1990年式!GPZ900R A7 はどこまで走れるのか!

森山です。
長寿な忍者A7っ!・・・・今まで、元気に走れてきたのにはそれなりの理由と条件がござり!・・・
高速道路メインの超ロングツーリング仕様でオイル管理は確実に遂行。・・・長時間の渋滞や
市街地走行が少ない(殆どない)地方で走行していた事と、オーナー殿の技量です!
とは言え・・・正直、年寄りでござる。・・・・試乗しますと・・・・エンジントルクなく、息つきもござりっ、
ギア抜けや、シフトフィーリングの悪化等などもござります。(もちろん車体側の問題もござります。)
・・・乗り方、乗る場所、メンテサイクルで大きく左右いたします。
やはり、走行距離が伸びるほど年数が経つほど・・・・色々な問題発生いたしますので、
スポーツ走行は厳禁でござり・・・・いたわりの走行が必要でござり・・・
いつの日か、好調も限界となり大問題発生!・・・部品が生産中止となっていたら非常に困ります。
ならば大問題発生となる前に最初で最後のメンテ開始でござる!

現在12万キロ走破の綺麗なA7忍者です!・・・捨てるわけにはいきませぬ!
ここまで長く生きていると新たなチャレンジが始まりますなぁ~。
限界の補機類のメンテを主といたした(基本エンジンは最低限のメンテナンスで!)
・・・最初で最後のメンテを遂行し、いたわりながらの「めざせ20万キロ走破!」チャレンジです。
ひとつ気になるのは、今までと全く違う道路事情・・・・地方と違い・・・辛い・・・
東京、神奈川の市街地走行は、信号待ちや渋滞が多くエンジンによくない事です。
まあ、エンジン壊れたら載せ換えれば良いのですが・・・でもチャレンジはそこで終了ですっ。
できるだけチョイ乗りはせずに郊外へお願いいたします!・・・・
今後どこまで走行距離を伸ばせるかは不明ですが・・・「超長生きのA7!頑張れっ!」
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24408km・・・・メーターひと廻りいたしておりますので・・・・124408km走破!
エンジン、キャブ、電装系、冷却系・・・・ノーメンテの当時物部品ばかり!
さすがMADE IN JAPANでござるが、限界を迎えた部品も多いのでやはり調子も悪い。
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冷却系、キャブレター系、カムチェーン系その他メンテいたします。
図はカム系メンテ中。。。
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やはり、12万キロ走行した実績のエンジンは扱いが良く程度良い!
カム山は以外にも減ってない!・・・へたな3万キロのほうがよっぽど減ってます!
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バルブクリアランス調整いたし、カムチェーンは限度で交換いたします。
カムシャフトとロッカーアームは再使用します。
バカテンショナーは、いつものマニュアルカムチェーンテンショナーといたします。
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エンジン以外の補機類の性能も重要でござる!
キャブレター系メンテいたし・・・・傷んだ当時物の各部品を交換致しっ。
冷却系もフルメンテいたしっ!
エンジンの吸入負圧はやや落ちてますが、大切に乗ればまだいけます。・・・・
・・・問題はパワーオン!(加速)での2速ギアのギア抜けです。・・・これは寿命ですが・・・
今回はそのまま付き合うことに・・・・2速はのんびり走る!
2速時は出力を抑えて走行しパワーオンは3速からという技でカバーでござるっ・・・
あまりにもひどくなったらメンテかエンジン載せ換えですなっ。
最後に電装系です。・・・・当時物のハーネスやスイッチや点火系部品が寿命で、
不調な部分もござり・・・追加作業でメンテ開始となりました。
やはり、古い車両を乗り続けるには情熱と愛情と部品が必要ですな!幸せなA7忍者でござる!
おじいちゃんの12万キロエンジンがこの後どこまで走れるか耐久チャレンジでござる!・・・
チャレンジ終了したら分解点検&測定ですな!・・・貴重なデーターでござる。
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by moriyamaeg | 2013-09-27 00:12 | 整備編

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