ＺＬ９００、ＳＰチェック後の各部修理っ♪・・・その5

森山です。

ＺＬ９００のつづきでござる。

てんこ盛りの液体ガスケットから見えるもの・・・それは・・・「漏れちゃ困る」でござる。

排気ガス対策で、ヘッドカバー上方にある

リードバルブは・・・排気脈動を利用いたし、

排気ポート内が正圧時で閉じ負圧時で開くを繰り返しております。
・・・結果、負圧の連続でエアーを吸い込みます。
吸い込んだエアーは排気ポートへ供給され排ガスを再燃焼させます。

今回のZL900は全てをキャンセルでして・・・














エアー供給口は液体ガスケットで固められた栓がござり・・・
エアー供給キャンセルされておりました。

「ＳＢの栓かぁ～。」・・・ＳＢ食品のコショウの蓋？
ではなく・・・
その昔流行ったスーパーバイクグリップのバーエンドキャップですなぁ。

で、・・・リードバルブは残しておいた方がいいのですが・・・外されておりました。

気密は同じく液体ガスケット塗り塗りでござりっ。















リードバルブ無しですと・・・
隣同士の気筒が繋がりっぱなしでござり・・・良いのか？悪いのか？
・・・排気慣性効果で云々♪
そんなことよりも液体ガスケット止めですし・・・
排ガス通りますと温度も上がり・・・
プラグホールのガスケットにも良くないので・・・
穴を塞ぎますっ。

ヘッド側で塞ぐのが一番ですが・・・
エンジン搭載状態でござり作業コストがかかりますので・・・

・・・ヘッドカバー側で塞ぎます♪
（元の状態に戻しやすいのもメリット♪）

穴にタップを通し・・・

ネジ山完成♪

キャップボルトで塞ぎます♪
・・・これでエアーも排ガスも流れません。

ヘッドカバー装着いたし・・・
プラグホールのオイル漏れ修理完成でござる♪

劣化いたしたプラグキャップも交換いたし・・・

スパークプラグも交換いたし・・・
（９番から８番へ）

ヘッドカバーだけでも沢山の作業がござりましたなぁ～。

・・・つづく。