kawasaki ZL900 エンジンオーバーホールでござる。その3
2016年 12月 21日
ZL900のつづき。

・・・残すはリア足廻り(シャフトドライブ系)でござる。

スイングアーム内部を駆動シャフト(プロペラシャフト)が通っておりますので
一般的なピポットシャフト(長い貫通ボルト)だと通せないのです。そこで・・・
スイングアームピポット部の左右にあるベアリングをテーバーベアリングとし、
フレーム外側から高精度で丈夫なピンを差し込んで、剛性確保&ガタなく作動
するように装着でござる。
丈夫なピンだけでなく、スイングアーム側もフレーム側も精度と剛性が必要です。

ベアリングにプリロードをかける外側の部品を外し・・・ピンを抜きます~♪

浸透剤吹き付け・・・放置・・・吹き付け・・・放置・・・吹き付け・・・
繰り返し・・・力技で傷めないよう時間をかけますっ。

(新車で1秒の仕事が、旧車は2時間でござるか~♪)


定期整備していればこうはならないのですが・・・
「スペシャルメンテナンス」は重要でござるぞ。

シャフトドライブ・・・・構成部品も多く鉄の塊でもござり重たいのでござる。

ようやくエンジン降りましたぁ~♪「バンザイ!」

・・・つづく。