GPZ900R・S殿号のエンジンオーバーホール その5
2016年 10月 29日
S殿号のつづき・・・・

ドナーエンジンから部品調達いたしエンジン修理っ。
その時、ZZR1100用新品オイルポンプAssy
投入とのことでした。
投入から現在20000km走行でござり・・・
再使用可能な距離ですが、開けてみなきゃ分からない事も多いので、
分解点検でござる。
加工精度の高い「ショッカーマーク」のオイルポンプです♪。
「このポンプ、コストダウンのない時代のもので出来が良く価値がある~♪」

オイル交換サイクルが適正&使用オイルの質も良し、
・・・S殿のオイル管理良好でござりました♪。




過酷な使用条件での66000km走破で・・・
現状、各症状も出ており高性能の理由がない状況・・・
どん底からの復活で・・・
めざせ快調ロングライフ仕様での高性能と高寿命を要求いたせば・・・
間違いなくクラッチAssy交換です。
図は、新品部品の・・・
左がクラッチハブ、右がクラッチハウジング(現在販売終了)でござる。


フリクションプレートとの摩擦面の荒れや摩耗が限度となれば交換です。

クラッチスプリングは遠心力により外周方向にへばりついて作動・・・
プレッシャープレートにあるクラッチスプリングホール・・・
スプリングとの距離も近く、スプリングの移動は大きく・・・アルミ製ですから
固いスプリングにより攻撃され簡単に凹みが出来まして・・・
その凹みが大きくなるとスプリングが引っ掛かり作動不良発生っ。

走行距離が進むとクラッチスチールプレートにたたかれ摩耗っ・・・
アルミ製でござり、やがて凹んでの作動不良っ。

・・・クラッチフリクションプレートと接触し動力伝達・・・
走行距離が進むとクラッチフリクションプレートにたたかれ摩耗っ。
アルミ製でござり、やがて凹んで作動不良っ。

走行距離が進むと摩耗やヘタリでの作動不良でござります。
クラッチ各構成部品の作動不良により完璧な動力遮断ができず
ミツションが傷むのですっ。
「クラッチは滑らない事も重要ですが、切れることも重要なのです。」

新品のジェネレータチェーン系部品組み立てまして・・・

次回は腰上でござる。・・・つづく。