カワサキZ1・・・フロントディスクブレーキのメンテナンスでござる。
2015年 04月 30日
旧車の当時物ブレーキシステム・・・カチカチかグニャグニャ。
試乗する機会も多いのですが・・・効きの悪い車両も多いです。
旧車のブレーキだからこんなものかなぁ~。・・・
しかしながら・・・もう少し効くでしょう!
だめな当時物にこだわり過ぎて・・・限度を超えた当時ものを使ったり・・・
新品だとしても性能の悪い部品をチョイスしたり・・・
原因はさまざまですが・・・あまりにも効かないブレーキなら要点検でござりますな。


原因は油圧ブレーキスイッチの不良でした。・・・「こりゃ、交換でござりますなぁ~。」
社外品の新品ですが、残念ながら早々と壊れてます。
純正部品は生産中止でござるので・・・再度、社外品の新品といたすことになりましたが・・・
当たりの部品であることを祈りつつ装着でござりました。

点検致すと・・・ブレーキフルードが、やたらと汚い。
なんだか様子がおかしい・・・良く見ると、フルードの汚れではなく・・・
・・・金属粉と細かい異物が混入致しておりますがなぁ~!
で、全て分解いたすこととなりました。

内部のアルミ地も汚いままでござりっ・・・最低でござる。
外観はサンドブラストいたし綺麗にペイントされておるのですが・・・見た目だけ仕様。

・・・メーカー純正部品で最低限のゴム部品は入手できますっ。
全ての部品は無理っ。・・・メーカー純正品があれば間違いなくAssyで交換いたすのですが・・・
オリジナルにこだわると大変です。

内部は終わっております。

肝心なシリンダー側・・・マスター本体は生産中でござる。

この削れたアルミがフルードに浮遊いたしていたのでござる。
シリンダー側も当時物で腐食が激しく・・・クレーターだらけで限界。
磨き込んでもボアサイズが限度となれば意味無し・・・
・・・インナーだけ新品にいたしても仕方ないのでござる。
こりゃ、新品のマスターAssyに交換いたすのが正しいですなっ。