Z1改のエンジンO/H&公道仕様への変更・・・その5
2017年 03月 16日
Z1改のつづき。
エンジンオーバーホールに必要な部品と、エンジンチューニングで必要な部品と、
ストリート仕様に戻す為に必要な部品と、大きなものから小さなものまで沢山の部品が
必要でござりました。
社外部品・流用部品・加工部品・製作部品での対処と・・・
純正新品部品での対処と・・・純正中古部品での対処と・・・様々。
今回も、旧車特有の壁(生産終了部品探し)で、
程度良好な部品の入手に四苦八苦でござりました。
(とりあえずのものではなく、ちゃんと使えるものを探すのが大変でござる。)

怪しいバルブ系部品は全て廃棄いたしまして、
新たな部品投入でござる♪・・・
Z1000Jの純正IN&EXバルブ流用でBIGバルブ化とし、
GPZ1100の純正リテーナー&タペット(リフター)流用でインナーシム化とし、
ヨシムラ製のST-2カムシャフト&強化バルブスプリング装着でござる♪


高精度なシート合わせ(各気筒の突出し量も揃え)&スペシャルなガイドへ入れ替えでござり♪
クリアランスもベストと致し、新品バルブと相まってごきげん仕様でござる♪

カム山は薄らと錆びておりますが・・・新品のようです。

信頼性高く高精度なヨシムラ製カムシャフトへ交換でござる♪

古いもののようで、マスターカムが加工カム寸法だったのでしょうなぁ。
右はヨシムラ製ST-2・・・ベース円は純正と同寸でござり(素材加工カム)優秀!

カム山が高くリフターホールのふちに激突いたして回転しませんので、
カム山の逃げを作ります。


全てのリフターホールに逃げ加工でござりました♪



全ての結果が良い♪
・・・シリンダー面研量も極わずかで済み面精度も高い♪
また、カムトンネルOリング溝への影響もゼロでござる♪


下がスリーブ厚さの増した新たなシリンダーでござる♪
つづく。