カワサキZ1・・・その7
2014年 10月 04日
Z1のつづきでござる。
年齢には勝てずヤレてます。・・・傷んだ部品が全て入手できなきゃな完全に復活いたしませんっ。
大きな部分でのトラブルがござりますと・・・生産中止で新品部品が入手できないので・・・直しきらないっ。
とてつもないコストをかければ直るのでしょうが・・・笑っちゃうぐらいの金額でしょうなぁ~。
エンジンと同じでキャブレターも長い間には摩耗致すのです。
各寸法が全然違う。どんな図面で製作しているのか?
ガソリンの流量はシビアでござり1000分の1単位で管理されるものでござるのに・・・
左が社外品。
右が純正品。
・・・比較っ。
「ジャ~ン!」こんなものもござるのですなぁ~。
右が純正のエアスクリューでござる。
左が社外のエアースクリュー・・・なんと先端が無いっ!超論外です!・・・
先端は折れたわけでなく製造段階での問題のようでござる。
真ん中も社外で・・・純正と全然ちがいますなぁ~。(見た目でわかる大きな違いです。)
・・・最大の欠点は先端のテーパー形状が全然ダメで適性の調整ができませんっ。
穴の開いてないメインジェットとかもござりましたなぁ~。
エアスクリューのスプリングでござる。
右が純正・・・スプリングの両端はフラットに仕上げてありエアスクリューとキャブボディーを傷めない形状です。
左が社外・・・両端は切りっぱなしでござり、スクリューを回すたびに部品を削りますなぁ~。
純正部品に戻しまして再調整いたします。・・・
・・・ギリの調整で一応走れますが、本調子ではござりませんなっ。
「く~っ。どっか新品落ちてないかなぁ~。・・・タイムふろしきがあれば最高でござる。」
外観がピカピカでも不調なのと・・・外観ボロボロでも絶好調なのと・・・
旧車は見た目通りでないことも多いのです。
新品で入手できる、FCRやCRの選択もござるのですが・・・
オリジナルをキープするにはオリジナルしかないのです。
・・・つづく。