GPZ900R(A12)S殿号エンジンオーバーホール♪・・・その2
2018年 12月 13日
S殿号エンジンオーバーホール・・・その2
部品供給のリミットとS殿のバイク人生を考慮いたした結果・・・
最終決断は、ロングライフ仕様でのフルオーバーホールに決定!
「今後も快調で末永く乗り続けたい」S殿の希望を叶えます♪
経過年数は約20年、走行距離は約50000km(多分)のエンジン・・・
現状、大きな問題は無く(多分)快調ですが・・・
今後20年・・・快調なエンジンを目指しますと今のうちでござる。
・・・カム&ロッカーは新品部品供給がござるのでOK♪
1番&2番は、少々オイル上がり発生・・・
3番&4番はOK。
(図は4番ピストン)
長期放置期間で発生いたした錆痕が広範囲にござり残念・・・
大きな凹もござりますのでオイルも上がりますっ。
ボーリング加工で直りますが・・・
肝心な純正オーバーサイズピストンは生産中止でござる。
K972ピストンにてボアアップ♪
その後の点検測定の結果、コンロッドAssyは元気でござり♪
「コンロッドは生産中止なので助かりましたなぁ~。」
(クラッチハウジングは生産終了部品でござりアウトだと辛い・・・)
余命が少ないのなら迷わず交換いたします。
オイルパン外し・・・内部点検・・・
S殿のオイル管理は良好で綺麗なものでした♪
アウトプット側の1速&2速ギアのガタツキがかなり大きく
なっております。
(現在、殆どのミッション部品は既に生産中止でござります。)
(シフトドラムも生産中止ですっ。)
(この調子じゃ、バルブ&バルブガイドもそろそろ生産中止なのでしょうかぁ~。)
大掃除致し点検測定。
エンジン構成部品の全てを点検測定いたしまして
使える部品と使えない部品に仕分けていきます。
・・・つづく。