kawasaki ZL900 エンジンオーバーホールでござる。その3

森山です。
ZL900のつづき。





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販売終了の部品もござり補機類&再使用の関連部品は丁寧に外します。
・・・残すはリア足廻り(シャフトドライブ系)でござる。








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シャフトドライブで・・・
スイングアーム内部を駆動シャフト(プロペラシャフト)が通っておりますので
一般的なピポットシャフト(長い貫通ボルト)だと通せないのです。そこで・・・
スイングアームピポット部の左右にあるベアリングをテーバーベアリングとし、
フレーム外側から高精度で丈夫なピンを差し込んで、剛性確保&ガタなく作動
するように装着でござる。
丈夫なピンだけでなく、スイングアーム側もフレーム側も精度と剛性が必要です。







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フレーム側の剛性確保の為・・・丈夫な鋳物の塊ですっ。
ベアリングにプリロードをかける外側の部品を外し・・・ピンを抜きます~♪











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新車から30年、一度も分解されず・・・・
ピンが抜けませぬっ。。。。










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優秀な浸透剤を染み込ませます。
浸透剤吹き付け・・・放置・・・吹き付け・・・放置・・・吹き付け・・・
繰り返し・・・力技で傷めないよう時間をかけますっ。











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・・・すこしずつ抜けてきました♪。
(新車で1秒の仕事が、旧車は2時間でござるか~♪)










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年月に勝てず・・・錆びておりました077.gif

定期整備していればこうはならないのですが・・・
「スペシャルメンテナンス」は重要でござるぞ。














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ようやく、リア足廻り分解完了っ。










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シャフトドライブ・・・・構成部品も多く鉄の塊でもござり重たいのでござる。










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この後も苦労致しまして・・・
ようやくエンジン降りましたぁ~♪「バンザイ!」









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車体は組み立てまして・・・しばらく倉庫で保管でござります♪
・・・つづく。

by moriyamaeg | 2016-12-21 16:31 | エンジン編 | Comments(0)

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