。

その4へつづく。

今日前回までのRZの作業伝票みましたら、3年前事故をきっかけにフロントとエンジンフルOH
今回キャブとリヤOHでほとんどフルレストア?新車に近い?てな感じで修理と部品交換してましたね(笑)
調子がとても良いのも納得です。
こんばんは。
忍者も十分旧車ですなっ。
エンジン、キャブ系、足回り、・・オーバーホール完了。
これで10年は調子良いでしょう。・・・
心配なのは電気系統だけでござる。・・・雨と洗車と湿度には
気をつけてください!
あと、250は車検制度が無いのですが・・・
長く乗る為に、2年に1度、車検と同じ点検整備遂行でござる。
byもりやま

GSはメインハーネスが当時物でイグニッションとレギュレターが新品…う~ん、GSのメインハーネスは出ないでしょうね、ヤフオクでGET?