kawasaki ZL900 エンジンオーバーホールでござる。その8
2017年 01月 15日
当時物部品だらけの旧車となりますと・・・
エンジンオーバーホールと同時に・・・
冷却系、燃料系、電装系、その他補機類も快調としなければなりませんっ。

メンテサイクルを遥かに超えた当時物部品だらけです。

部品供給が終わりますと、直せるものも直せなくなります。
社外部品&ドナー中古部品&流用加工品&ワンオフ品等使用いたし・・・
結果を出す作業内容となりますと時間もかかるしコストもかかる。
純正部品の信頼性と適正コストが一番の近道でござる。






(今回、必要な新品部品がもれなく入手できラッキーでござりました。)


・・・忍者と共通の部品のみ入荷っ。(配管は図のパイプ&ホースのみ)
生産中止(生産終了)となれば、在庫個数のみとなり・・・
在庫が無くなり次第・・・販売中止(販売終了)でござる。

・・・中古品リビルドか流用部品加工かワンオフ製作での
対処ですが・・・得られる結果とコストを考慮いたしての対処ですな。
図のエンジン後方にあるパイプも交換予定でしたが販売終了の為・・・

右は腐食した旧差込口・・・
左は新たな差込口・・・

本体の錆を除去し腐食状況を点検します。
使えなかったらゴミ箱ですが・・・リビルドできる状態♪

さらに錆を除去いたし・・・

新品を買った方が安いし早いのですが・・・
新品が無いばかりに中古リビルドでしてコストはかかるし遠回りでもござる。

流用加工装着ですが・・・
トラブルを防ぐためオリジナルと同じ取り回しといたします。
採寸し再現いたすと・・・「あーでもない。こーでもない。」
探す時間と手間と部品がかかりますっ。

錆びたネジ山の修理でござり・・・
再度固着しないよう・・・

耐熱ネジグリスを塗布しておきます。

マフラープロテクター装着できませんので・・・



フリーハンドでの真センター狙いは大変です。(ズレがあれば修正)
・・・ネジ山以外を削り落とし・・・最後にタップ通して完成♪

・・・定期で耐熱ネジグリスを塗布してくだされ♪
つづく。

こんばんは。
日々、旧車のメンテを遂行してますが・・・
古い車両ですと各部傷んでおりまして・・・
部品入手とコストが壁となりますね。
GPZ900Rも販売終了部品が増えおり
今後が心配ではござりますが頑張ります♪
byもりやま