GPZ900R エンジンオーバーホルでござる。・・・その6

森山です。
GPZ900R エンジンオーバーホルでござる。・・・その6 
遂に完成でござります。


フルオーバーホール完成いたしたエンジンAssy!
車体に搭載でござる!
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冷却系のメンテナンスも同時進行いたします。・・・用意致した新品部品っ。
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冷却系のメンテっ。
サーモスタッドケースのOリングもご覧のありさまで・・・ゴム部品は全て交換ですなぁ。
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アルミ製のケースも腐食いたしており・・・お掃除いたしてから・・・交換部品組み立てます。
・・・ウォーターラインの鉄パイプも錆びており・・・長く乗るために、今回交換しますっ。
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保管しておりました車体を準備いたし・・・・
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各部品を外し・・・・
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エンジンを搭載いたしまして・・・・
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補機類装着中!
図のウォーターパイプはキャブヒーターのパイプライン接続部が無いタイプでござり・・・
今回はこのタイプを装着依頼でござります!・・・・が!・・・・
この前まで、買えたのに・・・現在、生産中止となり非常に残念です。・・・「忍び寄る廃番かぁ~。」
図の新品部品は当店在庫分で・・・・あってよかったですが最後の一個でした。・・・・
古い年式ではキャブアイシング防止でキャブヒーターが付いている(イギリス仕様など)モデルと
付いてないモデルがござりましたが・・・・後期型では部品の統合で全モデルに装着されてます。
寒くて湿度がある国ですとキャブが凍り危ないのでキャブを温める装置が必要でござるが・・・
さすがに暑い国のマレーシア仕様には要らないのですが・・・部品の供給や在庫が一つの方が
経済的ですので後期型(A10あたりから・・・)では統合されてしまいました。・・・・
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エンジン搭載&冷却系のメンテナンスその他完了!
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残す作業は不調のキャブレター系!・・・・
いくらエンジンが完璧でもキャブが不調では意味が無いし・・・もったいない!
せっかくのエンジンも傷んでしまいますので、不調の原因に合わせたメニューで作業でござる。
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不調な原因が3つござりました。
油面も図のように合ってない・・・組まれたダイノジェットKITも不正確な作業です。
同調の調整不良で・・・キャブボディー系損傷&バタフライ系損傷の致命傷でござり・・・
キャブはいじくりまわさない方が良いです!
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キャブ交換します!・・・・当店ストックから程度の良いベースキャブを選択中。
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程度の良いキャブござりました。
キャブヒーターの無いキャブでござる♪~
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メンテ致します。
高精度で作りの良い時代のキャブです。
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フロートチャンバーを固定するビスですが・・・・
良い時代のビスはスプリングワッシャー付き!・・・右です。
デフレの時代はスプリングワッシャー無し!・・・左です。
こんなとこまでコストダウンっ。
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キャブレターベース交換&メンテナンス完了っ!
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キャブレター装着し、エンジンオイル注入し、冷却水注入し・・・・
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エンジン始動!・・・「一発始動!」
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同調調整中でござる!・・・・「こりゃ元気だ!」
エンジンフルオーバーホールいたし!キャブレターも交換&メンテいたし!・・・吸入負圧も
22cmhgで抜群でござる!
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今回の作業で、エンジン系、燃料系はOKっ!・・・ロングライフでござります。
残す電装系のへたりは、次回メンテナンスいたしましょう。
「慣らし運転頑張ってくださいね!1000km点検おまちしております。」
いつまでもピカピカのGPZ900Rを大切にしてください。
ありがとうございました!
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by moriyamaeg | 2013-09-10 22:08 | エンジン編

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