Ｚ１改のエンジンＯ／Ｈ＆公道仕様への変更・・・その2

森山です。
Ｚ１のつづきでござる。

腰下は散々でしたが・・・
腰上は？・・・
新品のＪＥピストン７２ｍｍでしたが・・・
残念ながら、シリンダーライナーの沈み込みが発生しておりました。
シリンダーヘッドは・・・
社外新品部品でのＢＩＧバルブ＆強化スプリング＆チタンリテーナー
＆インナーシム化＆ハイカム仕様でござりポート加工も遂行されておりまして・・・
ここまでの仕様であれば常識的にＯＫかと思われますが・・・だめでした。

ライナー沈んだシリンダーは、
面研＆カムトンネンルのＯリング溝掘り加工いたしまして・・・

シリンダー装着し・・・

面研分の帳尻合わせで、ヘッドガスケット厚さを１．１ｍｍから１．３ｍｍに変更いたし
・・・


そもそも・・・
このエンジン仕様は、サーキット仕様で組み上げたばかりと聞いておりましたが・・・
腰下は完全にアウトでござりましたので、今回、腰下メインでのメンテを考えていたのですが・・・
腰上はチューニングメニューと使用部品も社外品ではござりますが新品部品が投入されており、
問題なしを想定しておりました。

シリンダーヘッド系もアウトでござり・・・
・・・ヘッド面が（Ｖの字）に狂って、カムホルダー系のトラブルもござり、
バルブシート面もアウトで・・・

ヘッドバルブ系部品（社外品）外し・・・点検確認。

バルブ外しますと・・・「わぁー！シート面が錆びてますがなぁ～。」

シート当たり幅も広く・・・

とりあえずスリスリしてみますと・・・

強烈な当たり幅で・・・なんと２ｍｍオーバー！（適正値は１ｍｍ）

バルブも全面当たりでござり・・・
ガイドもカムシャフトも怪しく・・・・

こりゃ、ヘッドやり直しですな。

この際、あやしい社外品は外しまして・・・
信頼の純正部品＆ヨシムラ部品を使用し快調なヘッドといたします♪

今一なシリンダーは、面研＆Ｏリング溝掘り加工いたして
使用しようとしてましたが・・・

下穴加工や圧入状況も今一ですし、

スリーブ肉厚もペラペラで薄すぎで・・・リスクが大きいので、
信頼の新たなシリンダーを製作といたします♪

結局、腰上も全てやり直しとなりました。
・・・つづく。