kawasakiZ1000J エンジンオーバーホールでござる。その4
2012年 04月 24日
Z000Jのエンジン組み立てでござる。
クランクケースの点検と清掃です。・・・・ネジ穴には、よく切粉が入っておりまする。
たまにオイルギャラリー等にも引っかかっております。・・・・そんな分けで、確実に清掃でござる。
クランクケースのアッパー側とロア側とクランクキャップはメ-カーで締結し加工いたしますので・・・
そのもの同士でなければ加工寸法はメチャメチャとなりますので・・・必ずセットでござる。
今回のセットは・・・管理番号9-60となっておりまするなぁ~。
・・・加工が違うもの同士でのクランクケースやクランクキャップでの組立は厳禁ですぞっ。
中古で購入する時は・・・もちろん3点セットでござる。・・・3点揃っていないものはゴミでござる。
ケースの合わせ面です。・・・毎度のことですが・・・粗い。
もう少し綺麗な面にして欲しい。・・・この面研はカワサキの標準かなっ。・・・物凄く酷いものもある。
・・砥石でこの凸凹が消える程削るのは禁止!・・・ベアリングホールが狭くなりまする為。
・・砥石は軽くでござるぞ・・・・打痕やバリは除去し、各部の面取り(最小限で)は遂行でござる。
下準備完了!・・・・ロアケースにシフト系部品を装着いたします。
・・・このシフト系の部品にも軽くではござりますが一手間掛けておりまする。・・・最高に仕上ますと
別途請求となるのですが・・・・「やりたい。」
アッパーケースにノックピンを圧入いたします。
ケースの各ボルト類でござる。・・・・新品でござる。
やせてないし、錆びてないし、伸びてないし・・・「やっぱ新品はいいですなっ。」
・・・・しかし・・・新品でも点検しておくべきです。・・・たまに変なネジがござります。
シリンダースタットボルトの装着。
お次はミツションです。・・・・綺麗でござる。
コストがあれば・・・各部磨いてから・・・WPCモリブデンショット・・・「やりたい!」
出来る事なら・・・慣らし後に再度分解し・・・・WPCモリブデンショットがベストでござるが・・・
再度エンジン分解し・・・全部の部品を処理いたしますと・・・「高い。」・・・・コスト次第でござるなっ。
「あぁ~やりたい!」
ミツション完成でござる。
クランクとミツションをアッパーケースにセットいたします。
クランクもダイナミックバランス取ると・・・良いですよっ!・・・・クランクの分解組立て芯だし作業が
2回分必要ですが・・・・・やればやるだけ・・・何でも高額となりまする。・・・・が、やりたい!
ロアケース被せて・・・・
本日、ここまででござる。つづく。
明日は、定休日。・・・忍者5号機で箱根に行きます!早く寝ようっ!