ZL900、SPチェック後の各部修理っ♪・・・その6
2018年 07月 17日
「毎日、暑いですなぁ~。」

・・・ZL900のつづきでござる。

バルタイ&バルブクリアランス調整&テンショナー交換も追加作業いたし。

分解点検いたしますと・・・
「わぁ~!」


・・・「そりゃ、漏れますわ。」

まさかのOリング未装着でござり~♪
新たなOリングを装着いたします。


絶好調3000Km走行との事でしたが・・・
左足はオイルまみれだったでしょうなぁ~。

エンジン後方にある鉄管・・・
パイプ差し込み口の腐食が酷いので外します。


鉄管外しましたら・・・案の定、
液体ガスケット盛り盛り攻撃でござりました♪
鉄管は錆びており・・・
新品部品に交換したいが生産終了ですし、製作いたすコストは
かけられずですので、今回は錆除去作業いたしての再使用でござるっ。

水温警告灯スイッチ(120℃)と・・・

どちらも生産終了でござる。


何と・・・サーモスタットが無い!(得意の未装着っ。)
サーモスタットを抜いたのはずいぶん昔でしょうなぁ~。
気温の低い冬場、雨天時、高速走行時等の事を考えますと・・・
オーバークールとなりエンジンにダメージを与えます。サーモスタットは、
冷えすぎないように最低温度をキープする重要部品なので外さないでくだされ。

冷却容量がギリのバイク・・・
夏場の信号待ちや渋滞路では
外気温が高く走行風がほぼ無い状況ですので水温は高め・・・
規定値を超えないようにする為に電動ファンがござる。
水温が上昇しますと規定値で電動ファンが作動し・・・
水温を規定値まで下降させファンは止まります。(この作動を繰り返します。)
下降せず規定値を超えますと冷却水が噴き出しオーバーヒートとなる。
よほどの使用用途でないかぎり・・・
各構成部品が正常に機能いたしていればオーバーヒートはまず無いのです。
整備不良の場合は論外ですが。。。
「空冷エンジン同様・・・一番の薬は走行風をあてる事ですなっ♪」
・・・つづく