カワサキKZ1300 メンテナンス・・・その2
2015年 01月 18日
KZ1300・・・まずは冷却水漏れ修理からでござる。
旧車の場合、「メンテナンス」などという言葉ではなく・・・「職人修理」ですかね。
欲しい新品部品が全て揃ってこそメンテナンスでござる!
必要な新品部品が揃わない時・・・手間と技をかけて結果を出すのは職人芸でござる。
・・・全てがバシッと直った時にはとんでもないコストが待ってます~。
ラジエター、各ホース、冷却ファン、サーモスタット、ウオーターポンプ等の
分解です。
「いやぁ~ようやく無傷で外れましたよぉ~~~。」・・・あの手この手で格闘5時間っ・・・
めちゃくちゃタイトなSSTまで製作いたしてようやく外れました~。
ウオーターポンプのアルミ製インペラ(生産終了部品)でござり・・・力まかせで壊したら最悪でござる。
この部品!・・・正常であればクリップ外し引っ張るだけで簡単に外れる部品なのですが・・・
駆動シャフトの腐食で超強烈に固着!!!「溶接されてんじゃないの?」ピクリとも動かない状態でござりました。
その錆びで・・・超固着いたし調芯もできず&錆びがメカニカルシール面に進入し
シール面荒れて密着不良となり冷却水漏れ発生でござる。
その他のラバー系部品も当時物で、縮んでカチカチ、遥かに耐用年数過ぎてますっ。
・・・新品部品に交換いたせばOKですが・・・新品部品が無きゃ始まりませんなぁ~。
オイルや冷却水は進入せず・・・サービスホールで外とつながっているので・・・錆びやすいのです。
錆びるといっても新車から10年ぐらいなら問題はないが・・・20年~30年も経てば錆びますなっ。
ホールからオイルが出てきたらエンジン側オイルシールやシャフトの摩耗等のトラブルで、
冷却水が出てきたらウオーターポンプ側のトラブルでござる。今回はこれでござる。
この後・・・再使用部品の錆び除去と面出と修正でかなりの時間を使っちゃいました。
旧車の修理は、生産中止部品が多いので手直しが多いのでござる。
買った方が遥かに安い部品でも部品がなきゃ直すしかないのです。
結果、新品部品代は部品が無いので安いですが・・・オンボロ部品の手直しや中古部品調達や加工や
製作部品で、工賃は膨大となるのでござる。・・・やはり新品部品があるうちが華ですな。
つづく。
部品が無いので 諦めました!
近所の飲食店に FCR付きが居るけど…
憧れだった6発
整備の現実
楽しみです!
頑張って下さい!