CBR600F4i・・・リフレッシュ作業でござる♪ その2
2018年 04月 15日
新車から17年経過のCBR600F4i「ロッシ号」♪
程度良好な車両を探し、ようやくゲットした中古車両ではござりましたが・・・
実際に走ると、乗り辛く&不調を感じる部分があるとのことでした。
いざ修理となり部品供給が無いと困りますので・・・
新品部品でのリフレッシュ作業を遂行しておきたいという
オーナー殿の意向でござりまして、
既に新品部品もたくさん買い揃えておられました。
・・・幸せなCBR600F4iでござります!
乗り回しているうちにまとめてポンコツとなるパターン・・・
それじゃもったいないので劣化部品の交換でロングライフを目指します♪
現状では・・・いらぬカスタム部品装着や分解整備ミスがござり・・・
それが一番の不調原因でござりますなぁ。
ガソリンタンク、エアークリーナーBOX、スロットルボディー等を外していきます。
エアークリーナーBOXの蓋を外しますと・・・
早速の「社外エアーフィルター」出現でござり~♪
流入空気量が変化しますので燃調補正しなければなりませんが、
ポン付けしただけで・・・燃調はスルーでござります。
しかも装着設計が悪くフィルター後方に隙間がござり
砂埃がスルーしてファンネンルに砂埃付着・・・
「こりゃ吸ってますなぁ~。」
まったくもって百害あって一利なしなので純正エアーフィルターに戻します♪
エアークリーナーBOX外しまして・・・
シリンダーヘッドの後方中央にサーモスタットケースがござる。
下側の太いホースは・・・サーモケースからラジエターへ冷却水を流すメインホース。
中央の細いホースは・・・サーモケース~ラジエター間でエアー溜りができる構造なので
そのエアーを素早く抜くためのバイパスホースでござる。
上側の細いホースは・・・リザーバータンクへ繋がるホースでござります。
水温上昇による膨張分をリザーバータンクへ噴き出す。
水温下降による収縮分をリザーバータンクから吸い戻す。
メインホースでござる。
上側のホースは・・・水冷式オイルクーラーからの戻り側パイプでござる。
通常はインレット1本でアウトレット1本でござるが・・・
このポンプはインレット2本でアウトレット2本でござる。
4箇所のパイプ差し込み口がござるが・・・
左手手前の太い差込口はラジエターからの戻りのインレットで、
その後方(右手手前)の細い差込口はエンジン暖機中の冷却水を対流させる為の戻りで
インレットです。
左手奥側の細い差込口は水冷式オイルクーラーへ吐出のアウトレットで、
その後方(右奥側)の太い差込口はエンジン(シリンダー)へ吐出のアウトレットです。
冷却水は・・・
下側のシリンダーに開く丸い穴から流れ込み・・・
上側のシリンダーヘッドに開く楕円の穴から出てきます。
こんなにも近い入口&出口で、しかも一つの穴・・・
横長の4気筒を均等に冷やせる設計は・・・大変でござります。
通常のサーモスタットは一つのバルブですが・・・
これは、上側と下側に二つのバルブがござります♪
・・・つづく。