CBX550Fエンジンオーバーホール!その5
2013年 07月 10日
CBX550Fエンジンオーバーホール!その5でござる。
かけあしでレポートいたします。
クランクシャフトにコンロッド装着します。

今まで使用のメタル・・・アッパー側の方が傷みます。

今となっては、超貴重な新品メタルに交換っ~♪

コンロッド装着完了!
このクランクシャフトの振れは0.005mmでござった!・・・さすがホンダですなっ。

クランクケースは異常なく、程度良しっ。

左がCBR400F・F3レース用エンジンから頂いたパーツで、
右が今まで使用のCBX550Fのパーツ。

その中のオイルポンプです。
左がCBR。右がCBX。・・・・・CBRのポンプは巨大っ。

比較いたしますと、その大きさにビックリっ。

オイルポンプ駆動のギアです。左CBR、右CBX・・・ファイナルも違います。
CBRの方はCBXより低回転。

シャフト径も、左のCBRは極太っ。

プライマリーチェーンのスライダーです。
手前がCBR・・・・・奥がCBX(傷んでます。)・・・・・

こちらは、テンショナーです。
手前がCBR,奥がCBX・・・・CBRの方は極上品っ!
プライマリーチェーンも程度良し!

CBX550F専用のカムチェーンは、新品に交換いたします!・・・
ハイカム組んであり過酷な状況っ。新品に交換致したかったので、ありがたき新品でござる。

左が新品。右が旧。

右の旧は摩耗でかなり伸びています。

ミツションのカウンターシャフトオイルシールも新品に交換っ!
外周の鋼板錆びてましてゴムの浮もござりっ。・・・新品ござり助かりました。

カウンターシャフト側、組み立てます。

組み立て完了。・・・・カウンターとメインがケース上に並ばないタイプでござり・・・
エンジンの前後長が短くできるっ。・・・
クランクセンターとフロントスプロケットセンターが近づく今時のエンジンに似てますが・・
クラッチの付くメインシャフトは下側ですっ。・・・まぁ、当時の発想はプライマリーチェーンで
の動力伝達&クラッチハウジングの径の大きさでクランクセンターとメインシャフトセンター間が
極端に短くできないので・・・このように致したのでしょうっ。

メインシャフト側&クラッチAssyも組み立てまして・・・

クランクメタルも新品といたし・・・・

アッパークランクケースに装着!

ロアクランクケース被せまして・・・・ボルト固定!

・・・・・そうそう、このエンジンはプライマリチェーンで動力を伝えていますが・・・
セカンダリーギアが無いタイプ。・・・通常のエンジン回転方向(右回転)ですと・・・
バイクがバックしちゃいますので・・・・クランクを逆回転(左回転)させてます!・・・
・・・・アクセルオンで車体のフロント側が沈む・・・通常の逆の動きとなります。
小排気量なのでさほど問題ないが、大排気量車なら問題ですかぁ~ね。

その6へつづく。