ZRX1100の冷却系チューンでござる。・・・その2
2016年 03月 27日
エンジンチューンいたしたコンさん号は・・・
純正ラジエターから良く冷えるビッグラジエターへ変更しております。
暑い夏の時期には効果的でござる~♪。
・・・寒い冬の時期ではちょっと冷えすぎっ。
ビッグラジエターを塞いで乗り方にあわせて調整いたしておりましたが・・・
でかいラジエターの前面2/3以上も塞いでおりっ・・・
「この壁、超高速域で押されちゃってますなぁ~。」
上段と下段では下段の容量がやや大きくしてあります。
図の配管は・・・「シングル&ターンフローTYPE」
インレットは1か所でアウトレットは2か所・・・
冬は上段のシングルのみ使用。夏はターンフローとし上段下段ダブル使用でござる♪
冬用の上段シングルで走行してデータをとります♪。
せっかくなので夏用の上段下段ターンフローでもデーターをとりました♪。
冬は上段のシングルのみ使用。夏は上段下段をダブル使用♪。
ラジェターインレット側を2分割でござる。
上段は常時流れ、下段にはバルブがござり夏は流し冬は止めますっ。
結果・・・
冬用の上段シングルは快調でござります~~~♪。
ラジエター塞ぎでの温度調整は、超微量で済むので楽ちんです。
寒い時期でないと正確な冬データはとれませんので・・・寒い日に走り廻りっ。
「いやぁ~、寒い日の長時間のデーター取り試運転はつかれますなぁ~。」
この次は・・・真夏の暑い日に長時間走行でござりますっ。
ターンフローとダブルフローのどちらが良いか分かりますっ♪
サーモがあっても水温には必ず幅がござりっ。水温のアップダウン速度も変化しますっ。
サーモスタッドの開閉頻度やチャタやストローク、水温のアップダウン速度や数値
等・・・低い温度位置か、高い温度位置か、ベストの温度位置か・・・
どのような状況でもピッタリ同じ温度にいたすのは機械式では至難の業なのです。
・・・走るコース、アクセル開度、走行風の強さ、晴れと雨と雪、四季の
外気温、燃調の薄い濃い、クーラントの濃度や質、ラジエターサイズ、流量、
サーモスタット設定温度や性能、ラジエターファンの性能や起動温度、その他、
・・・あらゆる条件での変化はござります。
温度変化はあるものですが、逸脱した温度ではいけませんっ。
純正サーモスタットの開く温度は80℃付近(80~85℃)でござります。
水温の上がり下がりも瞬時ではなく徐々にでござるし・・・
サーモスタットの開閉もスピーディーな動きではなく・・・
ストリートでの環境変化は大きく・・・水温の幅もござるしタイムラグもござり
ゆっくりな走行なら楽なデーターどりですが・・・高速域のデータどりは大変です。
こりゃデーターロガー搭載しなきゃいけませんなっ。
今回の作業は・・・
夏はビッグラジエター容量となり、冬は純正ラジエター容量となる仕様でした♪。
次回の予定は・・・
サーモスタットも夏に適したものと冬に適したものを「サーモの神」に準備して
いただき・・・ファン起動スイッチも可変させてテストでござります♪。