GPZ900R・S殿号のエンジンオーバーホール その7
2016年 11月 04日
S殿のエンジンオーバーホールのつづき・・・

サーモケースは腐り、Oリングは劣化・・・補機類は当時物だらけなのです。
エンジンだけ快調ロングライフとなっても・・・
冷却系、電装系、燃料系、その他、
補機類がまともじゃなきゃ意味なし・・・
快調ロングライフめざすとなれば補機類も要メンテでござる。

・・・激しい腐食の場合は新品に交換ですなっ。

新品入手できるのであれば迷わず新品といたすべきです。

新品にいたします♪



エンジン&冷却系「快調ロングライフ仕様」完成♪
長い道のりでしたが、結果重視でござります。




上が旧のダクトホース・・・カチカチに硬化っ。
下が新品のダクトホース・・・販売終了になったらものすごく困るゴム成形部品で
純正部品クオリティーはそうそう作れない・・・超大量生産&高精度&低価格なのです。


得られるものは大きく、販売終了となる事を考えれば安いコストです。


各ゴム部品の劣化は進行でござる。
左新。右旧。・・・旧は厚みなくなり硬化進行途中でござる。
常に新鮮なガソリンに触れていると長生きですな。
長期保管ではガソリン腐食(劣化)するので
ガソリンを抜いておくとキャブレターの腐食を防げて良いのですが・・・
ガソリンに浸されていたゴム部品にとっては、ガソリン無しの長期保管となると
・・・ゴム部品がカチカチになってしまう。
(ゴムはガソリンに浸っているとブヨブヨで性能発揮なのです。)
硬くなってもガソリンに浸せば復活いたし性能確保できるのなら良しですが、
復活しない時はゴム部品は交換でござる。


キャブレター調整&各部点検調整いたし完成~♪
S殿ありがとうございました。

こんばんは。
カワサキ初のDOHC16バルブ水冷4気筒で
価値あるエンジンであり車両でござります♪
無事、快調ロングライフ仕様となりましたので
末永く楽しんでください♪。
ありがとうございました。
byもりやま