ZL900、SPチェック後の各部修理っ♪・・・その20
2018年 09月 17日
だいぶ涼しくなってきましたなぁ~♪
ZL900のつづき・・・
(ジェネレーターチェーン系部品もガタガタなので同時にメンテナンスっ。)
本来、抜群の柔軟性なのですが経年劣化で超カチカチ!
「過去最高の硬化でござる。」
押さえ部の突起を曲げた瞬間「ポロリ」でござりました。
「曲げ試験っ♪」・・・曲がる前にパックリ割れました。
テンショナーロック機構が甘く・・・
スターターモーターの駆動力に弾かれたテンショナー側チェーンガイド先端が
クラッチオペレーティングプレートを攻撃いたし傷付くのですが、
傷付きは事の始まりでもござり・・・やがて
悪い条件が揃いますとチェーンの破断発生でござります。
(破断いたしますと破断破片の回収等々面倒な事になります。)
(クラッチを引いてのレーシングはやめたほうが良いです!)
レリーズベアリングにも寿命がござり、操作とオイル管理で大きく変化いたします。
質の悪いオイルや交換サイクルの遅いオイル&クラッチを切った状態での
空ぶかしはおすすめできません。・・・
油膜切れでの早期摩耗や焼き付きの原因となります。
レリーズベアリングの程度が悪くなると・・・
クラッチプッシュロッドにも大きな回転トルクが伝わるようになり
プッシュロッドまでも早期摩耗となります。
信号待ち等では、なるべくニュートラルといたしクラッチレバーを放し
レリーズベアリングの負担軽減でござるなっ。
・・・つづく。