kawasaki Z1  のエンジンオーバーホールでござる。その7

森山です。
Z1のつづきでござる。
折れ込みボルト除去で・・・硬いものをさらに折れ込ませ悲惨な状態で放置されていた
ジェネレーターカバー装着のケース側ネジ穴のところです。
この部分は、ダウエルピン兼用の穴の為・・・・穴の奥での除去作業は大変でござる。・・・しかも・・
・・・・スプロケカバーの部分も折れ込んでおり・・・こちらは、ネジ除去でネジ穴を超斜めに掘り込んで
おりネジどころではないですなっ。・・・今回は、2箇所の古傷修理いたしました。

除去途中で折れ込んだもの(超硬ドリルか逆タップ)が・・・・なにしろ硬い・・・刃物が立たないので
リューターの砥石でしばらく削ってましたが1mm進むのにも砥石と時間工賃がかかり過ぎるので
除去作業中止いたしまして。今回はダウエルピン穴を利用いたしましてアタッチメント修理でござる。
kawasaki Z1  のエンジンオーバーホールでござる。その7_a0163159_23415472.jpg


これが製作いたしましたアタッチメントです。
内はM6で、外はダウエルピンのサイズ・・・ねじ込み部分はM10でござる。
kawasaki Z1  のエンジンオーバーホールでござる。その7_a0163159_23422087.jpg


ダウエル穴を少々奥に伸ばしてネジ山を切り・・・・そこにアタッチメントをねじ込みます。
全ての加工で少しでもセンターがずれているとカバーが装着できなくなるので注意でござる!
kawasaki Z1  のエンジンオーバーホールでござる。その7_a0163159_23424238.jpg


アタッチメントの横穴に棒を差して締めてロックします。
このときダウエルの付け根がケース面と一致する寸法で製作します。
kawasaki Z1  のエンジンオーバーホールでござる。その7_a0163159_234318.jpg


無事にカバー装着!トルクもかけられOKでござる。
kawasaki Z1  のエンジンオーバーホールでござる。その7_a0163159_23432186.jpg


こちらはセルモーターです。新品の固定ボルトにはネジロック剤がついておりました。
緩み防止だけでなく・・・内部に水が浸入しないのでいいですなっ。
kawasaki Z1  のエンジンオーバーホールでござる。その7_a0163159_23433861.jpg

つづく。
by moriyamaeg | 2012-02-19 22:48 | エンジン編

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