ZRX1200Rのエンジンオーバーホール(ロングライフ仕様)・・・その7
2017年 06月 12日
ZRX1200Rのつづき・・・
クラッチカバー外し・・・
打痕だらけでござり。
エンジン始動時、セルモーターの駆動力はチエーンに伝わりクランクを回しますが
テンショナーロック機構の寿命でトルクがかかると押し戻されスライダが
バタつきクラッチに当たる~。・・・最悪はチエーンが切れる。
・・・内部はスラッジ無く超綺麗~♪
オイル交換サイクルはベストでござります。
出てきたクランク系&ミッション系部品♪・・・
超旧車ではないので外観は綺麗なものでござる。
・・・各部品の程度は如何なるものか?
摩耗も気になるが、酸化も気になりまする。
年月が流れれ条件が揃えば酸化も進み・・・
腐食が進んでブツブツができ膨れ上がっているメタルもござる。
・・・最悪は早期で流れます。
市街地&ツーリング走行がメインで
高回転高負荷での使用は少なく低回転域多用での70000km走行でござり。
クランクシャフトでござる。
振れも問題なし♪
ピストンピン&スモールエンド・・・驚くほど程度良しでござりました。
乗り方や扱いでエンジンは大きく変化・・・
同型式エンジンでも十人十色でござるなぁ。
・・・良く見ますと・・・驚くほど金属粉が埋没いたしております。
今となっては、いつどのタイミングでなぜ混入いたしたのか不明でござるが・・・
まちがいなく金属粉がござる。
メタルの仕事の一つ・・・異物をうまい具合に埋没させ・・・綺麗に均し・・・
ジャーナル&ピンを守る。
よい仕事をいたしたメタルでござりますっ。「長い間お疲れ様でした。」
ワンサイズダウンではござらぬかっ。
・・・危なかったです。
高速全開で楽しんでいたら確実にエンジンブローでござります♪
パワーとトルクがござりますからなぁ・・・
元気なエンジン希望であれば
走行40000~50000kmでのオーバーホールがベストで
走行60000km以上となるとダメージ部品も増えてきますから
コストがかかります。
つづく。