CBR600F4i・・・リフレッシュ作業でござる♪ その15

森山です。
CBR600F4i
電動ファンのつづき・・・









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左から・・・フロントケース、アーマチュアコイル、リアケースでござる。












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リアケースには、ブラシと永久磁石が装着されております。
走行距離は13000km程なのでブラシの磨耗は
少ないです。













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円盤外周の削り取られた部分は・・・重量バランス調整でカットされた部分です。

円盤形状のアーマチュアコイルの後方にはコンミュテーターがござり・・・
ここへブラシが接触し電気供給され磁力発生でござる。
コンミュテーターの後方にはボールベアリング(ZZ)がござります。

コイルが円盤状ですのでモーターの前後長は超短く(薄く)できますが、
径は大径となります。
そんなフラットモーターは、ラジエターとエンジンが接近しスペースに
余裕のないオートバイに重宝ですな。
















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円盤の前方にもボールベアリング(DDU)がござります。













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ダストシール外して内部点検。
17年経過でござり・・・完全に死んではおりませんが
グリス潤滑にも陰りがござりそろそろですな。
経過年数・使用用途&環境で、潤滑グリス劣化&部品腐食等となれば・・・
ベアリング性能は維持できない。


















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板材プレス成型のケースです。
今回は、ベアリングよりも・・・
ケースのベアリング装着穴の拡大が問題でござる。
「ベアリング装着穴の嵌合が甘く」・・・やがてラジアル方向へのガタは
成長いたし過大なガタとなりベアリングが踊りながらの回転でござる。

ケースの精度&強度が今一であれば調心ベアリング使用での確実な嵌合・・・
ボールベアリング使用であれば高精度&高強度なケースでの確実な嵌合・・・ですなっ。














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スラスト方向のガタも成長っ。
フロント側ベアリングアウターレースとフロントケースの間には
ガタを見越して樹脂製ワッシャーが装着されております。
このワッシャーがもう少し厚ければ・・・














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「ケースとアーマチュアコイルの逃げ寸法も甘く」・・・
軸を前方へ引いて回転させますと強烈な
フリクションでござる!

その原因は・・・










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フロントケース外周に接触痕がござり・・・


















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アーマチュアコイルの円盤外周が・・・接触!でのフリクション増大っ!
(先ほどの樹脂ワッシャーが当たる前にこの部分が当たっていたのです。)
そして・・・円盤にある銅線(コイル)ですが、外周付近は樹脂に覆われておりますが、
接触部分を良く見ますと・・・
樹脂が剥がれて内部の銅線が露出しエナメルも剥がれた部分がござり・・・
ケースと銅線が接触回転いたし・・・漏電でござる。

ファンモーター回転テストで、軸を下方向として回転させた時・・
回転抵抗増大と漏電により触れないほど発熱いたした原因ですなぁ~。
この熱で樹脂製ファンの軸部分が溶け落ちたのでござるっ。


・・・つづく。







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by moriyamaeg | 2018-07-02 21:58 | 整備編 | Trackback | Comments(0)

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