FCRとTMR

森山です。
FCRとTMR・・・最後のレーシングキャブレターとなるのか・・・?
たぶん、新たなレーシングキャブレターの登場はないでしょうなぁ~。
時代は電子制御の燃料噴射でござりますし・・・

吸入負圧でガソリンを吸い上げて霧にいたすキャブ・・・(霧吹きと同じ)
スロットルバルブのみのキャブレターが長い間使われ・・・1980年代から
負圧キャブレター(乗りやすくちょうど良い反応)の時代となりました。
スムーズで乗りやすいが・・・ドカンと前に出ずワンテンポ遅れるレスポンス。
各メーカー、レスポンスを求めて負圧キャブを進化させておりました。
(ダイノジェットKITはレスポンスをアップさせる部品でブレイクした。)
レーシングキャブレターもレスポンスを追及しFCRとTMRが登場♪。
いずれも霧吹きの原理の中で・・・最高のパフォーマンスを求めていたのです。
リッターバイクが現在のようにハイパワーでない時代の話でござる。

燃料噴射式は、燃料を加圧しインジェクターから噴き出す仕組み。
キャブレターと違いベンチュリー圧はいらないので
スロットルボアサイズを大きく出来るし燃料の遅れも少なくパワフルにしやすいが、
制御が大変でキャブレターに近づけるのがテーマでの進化でしたが・・・
電子制御燃料噴射は日進月歩・・・あっという間に高性能でござる。
排ガス規制の賜物でござる。

霧吹きキャブレターはレスポンスを求め・・・
電子頭脳のインジェクションはキャブらしさを求め・・・
どちらが良いか?・・・今となっては電子制御燃料噴射でしょう。
最大の問題は電子制御だらけ・・・部品供給が終了したら大変でしょうなぁ~。





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気化器122年の歴史っ。・・・(ゼロ戦もキャブですからなぁ~。)
京浜キャブレターの最終型レーシングキャブレターとなるか・・・
万能なFCRキャブレターでござる。






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板状(フラット)のスロットルバルブ&傾斜移動&加速ポンプが特徴
・・・全てレスポンスの為ででござる。







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アクセルオフ時、板状のスロットルバルブは貼りつく・・・
強力なリターンスプリング採用ですとアクセルワークが重くて辛い・・・
そこで車輪(ローラー)でスムーズに動く構造といたしております。
車輪はスロットルバルブに装着され、要の浮動バルブが採用されてます。





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末永く販売して欲しいですなっ。





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もう一つの高性能キャブレターは・・・三国TMRキャブレターでござり
美しく精度の高い高性能キャブレターです。






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FCRと同じくハイレスポンスを達成する為に開発されました。
TMRもフラットバルブでござり・・・
ハイパーノズルとの組み合わせでハイレスポンス♪。
加速ポンプ&チョーク機構も装備です。

このバルブ部分にはFCRのように車輪もなく浮動バルブもないですが・・・






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全てキャブボディー側にござります♪~。レール上にベアリングが並んでおります。
このベアリングのおかげで、スロットルバルブが張付かずスムーズに移動します。
Vシールもキャブボディにござる。





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TMRも末永く販売して欲しいですなぁ~♪。




by moriyamaeg | 2015-12-07 22:04 | キャブ編 | Comments(0)

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