ZG1300車検整備・・・予防策は整備で、壊れてからは修理でござる。
2011年 08月 27日
ZG1300の車検整備つづきでござる。
・・・先日の電気系トラブルは配線や各スイッチ類の寿命・・・年数での寿命もありますが・・
毎回の洗車もところかまわずバシャバシャと・・・さらに使っている洗剤の種類も良くなく・・
(大きな原因の一つです。)・・・水切りも悪いとさらに酸化します。
このままでは仕方ないので新たに配線の引き直しですが・・・作業に多めの時間が必要なので、
一番最後の作業とします。他にも調子悪い部分がありまして今後の事を考えますと
放置はできませんし危険極まりないので・・・整備の部分と修理の部分とで段取りします。
長年・・先送りにした部分はさらに酷くなり・・まとめてあれこれと直すこととなり・・・でも、
出費が痛い!・・・ので・・・・またしても先送り・・・直せない代物になるまでノーメンテ。
やはりこまめな整備を遂行するのがやがては得となるのです。
整備せずの通すだけの車検ではバイクは確実に傷みます。定期的に、まじめな整備を
遂行するべきですなっ。駄目な部品があれば都度交換するべきでござる。・・・
整備や修理・・・先送りばかりでは・・・楽しめないし・・・出費も増大します。
このZG1300も近年は整備の先送りパターンでした。・・・いよいよ年貢の納め時でござる。
決意した時には全ての部品は揃わず・・・それなりの部分整備かワンオフか・・・いずれも痛い・・・
今回は、限界部分の整備で・・それでもやることは沢山あります。
しかし、時期に整備の予備軍がありますので、今後は労わりながらのバイクライフですね。
15年物のキャリパーです。完璧に清掃したら・・・・以外にも綺麗!さすが高級品質。
しかしながらゴム部品はアウト!やはり定期交換ですなっ。
6ポットのレーシングキャリパー・・・・高いだけあって、良く出来てます。
モノブロック構造です。・・・・ZG1300の巨体を止める能力は素晴らしいです。
肉抜きも徹底しとりますがなぁ~。
レーシングは、コストより性能重視ですなっ。
今はブレンボの時代ですが・・・こうして見るとロッキードもいいですなぁ~。
リアのキャリパーです。・・清掃しましたが・・・フロントほど綺麗にはならないでした。
鋳物のツーピースで、ピストン径がデカイ!・・・良く効きZG1300にはベスト!
フロントと同じくシール交換します。
ホイールやフロントフォークを外し、
ステムだけ(車体に装着した状態)にして、ゆっくりと左右に感触を味わいながら動かすと・・・・
ステアリングの作動が・・・重かったりスムーズでなかったり・・・センター(直進の位置)での
引っかかり発生していたり・・・・前後に押し引きして、ガタがでていたり・・・
今回はスムーズに動かないのと引っかかりがあったので分解しました。・・・・ローラータイプ
ベアリングのグリスは既に外に飛び散り、接触部分のグリス分少なく、しかも劣化してます。
定期的にグリスの交換をすれば良いのですが・・・
状態は良くないですなっ。
フレーム下側のステムレースです。・・・・段つきがはっきり確認できます。
もちろん、新品のステムベアリングに交換です。
入れ替え完了でござる。
専用のベアリングプーラーで引き抜き、専用の工具で圧入します。
力技での乱暴な交換は禁止です!
新品に交換し・・・新型のF1グリスでござる!最高の品質でベアリングを保護し、
作動性も抜群!リッターバイクには最高の相性でござる。
ステム組み付けました。・・・この後トップブリッジ装着しまして・・・あれこれと
最後はステム調整です。緩いとガタが出て、締め過ぎると作動が重く・・・もちろん、
ハンドリングは最悪で・・・ベアリングは短時間でダメになる。
調整命!でござる。
つづく。